経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

どっちっち

2015年02月24日 | Weblog
喜怒哀楽による感情の振幅は、
心の準備があればあるほど減じ
意外性があるほど増幅する。


畢竟
その期待を高い方に裏切られることで、
人は感動を覚え、感激する。


その期待を低い方に裏切られることで
人は落胆し、ときとして怒る。

その期待が、期待通りで、振幅が起きなければ
人は関心を示さず、無視する。


実施した売り出しは、上の3つのどれに当てはまるか。
そのイベントは、上の3つのどれに当てはまるか。
「超感動!の大感謝祭」と銘打った
売り出しは上の3つのどれに当てはまるか。



人は期待(予定稿)を高い方に裏切られて感激、
その低い方に裏切られて、落胆するのである。



しかし、売り手側は、
しばし、いやほとんど消費者に高い期待を抱かせ、
低い方に裏切理、消費者を落胆におとしめる。

それで、「今度の企画は当たらなかった」。
とは、なんと脳天気。


人をクレーンで、高く持ち上げておいて、
そこから落っこちさせて、
「今度の企画は当たらなかった」はないだろう。


オオカミと少年を体感した消費者は、
こぞって背を向ける。


なんということはない。
高いコスト、手間暇をかけて、
消費者に不評を買ってもらっているのだ。


プロは、常に期待を裏切る。
そのプロの中で、その期待を
常に高い方に裏切る人が真のプロ。
低い方に裏切る人は、詐欺師。

その詐欺師でも、
相手にその裏切りを気づかせない人がプロの詐欺師。


大きな期待を抱かせ、現実は実績が小さい
そうした経営者は、失格者。

小さな実績を大きく見せれば、粉飾。