経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

考える人

2011年05月04日 | Weblog
ふと考えたことだが、
人は「ものを考える」といったとき、
どういう姿勢をとっているのだろうか。

ロダンの「考える人」のように、顎に手を当て
額にしわを寄せて。なんだろうか。

私はあれは「嘘」に思える。
人は、困ったとき「頭を抱える」といった言い方をするが、
どうだろう。

私の体験、記憶でいうなら、
自分がひとりで悩んでいるとき、顎に手や、
頭を抱えた経験も記憶は全くないのだが。

事実、ここのところ、多忙でたくさんの処理を
同時処理しなければならない。追いつかない、
といった状況の日が続いている。

列車ではメールしたり、書類を読んだりするが、
車もときはそうもできない。
では、問題を考えているかというと、
まったくそうではない。
要は、ぼーっとしているのである。

事務所ではどうか。
確かにばたばたはしているが、
やらなくてもいい部屋のレイアウトをいじったり、
急がなくていいホームページの工事をしたり、した。
あまりたまっていないのにスクラップもした。
眠たいのに夜更かししビデオもみる。

これは私の場合だけかもしれないが、
あるいは私の癖であろうか。

考えるときは、決まっていろんなことを、
並行してやることで体を動かしているのだ。

ふと、そう考えた、というかそのことに気づいた。
人は人に見せるポーズと、自分だけの時のポーズは
違うのではなかろうか。

だから映画や舞台の俳優さんたちみたいな言葉や動作、
たとえば大きく首や手を動かし、
顔の筋肉を振るわせて言動をする。
たとえば「考え込んでいる」という姿を、頭を抱え込む、
小走りで部屋をせわしく動き回る。

これらは見せるポーズであり、
まず私たちの日常生活では、
普段見られないものではないか。

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