安倍訪米、演説雑感

　さて。今日のネタは、やっぱりこれを取り上げないとウチではないだろう。
　という事で、米議会での安部総理演説ネタである。

　演説の内容的には及第点と言ったところだろう。正直これぐらいやってもらわねば困るってレベルである。そこしかいいところがない安倍なんだから。
　まあ複雑な心境ではあるけどなぁ。謝罪する日本、寛大さをみせつけて許すアメリカみたいな感じで。「まあ仕方あるまい…」である。

　面白かったのは、やはり悲喜こもごもの、周辺の反応である。

　これに関しては、「面白い短文にまとめさせたら右に出るものはいないのでは？」と思われる、BOBさんとこのエントリを紹介しようと思う。
　凄いよね。俺にこんな文才はないわ。

【BOB】「韓国への侵略や植民地支配、謝罪の文言すらない」朝日新聞や韓国メディアが落胆した 2015年 安倍首相米議会演説 全文
http://birthofblues.livedoor.biz/archives/51587896.html

「米国民やアジアの国民へ謝罪したが、（韓国への）侵略、（韓国への）お詫びという言葉がない！」（朝日新聞）、「慰安婦問題に言及しない」「侵略という言葉も植民地支配という表現もない」（韓国紙）、「人権をお前が語るか。キャロルキングなんかもちだすなボケが」（しばき隊）、「ひどい棒読みだな。単語を読み上げているだけ。日本の高校生よりひどい。日本国の国会議員としてこの上なく米国議会に恥ずかしいし、この上なく申し訳ない。」（民主党）など、日韓の良心的地球市民より袋叩き状態のアベシンゾー。韓国より孤立している最悪の状況を自覚していますか？アベシンゾーは韓国に対する愛はないのですか？

　上の通り日本の左翼系メディアは安部総理をケチョンケチョンにしてて。「安倍の演説は失敗だと思っているのは我々だけではない！」とか言って、ニューヨーク・タイムズとかワシントン・ポストとかでアメリカの議員が批判しているとか、議場には元慰安婦の李容洙が招待されているとか、サンフランシスコでは安倍への抗議のデモが発生しているとかが紹介されているわけだけど。

　それがもう、全部あの有名なマイク・ホンダの仕業なのである。言い換えれば、中韓のロビーでマトモに機能しているのがあのエセ日系人のボケしかいないのだ。まあ俺が他の人の仕事っぷりを知らんだけかもしれんが。



　で、日本メディアってやつぁホンダにコメントを取りに行って、でもって韓国や中国が日本の記事を使ってソースロンダリングし、んでもってホンダのコメントをアメリカの総意に仕立て上げるのである。

　ＮＨＫも安倍の演説の同時通訳で反日的な誤訳をしでかして謝罪に追い込まれたりと、

ＮＨＫが同時通訳で誤訳　オバマ大統領の発言で
http://www.sankei.com/politics/news/150429/plt1504290006-n1.html

　何故か日本の左派系メディアが必死になって今回の安部総理訪米の成果を、中韓と一緒になって否定しようとする姿が伺える。

　マイク・ホンダの発言を、アメリカの議員の総意に仕立て上げるとか、こないだウクライナに訪問して最悪な発表をしでかした鳩山の発言を日本の議員の総意にするようなもので、俺はそういう意味ではアメリカの議員が気の毒でならない。やめろよ日本のメディア。やってる事が下劣にも程があるだろうよ。ガチでホンダ以下よ？

　まあ個人的には、アメリカの議員達にはマイク・ホンダの行き過ぎを諌めて欲しいところだが…。日本でも、あれだけはしゃぎまくっている有田芳生が止められないのだから、致し方ないのかも…しれないけどね。マイク・ホンダって一応与党議員だしなぁ。まあ少なくとも日本のメディアはホンダにコメントをとるのは控えるべきだと思う。

　実際には、安部総理の訪米は、彼の地で相当高い評価を受けている。

　

　バイデン副大統領の台詞は若干癪に障るものの、この反応は上々。

【時事】安倍首相演説に評価の声＝「謝罪なし」に批判も－米政府・議会
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2015043000127

　ちなみに。「謝罪なしに批判も」ってのは、勿論ホンダの事である。あと1人、この記事ではジュディー・チューの名前も出ているが、名前の通り中韓系だ。

バイデン副大統領「中韓両国との関係で微妙なテーマだが、首相は日本の側に責任があることを明確にしたと思う」
ベイナー下院議長（共和）「第２次大戦中に戦死した英雄に言及したことに、本当に感謝している」
スティーブ・コーエン下院議員（民主）「傑出した演説。第２次大戦がもたらした死と悲しみを認めたこと、女性（の活躍）に言及したことは適切だった」

　要するに、アメリカは安倍の演説について「これで問題なし」とお墨付きを与えたのだ。
　安倍は確かに中韓への「謝罪」について言及はしていない。それどころか、戦後中韓を資金面等で支援し、経済発展を助けたとすら言及しているのである。
　中韓が、常々日本の支援をなかったかの如く振舞っているのに、こんな演説を、アメリカはスタンディングオベーションで拍手喝采したのだ。

　今回の安倍の演説は、戦争を起こした反省も確かに含まれているが、それが主題ではない。「戦争は問題があったかもしれんが、戦後、日本はみなさんの良い友人だっただろう？」がキーワードなのである。
　そして、それをアメリカ人が認めた形になっているのだ。

　これまで、特に米民主党にとって日本はやっかいな、封印しておかねばならないバケモノだった。それ故、アメリカは相当韓国の肩を持っていた。
　その梯子が外されつつある。これは、明確に「戦後レジームの変換」の一節になった。

　今回、支援者の希望という事で、マイク・ホンダは八面六臂の大活躍だった。実際ある程度、「アメリカは日本の態度を許さない人もいるんだ」という認識は、アメリカ国外にも伝えられていると思う。

　が、その力が徐々に衰退している事が明確になった日でもあったと言えよう。実際安倍は奴をガン無視してたが、それについてなんの批判も浴びてないもんな。


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