長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

新型コロナウイルスの感染力と致死率など

2020-01-30 15:03:00 | 安全保障
感染症の二類に該当する、SARS、 MARSにおける致死率は、それぞれ約9%、約34%に対して、今回の新型コロナウィルスの致死率は現時点では約3%で、二類相当に該当する指定感染症とした政府の判断は、これまでとは異なる意思を感じます。

感染者に対して隔離や停留を義務付ける場合には、一類に分類される必要があります。エボラ熱等が致死率平均で50%、地域により25%から50%で一類です。日本国内で死亡事例がまだないからと言って安心は全くできませんが、ウィルスの突然変異などを予測することも含め、今後の致死率について注視していきます。

今回のウィルスは、感染力が非常に強いものと思われます。強毒性はそれほど強いものとは判断できず、感染者が感染しても比較的元気な上、広範囲に移動を続けるので、感染のスピードが速くなっていると言う専門家の分析もあります。

生物兵器なのではないかと言う疑いがありましたが、アルコール消毒で死滅させることができるほど、ウィルスそのものの強さは高くなく、兵器であると言う判断は難しいものと思われます。

とにかく、マスク、手洗い、うがいなどを行い、免疫力を低下させることのないような、早寝早起き、十分な食事などをして、感染の防止、万一感染をした時の重篤化の防止に努めていただきたいと思います。

ちなみに、昨日武漢からの帰国者2名が、医療機関の医師による確認を拒否し、自宅に戻ったとの報道がありましたが、これは事実です。一類のウィルスでは無いので強制的にこれを行うことができません。しかし、帰国第二便以降、帰国者の皆さんには日本上陸後必ず検査を受けていただく旨、しっかりとお願いをしてから搭乗していただく段取りに変更しました。

今後とも政府与党一丸となって取り組む所存です。様々なご要望、お問い合わせ、ご指摘など遠慮なくこれからもお寄せください。

※18時16分、以下、加筆しました。
今回症状のない方に対しても検査を行ったところ、感染していたはじめてのケースに対して対処法を構築中です。
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ウィルスの根絶を最優先とする、今こそ有事である

2020-01-29 08:12:00 | 安全保障
政府のチャーター機が日本時間5時57分、206名の日本邦人を乗せ離陸しました。他、外務・厚労関係者6名、ANA職員5名が同乗しています。搭乗者のうち2人が発熱咳などの症状を訴えているようです。感染と認められれば都内の指定病院で治療を受けることになります。症状がなければ医療機関で検査、結果が出るまで自宅やホテルなどで待機をしつつ、毎日健康状態をチェックされます。

中国の春節の時期を迎え30億人の中国人が移動し、70万人が来日をするであろうと言われる中、新型コロナウィルスに関する政府の一連の対応を見ると、ウィルスの根絶を最優先にしているような気がします。感染者の国籍を問わずです。

まずは徹底的な水際対策を行う事は言うまでもありません。しかし現実の問題として、潜伏期間が2日から長いときには14日と言うことであれば、発熱しない限り水際作戦を取ったとしても、サーモグラフに触れずスルーされます。現段階ではワクチンが作られていない、対症療法しか存在していないと言う現実のなかで、人から人への感染がほぼ確定されたと理解するならば、マスクをする、手洗い、うがいをするなどして感染予防に努めるしかありません。

わが国は今年東京オリンピックパラリンピックを控えています。WHO等の国際機関の方針に即した対応では遅すぎます。それに先んじて日本国家独自の感染予防対策を示していかなければなりません。政府の対応が後手後手になっているのではないかと言うようなご指摘もあるでしょう。混乱を最小限に抑えながら適正なあらゆる措置を取った結果、それらが杞憂に終わるようでなければなりません。

入管法第五条に、指定感染症にかかった人については上陸をすることができないとあります。法務省に確認をしたところ法律には書いてあるが、これが実際に運用された事は無いとの事。つまり、感染症対策の観点から上陸はできないが、人道上の問題から上陸させてきたと理解をすることができます。この対応は甘すぎるというのが普通のご意見だと思います。

一方で、もしもその感染者を上陸拒否した場合、どこか他の国などに行きその感染が拡大してしまう可能性があります。日本はそれをよしとせず、目の前の危機を放置せず、他に委ねず直ぐに対処するため、あえて上陸を受け入れウィルスを殺す、つまり病気を治す、ウィルスの根絶を最優先する選択肢を取ろうとしているのかもしれません。もちろん、誰でも入国させてしまえ、発症してから治療すれば良いと言うことではなく、感染者をすぐ指定病院で治療をすると言うことを申し上げております。あくまでも私個人の考え方です。

指定感染症の患者に対しては病院に入院をする治療を受けるなどのことに対して公費が投入されます。これは健康保険に入っていない外国人にも適用されるのです。いろいろな意見が出てくるでしょう。日本に行けばタダで病気を治してくれる、ならばすぐに日本に行こうと言うような外国人がなだれ込んでくるのではないかと言う心配があります。

しかし仮にそのような感染者も追い返さず、目の前の危機を見逃さず、国籍を問わずすべての感染者を治療する、つまりウィルス感染者を日本が引き受けて、徹底的に根絶をするのだとの意思があるとも取れなくはありません。

人類全体の危機を乗り越えるときに、日本だけの安全や財政的な懸念、健康保険制度の不適正事案と言うような平時における概念などを立ち入る隙もない、今こそまさに有事の状態であると肝に銘じる必要があります。

政府は日本国内のパンデミックにつながるようなことには絶対させてはならぬと言う覚悟を持ち対処しているはずです。指定感染症は検査などをすることができるのですが、隔離をすることが法的に許されていません。感染の防止と人道上の問題と言う2つの壁を確実に乗り越えながら、冒頭申し上げた東京オリパラを控えた日本が、かつて類を見ないような特異な形で感染症対策を講じている、というような覚悟を持っていると考えることもできます。

もちろん、最良の水際対策は入国させない事です。入国制限、指定感染症と認められた方の上陸拒否等の議論は進めています。また、感染経路の特定には万難を廃していきます。

政府の対応が適正だったか否かについては、今の段階で結論付ける事は困難です。しかし確実に言えるのは、皆さんのあらゆる心配に対して、政府として混乱を最小限に抑えつつ最善の策をとっているはずです。私を含む自由民主党所属国会議員は、与党の立場からありとあらゆる可能性を勘案し、政府に対して適正な措置をとるよう求めて参ります。引き続き皆様からは様々なご意見をどしどしお寄せいただきますようよろしくお願いをいたします。

昨日、大型補正予算が衆議院を通過しました。本日からは参議院の予算委員会です。桜の問題追求は野党の皆様に全面的にお任せをいたします。

※誤解を招かぬように一部後刻加筆いたしました。

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憲法改正研修会を行います

2020-01-08 11:34:00 | 憲法
憲法改正研修会を行います

今年は何としても憲法改正を行いたい。

憲法改正は最終的に国民投票によって決められます。
憲法改正の主人公は国会ではなく、
国民の皆さんお一人お一人なのです。

自由民主党がどのような憲法改正草案を考えているのか、
皆さんと共有し、憲法改正に向けた国民的世論を喚起できればと思います。

日時 令和2年2月15日(土)午後1時から
場所 柏原市民プラザアゼリア6階大会議室
      大阪府柏原市上市1-2-2

ゲスト講師に気象予報士・女優の半井小絵さんをお迎えします。


入場は無料です。事前申し込みも不要です。体ひとつで会場へ直接お越しください。皆様奮ってご参加をいただきますようご案内をいたします。

お問い合わせは自由民主党大阪府第14選挙区支部、長尾たかし事務所へお願いいたします。
電話番号072-990-5244



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