長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

菅 vs 東国原 道路特定財源公開討論会

2008-02-20 10:32:18 | 行財政・金融
動画バージョン

道路特定財源で公開討論 「菅VS東国原」直接対決(西日本新聞) - goo ニュース

宮崎県知事としての発言ならば、東国原知事の発言は説得力がある。しかし、全国知事会を代表して(本人はそういうつもりではなかったと思うが)となると、一気に説得力に欠ける。道路特定財源は、道路インフラが整備されていない宮崎県にも配分されるし、道路インフラが十二分に整っている、例えば島根県にも配分されるのである。必要なところにひも付きの補助金を配分しても、それは税金の無駄遣いということになる。

菅代表代行も、本当に必要なところには道路をつくるべきであると主張している。それに対し、東国原知事は、本当にくるんでしょうねぇ、いやいや信用できませんネェということだろうと思う。

そこで、道路を何処に作るかという優先順位の決めたかの議論となった。ここでようやく共通の問題提起がなされた。どうやって、道路計画がなされてきたのかが明確ではない。つまりは、国幹会議のあり方である。

国会議員の本分は法律を作ることであるが、程ほどにという前提で、本分が逆転することがないような、ある種の地元への利益誘導は必要だと思う。そんな中、おそらく、パーワーバランスが崩れ、2極化して、道路族の強大なパワーの元に、パワーのない国会議員が利益誘導が出来なかったということだろうと思う。

今後努力しなければならないのは、地方の事情を中央にどのように伝えていくかということである。それは知事次第で決まると思う。東国原知事は営業マンとして宮崎県をPRし、今回宮崎県の危機的な道路インフラ事情を全国に情報発信した。これがスゴイのだ!他の知事はというと、セールスすることなく、唯唯、道路特定財源が降りてくるのを待っているだけとも見えるのだ。

道路と指定財源はやはり全て一般財源化し、地方分権の世の中だろっ、全国の知事がもっともっと営業努力をして、予算をぶん取ってくる位の勢いを持たなければ、都道府県民は元気にならないのではないか。東国原知事の討論を聞いて宮崎県民はきっと元気になっていると思う。

宮崎県知事としての意見としては東国原知事に軍配が上がる。しかし、総論としての道路特定財源の議論においては、菅代表代行に軍配。よって、引き分け。
コメント (1)
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