JN1KWRのブログ

モービルホイップでサテライト移動を楽しんでいます。

AO-7初運用は撃沈

2017-11-21 11:08:11 | サテライト
11月20日

 サテライト初心者の私はこれまでAO-7の運用経験がありませんでした。日本ではバンドプランの縛りでBモード(432MHz/145MHz)が使えず、数年に1度巡ってくるAモード(145MHz/29MHz)を待つしかないそうです。技術的なことはよく分かりませんが、今回は10月15日から11月21日までの間が全日照という状態になり、1日ごとにAモードとBモードが切り替わるらしいです。
 仕事の最繁忙期に加え、四国巡業もありばたばたしていましたが、最終日にようやく運用のチャンスが巡ってきました。仕事は午前中で終わり、昼食後和光市の農園へ。29MHzの受信がカギとのことだったのでフルサイズ逆Vを張ってみることにしました。打上角を高くするため給電点は低くした方が良いそうです。しかしこのバンドで逆Vを使ったことがなく、あり合わせのワイヤーで調整に手間取っているうちにAOSが迫ってしまい、結局いつものモービルホイップを使うことになってしまいました。
 さて12:51になりました。名誉横綱から教えていただいた周波数で送信固定でループテスト開始。29MHzでダウンリンクを探りますが、なかなかループが見つかりません。そのうち他局の気配があったので、10kHzほど動いてループテストを続けました。一向に打ち上がらず、元の周波数に戻ると一瞬EMHさんのコールが聞こえました。さらにワッチするとPXHさんのCQが数十秒間にわたって良好に入感。しかし自分のループは依然として通りません。10MHz上で再度ループテスト。微かに気配らしきものが感じられたので、ダメ元でCQを出しましたが、残念ながら撃沈でした。モービルホイップでも思いの外よく聞こえていたので、QRPにモービルホイップではアップリンクが弱くて打ち上がらなかったのかもしれません。まあ、一瞬でも他局の信号が衛星経由で聞こえただけでも大きな感動でした。
 14:42にもうワンチャンスあります。逆Vをばっちり調整してリベンジしようか迷いましたが、自宅から出た方が可能性があるのではと考えました。29MHzはベランダの釣竿ですが、モービルホイップよりは期待できます。アップリンクもGPですし、ループが通るまでパワーを上げることができます。勝算ありと期待が高まりました。しかしいつまで経ってもループは通りません。ダイヤルを回してみても他局の気配もなし。結局短点を打ち続けながら虚しく時間は過ぎ、AO-7デビューは果たせずに終わりました。
 打ち上げられてから40年以上経過しているゾンビ衛星ですが、次のチャンスが巡ってくるまでどうにか生き長らえてほしいです。
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2 コメント

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残念でした (JH1JBP)
2017-11-21 14:18:05
 KWRさんとのAO-7で初QSO目指して準備をしたのですが。
こちらも他局は聞こえてこず、禁断?のCQ。
EMHさん、RTJさんと辛うじて出来ました。
29MHzは20数年前に使っていたロータリーダイポールでしたが
逆Vの方が耳が良いかもしれません。
 この先、もしチャンスが巡ってきたらAO-7でお合いしましょう。
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Re: 残念でした (JN1KWR)
2017-11-21 20:39:59
JBPさん

吉川市の土手なら直接波で145MHzも29MHzもQRPにモビホで十分な距離なのに、宇宙経由では簡単に繋がりません。
気長に数年後の次のチャンスを待ちたいと思いますが、衛星も我々アマチュア無線家も長生きしなければなりませんね。hi
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