JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

PLL2001+AVR ATTINY2313 50MHz AM トランシーバの製作 その3

2009-09-22 | PLL
送信部をどうするか未定ですが、とりあえず受信部を作ってみました。

送信側はダイレクトにPLLで50MHz帯を発振させることができたので、受信側は送信周波数より、455kHz低い周波数をローカルとして一気に455kHzへ周波数変換する方式としました。

いきなり455kHzへ変換する方式は、FCZのスポット受信機などの例がありますので、局発をPLLにしてみます。

周波数変換とIF増幅、検波、AGCはおきまりのLA1600にしました。
LA1600にはRF増幅回路がありますが、50MHzなので、外付けのRF増幅回路にしました。

回路はFCZのスポット受信機を参考にしました。
レイアウトです。
27x36穴の基板に受信部、PLL部、送信部を収める予定ですが、VCOと変調トランスは外付けにする予定です。

VCOはコルピッツ発振回路の2つのCをバリキャップに置き換えた回路に変更して、可変範囲を広く取れるようにしてみました。
VCOの出力側に共振回路を追加する予定です。

受信部の基板です。
AFアンプはまだ実装していません。
IFのフィルターはジャンク箱にあった55Dと表示があるものです。
455kHzなのは確認しましたが、選択度など詳細は不明です。


PLLと以前作ったAFアンプを繋いでテストしているところです。
PLLの制御プログラムは少し変更して、受信時は表示周波数より、455kHz下の周波数になるようにしました。
あと、バンド幅はバンドプランに従い50100~50995kHzまでに制限しました。

至近距離で送信電波をモニターしてみましたが、周波数が離れたところでも受信できました。
50MHzのAMの電波は滅多に出ていないのでこのあたりの調整は大変ですね。
FCZの10mW送信機に以前作ったCWビーコンでもつないで信号源にしてみようと思います。