あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

徐々に虐げられている人々から脱却しつつある「ネトウヨ」

2014年11月07日 23時32分30秒 | 国内の事件
 表題を強く感じざるをえない記事を発見した。

【THE.PAGE】政治に逆流する排外主義 橋下市長・在特会会長の会談から見えたもの 徳島大学准教授・樋口直人
http://thepage.jp/detail/20141107-00000006-wordleaf?page=2&utm_expid=72375470-20.R0Pqy_MbRfeXQAc6SF7PFQ.0&utm_referrer=http%3A%2F%2Fthepage.jp%2Fdetail%2F20141107-00000006-wordleaf%3Fpattern%3D1

 どうやらこの筆者、わりと本気で在特会を調査した人らしい。
 こう言っては失礼だが、「准教授」にはろくな人がいないように思う。よってどこまでこの記事が本当なのかは知らないけれど。この人はこの記事の中、こんな事を述べている。

家に引きこもってネットにかじりつき、中国、韓国を攻撃することで、不遇をかこつ自らの境遇に対する不満を爆発させるネット右翼。昨年の流行語大賞トップテンにも入った「ヘイトスピーチ」をまき散らすのも、そうした「異常な人たち」の行動にしかみえない――筆者も当初そう思っていたが、実際に調査して各国の研究結果と付き合わせていくと、「下層の鬱憤晴らし」という見方は間違いであると結論づけざるをえなかった。

 この人曰く、ネトウヨは、例のあの画像のような連中ではないそうだよ。


▲例の画像。

排外主義運動の担い手は、年齢・職業・学歴的にさまざまで、活動家層ではむしろ大卒のホワイトカラーや自営業者が多い。社会的属性でいえば、男性比率が高いこと、独身者が多いのが目立つ程度である。将来への不安や生活への不満を軸に結集したとも言い難い。

 でもって、多種多様な普通の人であるという結論なんだそうだよ。
 「男性比率が高く、独身者が多い」って一言が、微妙に「モテない童貞」路線を多少引きずっているような感じがするけどな。


▲モテない独身男性的、レッテル像

 この結論だけでも、ちゃんとしたどこぞの学者さんが出したって事にわりと意義はあると思うのだけど。特筆すべきはこの筆者の人となりである。

 この筆者、コラム後半でこんな事を述べている。

在特会は、特別永住資格、朝鮮学校補助金交付、生活保護優遇、通名制度を「在日特権」とするが、これは意図的に各種制度の理解をねじ曲げた虚構にすぎない。

 なんの根拠もなく、まずは在特会の主張を否定し。

特別永住は植民地時代に日本国民だった者に適用される在留資格で、歴史的経緯から他の外国人とは異なる法律が適用されているにすぎない(注2)。

 その根拠と思しき解説部分の脚注を確認すると。

(注2)金明秀「特別永住資格は『在日特権』か」『シノドス』2014年10月22日
http://synodos.jp/politics/11245

 こんな記事に当たるのだけど。この脚注の記事には、こんな記述がある。

その一方で、近年になって安田浩一『ネットと愛国』(講談社、2012年)、野間易通『「在日特権」の虚構』(河出書房、2013年)など地道にこれらデマの非現実性を指摘する試みが奏功し、ようやく「在日特権」デマの勢力拡大に歯止めがかかるようになってきたようにも思われる。



▲安田浩一「大切な友人」と。一緒にいる「大切な友人」の凛七星。先日、生活保護不正受給で逮捕。執行猶予4年、懲役2年確定


▲野間易通。しばき隊創設者

 ああ。要するにしばき隊界隈の人なのである。
 つまり、上記の樋口准教授もしばき隊の論調の支持者。丁寧に追っかけていけば、主張のほぼ全てがなんかおかしい連中の支持者なのである。本気でそれでも学者か?と思う。
 めんどくさいのでしばき隊界隈の連中の主張が如何に矛盾しているかとか、解説はしないが、今回はそれが主題ではないので、ちょっと勘弁して欲しい。

 俺が言いたいのは。しばき隊支持者の准教授みたいな、デマ発信者側を公言するような人ですら、「ネトウヨは従来の想像図のような人々ではない」と断言せざるを得ない事実である。


 なんかね。ようやく俺らが人間であるって、認めてもらえる日がきたのかと。
 「普通の人」とわかってもらえて何よりだなぁ。なんて思うのである。

 たとえそれが、しばき隊界隈の人だろうとね。いや、しばき隊界隈の人だからこそかな?

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