経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

褌の活用法

2008年09月10日 | Weblog
バラ売り、小さく作り、小さく売ること
こうしたことが、、

「買って喜ぶ、花1文め」。

買ったお客は、「綺麗ね」と喜び
売り手、売れて1文売上が上がり、喜ぶ。

といったことで、
偉大なるキーワードだ、と確信しています。

疎になれば、密が求められる、
ということを考えれば、人口減少時代と言うのは、
拡散から、密度、合理化から、手間暇、
といった方向の動きと
連動していなければならないからです。

これによって、作り手・売り手にしてみれば、
利益率が高くなる。
購買頻度が高くなる。
買上点数が多くなる。

良いことづくめです。


お客さんにしたら、出費が小さくなる。
残すといったムダがない。
(薬は直ったら、残りはなんの役にも立ちません)、
荷物にならない。置き場所に困らない。

これまた、良いことずくめ。
(もっとも良いことだけを拾っているので当然ですが))

このように、自分良し、他人良しの2者両得になる。

この「2者両得になる」ってこと。これが哲理なのです。
これまた、とても大切なキーワードです。


いつも書いていることですが、
「自分良し、他人悪し」の関係は、自滅、死の戦略。

では「自分悪し、他人良し」はどうでしょう。
いやですね。
粋がってもやっても長続きしません。
結局これも、 自滅、死の戦略。

残るは、「自分良し、他人良し」。
いや順序としては「他人良し、自分良し」。
これしかない。これが繁栄の原理なのです。
私は、そう確信しています。

これをもっと砕いていうと、

他人良しを計ると、他人、喜び、歓迎する。
他人良しをなした自分のところに、彼らはこぞって千客万来。
自分は一人、他人は64億-1人いるから、
多勢に無勢の力関係で楽して(一生他人のフンドシを借りて)、
この俺は繁栄できる。

ということになります。

俺が、俺がだと、自分のフンドシを
自分で洗濯する選択しかないが、
他人良しが加わると、
近くのクリーニング屋へ持っていく。
隣町のクリーニングやでもいい。
親しい衣料品店から、新しいのを買うも良し。
どれを選択しても、他者の儲けになる。
それで他人良し、自分良しになる。

畢竟。
基本的な生き方として、
他人との関わり、接点、頻度を増やすこと。
一言で言えば、手間暇がかかることですかね。

これが、とりわけこれからの時代は、
繁栄のキーワードとして欠かせなくなることは、
間違いないことです。

こうした観点で、周囲の商い、経営をみると、
ほとんどが時流に対応していない、あり方。
だからこそ、これはとてつもない
大きなチャンス到来なのです。