極東アジアの安定的平和の為には、朝鮮半島の安定が不可欠です。これを脅かし、乱しているのが、中国共産党と北朝鮮であり、ロシアも無関係ではありません。
日米韓連携の必要性は言うまでもありません。北朝鮮の「非核化・ミサイル破棄・拉致問題皆解決」はワンパッケージ。特に日本として強く訴えたいのは拉致問題。一方、南北の統一は朝鮮半島の悲願であることは承知しています。しかし、資本主義国家である韓国が北朝鮮に阿る形でこれが進むとしたならば歓迎できません。日本国内の議論として、この場合は38度線が対馬海峡まで迫ってくることを想定しなければなりませんし、日米韓の連携を全く担保できません。仮にも、南北統一があるとするならば、資本主義国家韓国のイニシアチブによるところを期待したいと思います。
日米韓連携の必要性は言うまでもありません。北朝鮮の「非核化・ミサイル破棄・拉致問題皆解決」はワンパッケージ。特に日本として強く訴えたいのは拉致問題。一方、南北の統一は朝鮮半島の悲願であることは承知しています。しかし、資本主義国家である韓国が北朝鮮に阿る形でこれが進むとしたならば歓迎できません。日本国内の議論として、この場合は38度線が対馬海峡まで迫ってくることを想定しなければなりませんし、日米韓の連携を全く担保できません。仮にも、南北統一があるとするならば、資本主義国家韓国のイニシアチブによるところを期待したいと思います。
20世紀の国際情勢を語る上でソ連コミンテルンを外すことは出来ません。コミンテルンとは1919年ロシア共産党のレーニンが創設し、1943年まで存在した共産主義ネットワーク。資本家を打倒し労働者の世界を作る思想により、世界大戦後、東欧、中欧、中国、北朝鮮、ベトナムなど共産主義国家が誕生し、自由主義国と共産主義国によって世界は二分され東西冷戦が始まりました。一般には、ソ連崩壊後、冷戦は終結したと言われていますが、アジアには中国共産党と北朝鮮があるので、アジアにおいてはそう断言できません。何故ならば、半世紀以上が経過し米国で多くの機密文書が公開され、ルーズベルト民主党政権は同盟国であるソ連と連携し、日米両国を開戦へと追い込み、早期停戦を妨害し、ソ連の日本侵攻をもたらし、戦後は東欧とアジアの共産化に手を貸したという指摘があるのです。
個人的には日本にとって先の大戦の相手は、米国を中心とする連合軍ではなくコミンテルンだったと理解しています。全てはコミンテルンの仕業なのです。そして、コミンテルンとの戦いは今も続いている。その象徴が、中国共産党と北朝鮮の存在なのです。
日韓には、竹島問題、元朝鮮半島出身労働者問題、慰安婦問題、ホワイト国除外措置問題、他、歴史認識問題等があります。我が国としては、国際法に基づき、国と国との約束を遵守することを求め、これらとは、全く次元の違うところで、安全保障上の連携が不可欠であることを、日米韓で共有しなければならないのです。
折しも、10月2日、北朝鮮がSLBMとされるミサイルを発射しました。北朝鮮東岸から弾道ミサイルを東方向に発射したとみられ、 7時27分頃に島根県隠岐諸島の島後沖の北約350kmのわが国の排他的経済水域内 に1発が落下したものと推定。飛翔距離は約450km、最高高度は約900kmと推定されました。北朝鮮による弾道ミサイル技術と攻撃能力の向上は我国の安全保障上深刻です。長射程化、飽和攻撃のために必要な正確性・運用能力の向上、発射形態の多様化、秘匿性、即時性の向上、奇襲的攻撃能力の向上、変則的な軌道などがあげられます。北朝鮮は潜水艦でミサイルを運用する能力は保有していません。韓国は5千トン級潜水艦を保有しているので、安全保障上の距離をおくべきと、韓国に強くメッセージしたいと思います。
個人的には、北朝鮮の攻撃能力はBMDを超えていると思っています。我が国は「敵基地攻撃能力」を保有しなければ確実にヤラレルのです。
この様な状況下で、韓国はGSOMIAを破棄しました。韓国が困ると思われるのが、GSOMIAが破棄されたことで、日本が捉えた北朝鮮の新型ミサイルの情報が得られなくなること。おそらく韓国軍は大変な混乱に陥っていると思います。
北朝鮮のミサイルの「着弾情報」をいま一番持っているのは、実は、北が射場としている日本海を領海とする日本です。有事となれば真っ先にそのミサイルを撃ち込まれる韓国は、懸命に新型ミサイルの情報収集をしていますが、その情報が取れないとなれば国家の安全保障上の死活問題。もちろん、日米韓による情報共有にも支障が出る。米軍は自衛隊の情報を韓国軍に渡すとき、あるいは韓国軍の情報を自衛隊に渡すときに機密部分を隠さなければならず、非常な手間がかかり、迅速性を欠くのです。
GSOMIA破棄は、韓国にとってはデメリットしかない判断であり、極東アジアの安定的平和に逆行するのです。
GSOMIAの期限は11月22日。韓国は今後、北朝鮮だけではなく中国やロシアとも渡り合っていかなければいけない状況に置かれているので、考え直すべきです。そんな中、鄭景斗(チョン・ギョンドウ)国防相はGSOMIAに基づく情報提供を日本防衛省に求めました。私はこれを評価する、と同時に韓国軍の混乱を確信します。
北朝鮮の背後には中国共産党とロシアがいます。朝鮮半島有事が起きた際、日本の自衛隊も米軍も、朝鮮半島にシフトし、ここに集中するでしょう。よって、尖閣諸島、台湾がガラ空きになる可能性が高くなり、中国共産党はこの機を逃すことはありません。いや、これを狙っている節さえあるのです。朝鮮半島有事は、台湾危機に連動します。日米韓の安全保障上の連携の必要性が改めて問われています。
真の敵を見誤るな、文在寅よ‼︎利用されて国家が滅亡する道を選ぶな‼︎日韓併合時、先達の苦渋の選択に思いを馳せています。