あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

都知事選・各紙分析がではじめる

2014年01月25日 00時09分44秒 | 政治(安倍政権)
 昔、「新聞で真実はテレビ欄と日付だけ」って言葉があったけど、最近の新聞には、もう1つ真実が眠っているように思う。

 それは、選挙情勢だ。

 無論、バンドワゴン効果を狙った報道もあって、ある程度の誘導は存在しているものの、あれはそう外れていない。
 そんなわけで、先日ZAKZAKの記事で、

「舛添氏40%、細川氏16%、宇都宮氏15%、田母神氏6%」

 というのが出たのだけど、変態新聞も世論調査して数字を取ってきている。
 これが、これから分析するが、意外と正確で、すっごく考えて読んだら、ZAKZAKの記事とちゃんと一致する。

【変態】知事選:舛添氏先行 追う細川、宇都宮氏 毎日新聞調査
http://mainichi.jp/select/news/20140125k0000m010082000c.html

 ただ、おそらくはわざと、さまざまな母数でもって表現しているので、多分みんなが一番知りたいであろう、総数での舛添、細川、宇都宮の順位が見えない…。

 ちなみに、本日の朝刊で言えば、何故か産経新聞はドクター中松イチオシだった。なぜだろう…。意味がわからない。
 ま、産経新聞はいいや。あそこは選挙分析がちと弱い。なので、ちょっと変態の記事を分析してみよう。

元厚生労働相の舛添要一氏(65)が先行し、元首相の細川護熙(もりひろ)氏(76)、前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(67)が追う展開。元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)も支持拡大を図っている。ただ4割以上が投票先を決めておらず、今後情勢が変わる可能性がある。

 と、言うわけで、変態曰く、現在候補者は全調査の数字のうち、6割を分けあっていることが判る。

舛添氏は高い知名度で幅広い年代から支持を集めており、特に50代以上で強さを見せている。支援する自民、公明の支持層で人気が高く、維新支持層にも浸透している。

 ここで、舛添氏の支持層の話。

細川氏は23区の下町地域で支持が広がっており、投票しようと考えている有権者の支持政党は民主、みんな、結いの党など幅広い。

 ここで、細川氏の支持層の話。
 一見、互角に見える書き方だが。例えばここで、東京都の政党別支持層の比率とかを考えてみる。そうだなぁ。昨年夏の、直近の国政選挙だった参院選の比例代表の党別比率とか、出してみよう。

http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/h25sangisokuho/index.html

 ざっと計算すると、自民党32%、公明党14%、維新11%である。ここが舛添氏の支持層。まあ維新は「一部」とか書いとるし、仮に半分の6%としようか。計52%。

 で、変態曰く「幅広い」とされる細川氏の支持層だが、民主(現在民主とゆいの党に分裂)10%、みんな13%と考えて、23%である。

 ここで、自民党支持層から、大まけにまけて、10%ほどの支持が、田母神氏へ流れていると考えようか。
 あ。忘れるとこだった、宇都宮氏ね。

宇都宮氏は20代の支持が比較的高く、共産支持層を固めている。

 共産党は14%。

 すると。舛添:細川:宇都宮:田母神=42:23:14:10となる。これで全体の90%程度なので、他の支持層、幸福実現党とか緑の党は誤差である事がわかる。
 なんというか、舛添氏圧倒的すぎるやろ。

 次に、争点別の分析。

最大の争点については「少子高齢化や福祉」を挙げた有権者が全体の26.8%でトップ、「景気と雇用」が23.0%と続き、主要候補の主張が対立している「原発・エネルギー問題」は3番目の18.5%だった。猪瀬直樹前知事(67)が辞職する原因になった「政治とカネ」を挙げた人は2.5%にとどまった。

 と、言うことで、政治とカネについては、問題視されていない事が語られている。
 変態はよほど細川を援護射撃したいんだなぁ。

少子高齢化や福祉が争点とする有権者の4割以上は舛添氏に投票すると回答。約2割の宇都宮氏、約1割の細川氏と大きな差が付いた。景気と雇用を選んだ層も舛添氏の人気が高い。

 えっと。少子高齢化と福祉が確か26.8%だよね。うち4割(舛)は11%。2割(宇)は5%、1割(細)は3%である。
 景気と雇用も同じ割合としようかな。変態さんよー。こーゆーの端折っちゃダメだよ。えっと、景気と雇用は23%なので、うち4割(舛)は9%。2割(宇)は5%、1割(細)は2%である。
 ここまでの合計が、舛添氏20%、宇都宮10%、細川5%。

最大の争点に原発を挙げた人は5割近くが細川氏に投票するとし、1割台の舛添氏、宇都宮氏を引き離した。

 原発は18.5%なので、5割(細)が9%、1割(舛・宇)が2%。

 計、舛添22%、細川14%、宇都宮12%である。防災については田母神氏と舛添氏の独壇場だろうが、変態は数値すらだしていない。その「変態の土俵」ですら、舛添VS細川ではほぼ政策面でもダブルスコアなのだ。

 もう情勢は固まっただろ。
 都知事は舛添氏だ。後は、この数字をどこまで田母神氏が覆すか、また、細川がどこまでの惨敗を喫するのかが、見どころ。

 ある程度正確な数字で語られているものの…。
 相変わらずの印象操作、変態新聞なのであった。

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