《時は平安時代前期。帝の孫以降の子孫は400人に及び、京は無位無官の「王」であふれていた。桓武帝の曾孫である23歳の高望王が太政官に窮乏を訴えると、摂政右大臣が「弓で戦う衛府の武官に大刀で勝てば位官を与える」と約束する。勝負の日、修練を積んだ高望王は並み居る武官を次々に倒すが、大刀ではじいた矢が見物していた今上帝を傷つけてしまう。謀反の罪に問われた高望王は臣籍に降ろされ、平高望となって上総国に流される。長い労役のあと、朝廷奸計を知った高望は…。》
史実上は重要な位置付けの人物のようですが、物語上は出来過ぎ感のある話で・・、「ベンハー」が思い起こされる所もあり、面白く読みました。
(22/05/05画像借りました。)
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