意識して、 どうしたら消費者が喜んでくれるか、
具体的にポスト・イットにでも、どんどん書き出す。
書き出したものを一つずつ、実際にやってみる。
ここまで至って、初めて「変わるのである」
何がかわるのか?
組織が変わる。
お客様が変わる。
購買額が変わる。
そして結果として、売上が変わるのである。
ところで、ここで具体的にとは、
1に、実際行動になるように、という意味である。
行動とは、口と手と足とを使ってということである。
口と手と足とを使えないことを書き出しても行動できない。
「真心をこめて」挨拶をする」と書いてもいっても。
「真心」は抽象語だから、込められない。
できる、と言うのであれば、ここで実際にやってみればいい。
やれはしないことだ。
やれはしないことは、具体的に表現し直す。
「挨拶をする」は、だれでもできるのだから、
例えば、これに「頭を45度に垂れて」と、
付けたとしたら、これはやれる。
2に、具体的にとは、また相手が形、動作として見える
つまり、上の例で言えば、見えない真心を形化して、
見えるようにすることをいう。
美しい花を、「きわめて美しい花」と唱える、
といったことではなくて、
その「きわめて美しい花」を実際に指し示す、ということだ。
但し、その「きわめて美しい花」の現物を見て、
「きわめて美しい花」であるか、そう思わないかは、
こちらの判断ではなくそれを見せられた相手の評価、判断に
委ねられることは、言うまでもない。
やってみると、
それに対する相手の反応がわかる。
反応は、相手の表情に表れるからだ。
それで、当たりと外れが、体感できる。
この繰り返しで、
確実に脳の回線づくり、習慣づくりができる。
普通は、誰しも「うまくいくこと」を念じているだろうから、
これは「うまくいく回線づくり、習慣づくり」と言い換えられる。