年月に関守なし…… 

古稀を過ぎると年月の流れが速まり、人生の終焉にむかう。

春三景

2009-04-15 | フォトエッセイ&短歌
 4月14日、川崎市の人口が140万人を突破した事が報道された。全国17ある政令指定都市の8番目だが、人口増加率はトップ。市制移行した1924(大正13)年には5万人、戦後の高度経済成長期に急増し、今また相次ぐ大規模開発が続き、増加の一途を辿っている。公害の街のイメージは変わりつつある。

<開発地域の丘一つ越えると、まだこんな里山の風景が残っている>

 春型アゲハ。秋に蛹になったアゲハのサナギは寒い冬を越して春に羽化する。
 蝶は完全変態(かんぜんへんたい)をする昆虫の仲間だ。完全変態とは、一生を卵、幼虫、蛹、成虫と成長とともに体の仕組みや形を変えていく事だ。蝶は見事な変態を遂げるので昆虫の王様である。花の蜜は代表的な蝶の食べ物で、蜜の出る花に蝶は集まって来る。

<ストロー状に細長く伸びた口吻によって花の蜜や樹液、果汁など水分を吸う>

 政令指定都市には様々な地方自治が定められている。その一つに政令の定めで処理することができる事務がずら~と並んでいる。『行旅病人及び行旅死亡人の取扱に関する事務』『結核の予防に関する事務』など時代がかった仕事だと思っていたが、派遣切りによる行き倒れや結核再来などリアルな課題となって来ている。
 緑地保存や地域の環境保護、福祉の仕事は政令の定めで実現出来る。

<「爛漫の桜や空に飛行雲」句会の作品が短冊に揺らいでいる。秀作かな?>