経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

兆し

2008年11月10日 | Weblog
私の仕事、経営指導に関して、何かが変わる。

いやその前に、これまでの大部分が崩壊する。
そんな期待で、頭がいっぱいになり、
1日経た今もまた思考停止の状態である。



そのことを書いておこうと思って、
朝、キーボードを叩き始めた。
だが、頭は思考停止のまま。

しかたなく、思考を切り、指の動きに任せ、
別のことから、キーを叩きはじめた。

昨日は、第二回授産施設の訪問だった。
今回のエリアは、隣の阿久根市と出水市、北薩地区だ。
隣の市で、近いということもあり、久々に車で出かけた。

これまた久々の国道3号線。
しばらくぶりだから、その変貌がくっきり見て取れる。

変化は、まず明暗で図る。
つまり良い方と悪い方、どちらにと直感的に判断する。

むろんその見る人の立場、関心で、観る対象が異なるわけだが、
私は、仕事柄、まずは無意識に経済・経営の尺度からみてしまう。

その後、意識して、立場、観点、尺度の俯瞰度を上に持ち上げて
(高度を上げて)みることにしている。

まず、前者。一見で言えば衰退。
以前あったお店、施設などが消えたり、枯れたりしている。
消えたあとに何か新しいものが出来ている、
といった変化であれば、これは新陳代謝。

だから明。

だが当市から阿久根市へ向かう国道3号沿線は、
消えたり枯れたまま。新芽など全くない。
明らかに暗。

とりわけ国道沿いの阿久根市中心商店街は衰退ぶりは、ひどい。
空き店舗と空地の狭間に辛うじて営業しているお店が、
ポツネンと、といった感じである。

快晴、目が覚めるような秋空の下を、
左手に東シナ海を望みながらのドライブである。

朝は、心弾むまして家を出たのだが、
阿久根市に入る沿道。左は変わらぬ美しい東シナ海。
右手は、セータカアワフキソウと、枯れすすき。

それを通り過ぎて、街の中心部に入る。

商店街の以前にも増しての衰退ぶりに、誇張なしに驚く、
弾んでいた気持ちは、ここで完全に沈む。

大型店のせい?
そう。阿久根市郊外には、
全国チェーンの大型店も恐れを成して出店しない、
地元資本のメガスーパーAZ「マキオ」がある。
そのせいだ、といった教科書的な声が聞こえてきそうだが、
私にはそうは思えない。

それも一因だ、と譲ってもそれ以外の何かがある、という思いが強い。

なぜなら、このAZ、26年前から存在していたのだから。

では、なんでだろう。なんであろう、と考えている間に、
最初の訪問先に着く。

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