あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

菅のうそつき

2011年01月25日 21時43分43秒 | 政治(菅政権)
 俺は前から「菅と岡田は、まだ民主党政権ではマシな部類」と言っていたが、菅がマシな部類である理由が、「聞く耳は持っている事」だとも言っていた。
 まさか、その「聞く耳」がアダになるとはなぁ。当時はそんな事、考えもせんかったな。普通にある程度評価され、政権が安定して、日本切り売り法案をちまちま数年かけて通していく、じわじわ真綿で首を絞められて緩慢に死に至る未来を予想していたが、やはり最初の鳩山で大コケしたのが痛かった。菅は「平時の宰相」だよ。乱世を乗り切る才能は持ち合わせていなかったという事だ。
 最初が菅か岡田なら、まだ民主党は評価されたかもしれんが、乱世で力を有する小澤と、その腰巾着だった鳩山以外、自民党を追い詰めるに至らないわけで、結局こうなる運命だったのだろう。

 そんなわけで。現内閣をみんな「財務省の傀儡」と呼ぶんだが、これはひとえに「菅の聞く耳」が招いた悲劇と取れるだろう。

 現状の菅や与謝野氏の経済政策が、どのくらい問題があると俺が思っているのかを端的に表す、「恐慌経済のフローチャート(木下栄蔵氏提供)」というものがある。



 現在の日本の状況で、このフローが間違っていると主張できるもんならやってみろと言いたい。
 でも、今朝の新聞の社説は、概ねこのフローの通り、財政の悪化で政権を叩き続けている。そしてこのフローの示す通りに、マクロ経済崩壊へと突き進んでいるのであった。で、その間違った方向性を、マスコミは評価しているのである。如何にマスコミが有害か、これだけでもよくわかる。
 恐慌経済時の舵取りは常に非難に晒される。それに耐えうる忍耐力とリーダーシップが必要なのだが。所詮そんな器ではないのだろう。つーか民主党にその人材はおらん。いるとしたら小澤ぐらいだが、奴は犯ざ…おっと。

 さて。
 そんなわけで地獄道を逝くどこぞの政権与党(アレは日本の政党と認識しておらず)は、順調に日本を崩壊に導いているのだが、昨日、その日本崩壊に手を貸せと、野党に協力を求めている。

 まずは優しい読売新聞の記事から。

【読売】国会召集、首相「野党もきちっと対案を」
 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110124-OYT1T00534.htm

 菅首相(党代表)は「野党には議論から逃げようという姿勢もみられる。きちっと対案を出し、議論を戦わせてほしい。取り入れるものは取り入れる」


 そして、次に空気が読めなかった日テレの記事。

【日テレ】通常国会きょう召集「野党も対案を」菅首相
 http://www.news24.jp/articles/2011/01/24/04174705.html

 「野党も対案を出して議論する建設的な国会にしたい」
 「野党も、私たちが野党であった時のように、対案を出して私たちと議論を戦わせ、その中で取り入れるべきものがあれば、大いに取り入れていく。まさに建設的な国会にしていかなければならない」


 なんつーかなぁ。思わずすげー怖い顔をしてしまったよ俺は。「はぁ?」って顔。

 

 自分達が野党だった時、「私たち民主党は、対案を出して正々堂々と戦ったのに、今のお前らはなんだ」と言っているわけだが、どの口がそんな大嘘を言うのか。

 とりあえず、民主党がやったアホな審議拒否一覧のコピペを思い出した。
 麻生時代だけでこれだけ存在する。

・民意を問わずに首相が替わることは許されない。解散しないから審議拒否
・定額給付金を撤回しないから審議拒否
・麻生が補正予算案を臨時国会に出してこないから審議拒否
■中川昭一酩酊会見
  中川が謝罪するまで審議拒否 → 中川謝罪 → 中川が辞任しないから審議拒否
 → 中川「来年度予算が成立したら辞任する」 → 今すぐに辞任しないから審議拒否
 → 中川昭一辞任 → 中川の辞任について首相が謝罪するまで審議拒否
 → 麻生謝罪 → 麻生内閣が予算案を撤回するまで審議拒否 → 予算案撤回
 → 民主「このとおり麻生内閣は無責任だ。政権担当能力はない。だから審議拒否」
 → 民主「麻生が衆院を解散しない」事を理由として麻生太郎問責決議可決


 君が代を歌う事を拒否した事がないとか、政権とったら沖縄の米海兵隊は全員出ていってもらうとか、二世議員を完全否定しておきながら、優秀な人材を探したらたまたま自分の息子だったとか、諫早湾の干拓事業を推し進めた奴を非難しながら、実は自分が大臣時代に了承しているだとか、民主党が政権とったら即日本株が3倍に跳ね上がるとか、この嘘つきは嘘つきでできているとしか思えない。

 この大嘘つきがっ。せめて公的発言ぐらい矛盾なく語りやがれ。過去の自分が間違っていたのであれば、嘘なんぞつかず、潔く謝罪してから前へ進め。

 今、お前が吐いているのは正論と言えるかもしれんが、ならば過去のテメェが言っていた矛盾点を反省し、最低限謝罪しやがれ。この超絶卑怯者。


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