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PLL2001+AVR ATTINY2313 50MHz AM トランシーバの製作 その1

2009-09-04 | PLL
PLL2001の制御方法がわかったので、50MHzAMトランシーバーを作ろうと思います。

先ずはPLL2001で直接50MHzが扱えるか実験してみました。
50MHzともなるとブレッドボードというわけにはいきませんので、穴あき基板にレイアウトしてみました。

表示は3桁の7セグLEDで、ロータリーエンコーダーでUP/DOWNが出来るようにします。
送受信の切替端子を設けて、受信時は455kHzシフトさせます。

回路図です。
PLL2001のクロックは10MHzにしてみました。
ループフィルタは少し応答性能が良いと言われている回路に変更しました。
VCOはコイルを交換しただけです。


PLL基板です。


50625KHzでロックしました。
受信機で確認しているところです。


表示部分です。


ロック範囲ですが、VCOの調整次第です。
とりあえず下限を50.5MHzに設定してみました。
上限は確認していませんが、51MHz以上です。
プログラムは3桁しか想定していないので、51MHzを超えると表示がおかしくなりました。⇒バグです。
周波数ステップはAMなので、5kHzとしました。

送受信切替機能は実装していませんが、送信部としては、適当に増幅して変更をかければ出来上がりです。
元の信号ができてしまえば、あとは水晶式のAM送信機と変わりませんね。
受信は定番のLA1600あたりですが、入手が大変です。
455kHzシフトにこだわる必要もないので、VCOの可変範囲を広げて中波ラジオを親受信機にしてもいいですね。
PLLだけあって、周波数の安定度は十分です。