経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

商業界と私

2008年07月13日 | Weblog
商業界の笹井編集長から、突然メールが入った。
22日(日曜)の昼過ぎである。

メールや電話は、常に突然にきまっている。
「今から」メールしますから」と、予告する人はいない。
だから、突然というのは、5年ぶりという意味だ。
 
 笹井さんは、歴史ある商業界の編集長に
これまで一番若く(当時34-5歳)、一番早く就任された逸材。

それが1年余で、人事部長へ異動。
その後販売部長を経て、今年から、再度、と言うことらしい。
これも稀有だ。

ところでこの商業界とのおつきあいは、
脱サラ直後だから26年前になる。
なんとか田舎で、経営コンサルをという私の考えは甘く、
かっこをつけて、失業保険ももらわず、即開業。
待っていたのは、毎日日曜日の生活であった。
時間だけはたっぷりある。
本業の主夫業の片手間に時間つぶしを兼ねて、
宛のない原稿をシコシコ書いた。
それを商業界など数社の出版会社に投函。
 
 それを最初に取り上げてくれたのが商業界。
当時は食品編集担当の結城義晴さんだ。
以来、担当変われど、引き継がれ、
殆ど切れることなく原稿依頼を頂いた。
ちなみに最初の担当、結城さんは、あれよあれよと出世。
社長に。
昨年58歳で2期で勇退。
今は新会社を立ち上げておられる。

笠井編集長が、異動されてから、その後、私の担当も転勤。
それから5年ぐらい、商業界はご無沙汰であった。

それが、突然、ということである。
しかも、日曜日にである。編集長直々のメールである。
それが嬉しくて、即快諾のメールをした。

昨日、その笠井編集長から、電話が入った。
懐かしく仕事に関係のないことまで話をした。

私からは、2社候補を挙げた。
そのうちの1つが、新潟・十日町小嶋屋。
笠井さんも農林水産大臣賞受賞のことを調べたらしく、
是非、小嶋屋をと言う。あうんの呼吸で、決まり。
ここなら改めて、取材することもない。
先月祝賀会で行ったばかりだから。

原稿は3200字(400字詰め原稿用紙8枚相当で、短い。
だが、私はその10倍ぐらいを書く。
それを時間をかけて、制限枚数に納めるやり方をとる。
締め切りまで15日しかない。
久々に焦りと緊張感を覚える。快感なり。

早速、取りかからねばと、心ははやる。
なのに取りかかったことは、
スクラップの整理と事務所のレイアウト変更作業。
おおよそ依頼されたこととは関係のないこと。
なにより、この突然が、嬉しかった。

しばらくは身体を動かす作業でもしないと、
この重たい身体の舞い上がりを、
できるだけ、水増ししたい、
長く引っ張りたい、思いであった。

うん、新しい縁もいいが、縁が繋がるのも
また格別だ。