長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

スリランカ視察

2010-12-30 17:25:05 | 外交一般
12月18日から22日までスリランカへ視察に行った。平野前官房長官からのお誘いでなかなかハードなスケジュール。日程の都合で途中離脱であったが、それでも新しい発見があり、貴重な視察であった。今後の外交問題解決のために参考となるであろう。本当はもっと沢山の写真と、視察成果について記したいところであるが、膨大な量になってしまったのでブログではかなり掻い摘んで記すことをお許し願いたい。

まずは、コロンボからゴールへ。途中2004年のスマトラ沖大地震の大津波で壊滅した地域を視察。


ここには、日本の援助7000万円で警察が建てられていた。スリランカは昔から大変な親日国家。インドと共にイギリスの植民地で戦後独立。暫くは日本が最大の援助国だったが、今は中国が最大。ODA削減もここに影響が出てきている。


ゴール市内には世界遺産、「ゴール旧市街」。あの東インド会社の倉庫が残っていた。400年前のもの。植民地政策の用意周到さ、戦略、利点、悲惨さなど松原衆議院議員と語り合う。



スリランカには高速道路がない。これを日本と中国の借款で建築している。3区間に分かれており、南から、熊谷建設、大成建設、中国政府と請け負う。

2日後の日本法人の皆さんとの意見交換会に出てくることだが、ここでも中国の勢いは凄まじい。人件費だ。スリランカ政府も中国政府も認めていないことだが、どうも服役囚を中国から連れてきて働かせているらしい。要は人件費が要らないということ。凄まじい。

帰りのバスで、インド洋の夕日を拝むことが出来た。


夕刻は各大臣との意見交換会と懇親会。私は公共大臣と1時間程意見交換をした。驚いたことに、「真珠の首飾り」という認識が甘いように感じた。スリランカのハンバントタ港では、100%中国資本の深さ17mの港が作られている。津波の復興援助だ。「そのうち暫くしたら5万人規模のチャイナタウンが出来るかもしれませんよ」といったら、「中国は資金援助と公共事業を提供していくれている、重要な友好国だ」と話が少々かみ合わない。「インド洋の平和があり、日本もシーレーンが確保され心から感謝している」に対しては話が弾んだ。生活インフラが緊急の課題であり、まだまだ公共事業が必要。我国としても官民一体となって支援したいと思うのだが、後の日本法人の皆さんとの意見交換会を聞くと少々事情が違うようだ。

翌日は軍のヘリで30年間続いた内戦で最も激戦地であった北部地域を視察した。どう考えても「これはロシア製だよなぁ」と不安を隠しながら、実践経験豊かな軍のパイロットに命を預け移動。燃費が悪く、えっ途中で給油?・・・・・無事到着。


アジア全体としてはシンハラ人よりタミル人が多い。ところが、イギリス占領下では2割しかいないタミル人を下級官僚に重用し、8割を占めるシンハラ人を相当虐げていたようだ。独立後は、立場逆転。シンハラ人はタミル人を差別するようになる。そして、「タミル・イーラム解放のトラ」反政府ゲリラ軍との内戦勃発となる。タミル人はヨーロッパにユダヤネットワークにも似た大変なネットワークを持っている。賢く、手先が器用で、民族愛に満ちている。よって、ゲリラ軍を資金的に後方支援するようになる。一方のシンハラ人のバックは?私は中国が相当手を貸したのではないかと思っている。現政権が武力で制圧し、内戦が終わる。現政権は225議席中160議席を確保。

現地では、住居を追いやられ、再定住する人達を支援する各国の団体が大変な活躍をしてくれていた。現地日本NGОの方々とも意見交換をした。この劣悪な環境でのご尽力本当に頭が下がる。この再定住地は地雷が取り除かれているが相変わらず危険地帯であることに変わりはない。因みに我々が移動する相当の長い距離の道路を、軍が1キロ毎程度に監視体制を取ってくれていた。ほんと、視察のためにどれだけの方々が動いてくれたのかを考えると気が引き締まる。


「子どもの笑顔だけが家族の救い」。あぁ、日本は便利で平和である。衣食住が確保されていることがどれだけ有難いことかを頭でわかっているつもりでも、此処で痛感するとは情けない限りである。

そして、地雷原。すぐそばには学校がある。地雷はテロ組織が自分達で作る。資金は前述したように豊富。



この日の夕食は、スリランカ日本大使公邸で懇親会。豪華な食事会?晩餐会?そんな時代ではない。確かに建物は豪華でしたが、日本食のお弁当でした。豪華な食事は税金の無駄遣い。当然、大使のレクチャー付きで、2時間、レジメ、資料を見ながらみっちり勉強。

翌朝、また「あのヘリ」でトリンコマリーへ。広大な砂浜でイルメナイトが採れる。採った分は海から打ち寄せられる。はは、すげぇ。レアアースにも、核燃原料にもなる。


この工場を作ったのは某日本企業。内戦で工場を手放した。今はスリランカ政府が経営している。素人が見ても実に古い機械ばかり。日本の経済産業にも役立てることが出来るようその方法を日本に帰り模索。

夕刻は日本法人の皆さんとの意見交換会。やはり社会主義国家という点、植民地支配が長かった為、少々自立心に乏しいか?日本現地法人とスリランカ政府との間では必ずしも全てが上手くいっているというわけでもなく、今後、日本政府として交渉する必要がある部分も散見された。外交上、民の力も必要な為、撤退を余儀なくされるようではいけない。そして、中国の進出が著しい。この辺りも論点である。

私はここで離脱。宴席の後、深夜1時過ぎのバンコク行きに搭乗。お土産を買う時間がなかったので、バンコクで買う羽目に。でも、セイロンティーを沢山頂いたのでこれで許してもらおう。

紅茶が美味しく、皆さん視線が合うと満面の笑みを浮かべて応えてくれる。そんな国だった。記し切れないほど多くの方々にお世話になった。これら感謝は本番報告にて。

以上。
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二度の韓国訪問

2010-12-30 15:12:03 | 韓国外交
遅まきながらの簡単なレポート。

12月7日に韓国へ日帰り視察をした。羽田空港国際線、非常に便利。北朝鮮による延坪島砲撃事件を受け情報収集と、なくなられた方々への献花の為。因みに私は11月1日と2日にも訪韓していた。その時の報告はこちら



韓国内の反日運動の多くは反韓運動と連携している。アメリカと戦う北朝鮮を賛辞する韓国内の左派勢力がこれを扇動しているのだ。これを我国が外交上見誤らないことである。今必要なことは、韓国保守系議員と連携して、中国と北朝鮮の動きを封じ込めつつ、こちら側の都合のよいように誘導することである。北朝鮮は中国の指示を聞かぬ国になってきている。南北の統一が悲願であるという大義名分を利用しつつも、実は朝鮮半島が分断されていたほうが中国にとっては都合がよいということを、北朝鮮がわかっているからである。日米韓の更なる強固な連携が、アジアの平和、拉致問題の解決に繋がると確信。

かといって歴史認識を譲歩することもないし、竹島は我国の領土であり韓国の実効支配は許されないと主張し続ければよい。
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職責

2010-12-28 20:01:29 | 活動
エントリーが滞ってしまった。これほどブログ更新しなかったことは初めてかもしれない。

お蔭様で、忙しかった。

iphoneを手に入れメールチェックなどが手軽になった分、キーボードに向かう機会が激減した。毎日東京に通勤するような状態が続いた。加えて、海外視察でスリランカを訪問した。帰国し天皇陛下お誕生日祝賀会にお招き頂き、その日の夜は保守系議員同士の一泊研修会。お酒抜きの議論が深夜1時過ぎまで続いた。昨晩は東京事務所の忘年会。日頃からお世話になっている記者さんもお招きしたところ、結構に人数になってしまい恐縮している。本当に有難い。その後、毎年恒例の某プロダクションの忘年会に乱入。深夜帰宅し、早朝の新幹線で帰阪。挨拶訪問、事務所の打ち合わせなどをこなす。

私も政局の一員である事は動かぬ事実だが、政局を方向付ける畑にいない。以前にも記したが、ひたすら与えられた仕事を黙々と、愚直に行うことが職責だと思っている。また、現在のリーダーの方々と行動を共にするというよりは、次世代のリーダーと目される方々と行動を共にしている。それが政局にどのように巻き込まれ、自分自身がどうのような立場に置かれるかはその時々に考えたとしても先の見えぬ話。それが政界である。

地元の風は厳しい。自治体選挙も暗雲立ち込めている。これを避けることは出来ない。立ち向かうしかない。

あぁ、スリランカの報告書も完了していない。さて、これから夜警。都合20箇所くらいを訪問予定としているが、何箇所回れるか。今晩は深夜4時頃まで活動。秘書にも迷惑を掛けるが、これも当然やらねばならぬ業務の一貫。地域のお声を聞いてくる。

行って参ります。
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政局も大切だが、閉会中も世の中は動いている。

2010-12-14 17:07:59 | 国会
国会閉会中も忙しく働かせて頂いている。厚生労働委員会、拉致問題特別委員会に加え、内閣委員会、政治改革推進本部、税制改革PT、外交安全調査会などを中心に、周辺各種会議に参加、ひとつひとつ仕上げている。特に防衛大綱提言以降は、税制改正に関わることが多く、毎日東京へ通勤しているような有様。夕刻の会議が終了した後も、地元に帰り平日毎朝7時から8時30分までの一時間半は街頭、駅に立ち街宣活動を実施している。

防衛大綱については、提言として提出した内容が手続きの瑕疵により付記が加えられるという事態となった。どうも、我が党は少数の意見が全体のコンセンサスを受け党内全体の意見であるかのように発信される傾向があるようだ。その象徴的なのがインデックス。私はあれを誰が書いたのかも知らないし、党内でコンセンサスを得たという認識もない。野党、反民主党派から攻撃の材料となる政策、党内でも都合の良い時にたまに使われる政策集程度の認識しかなく、あの存在を認めている議員は多くないと思う。

勿論、少数意見は大切であり無視は出来ないが、防衛大綱も右から左まで色々ある民主党内で、こういっては何だが、意外にも8割以上の賛同を受け、かなり自民党政権でも踏み込めなかった領域にまで踏み込み、かなり保守的な内容となった。しかし、リベラル派と言われる方々のルール違反には本当に恐れ入った。正当な手続きで反撃し押し切った。あの段階では事なきを得ていたが、その後総理が、社民党との調整?党内議論よりも6名の社民党の存在を重要視するかのような判断は許せない。因みに、夫婦別姓議論もそうだった。殆どの参加者、リベラル派といわれる人まで慎重にするべきとしたのに、座長とその周辺が推進派。民主主義の崩壊である。また結論が出たわけではないので、今後間違った方向へ行かぬよう物申していく。

そういえば、韓国へ日帰りで視察に行った。北朝鮮による砲撃事件を受け現地情報を取りに行ったがこれらについての詳細はいずれの時にか記したいと思う。

所得税、資産課税、法人税などの税制改正を巡る議論は実に白熱したものだった。党内提言を政府税調に提出。政府税調で審議された内容が先週から戻ってきて、それに対する政務三役の参加のもとでの議論、意見交換。時には怒号が飛び交う中で、私も戦わせて頂いた。とりわけ資産課税、相続税については元業界人として゛族議員゛をイメージされようとも徹底的に追及。全てに満足いく結果が出るとは思えないが、納得できる内容となり本日午前ようやく終了。

私の次なるステージは、政治改革推進本部。ただ、来週レア・アース確保の為にスリランカへ海外出張。体が幾つあっても足りない。因みに委員会視察以外は全て実費。強烈だったのは前述した韓国視察。日帰りツアーなどないので航空券代だけで14万5千円もかかった事。所得も経費である。他、事務所の維持など政治活動にはお金が掛かる。あぁ、お金が貯まらない。

永田町で仕事をしていても、政局に関しては殆どご縁がなく正直言って実感がない。移動中の報道などで状況を知るという点では、皆さんと同じなのである。地元に帰り私よりも政局に詳しい論客の皆さんから厳しいご指摘を頂いてこれを実感している。勿論、政局は大事ではあるが、政局に関わるほどあれもこれもと余裕がない。また、現場としては厨房に食材を届けるのが仕事。現実には厨房で喧嘩が起きており、折角の食材が腐っている。食堂ではお客様が料理を待っている。私も議員の端くれとして政局の当事者であることに間違いないが、今は目の前の仕事をすることに徹している。それでも時間が足りないのだ。

ただ勘弁して欲しいのは、政局に忙しく各会議に殆ど出席しなかった方々が、議論の最終局面にブラッと出席し、言いたい放題。欠席中に議論したことを今更蒸し返したり、そもそも論を演説したりするのにはウンザリする。「能書きだけなら誰でも出来るんだよ」といっている貴方こそが、議論の経過も知らずに能書きをたれている。

厨房にいる与野党幹部の皆さん、厨房評論家の皆さん、仕事しましょうよ。国会閉会中も世の中は確実に動いている。
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在日中国大使館、領事館の所有者は、中国だった!!!

2010-12-01 21:11:39 | 中国外交
防衛大綱は、動的抑止力の充実への転換、武器輸出三原則は事実上の全面禁止から、原則に立ち返り事実上の緩和を盛り込んだ内容で取りまとめ、党内調査会で了承された。第三次男女共同参画基本計画案には、盛り込まれるべき言葉がなく、大揉めに揉めた、というよりか、揉めさせた。午後2時に取りまとめ、それも2回目の会議で纏めようという拙速さに驚くばかりか、その2時間後には政策調査会に提出したいとのこと。冗談ではない。多くの同士達で絶対に認められないと声を上げ、再検討の上、再度会議を開き検討することとなり、明日朝八時から議論される。最後の攻防である。税制大綱についても昨日は、朝と深夜と二度にわたる議論が白熱。私の担当課題である、生命保険税制についてはお陰様で成果を得たが、来年度以降も予断を許さない。政治改革推進本部の役員会、各種打合せでも、紆余曲折経た中で、企業献金全面禁止に向けて手続きが進められている。が、幾つかの問題が、、、。これは今記せない。議員定数削減、議員歳費削減、そして国会議員経費の見直しなど大きな仕事に携わらせて頂いている。国民から支持される結果を出していきたい。

上記すべてにわたり、先輩、同僚議員との連携プレーがどれだけ大切かを実感させて頂いた。非常に濃い、10日だったような気がするが、これで、明後日国会は閉会してよいのだろうか・・・・。

今日、外務省アジア太平洋州局からのヒアリングで恐るべき事実を聞いた。在日中国大使館、札幌、大阪、福岡、長崎各領事館、なんと中国所有であるとのこと。名古屋、新潟は賃貸。新潟市内中心部の広大な土地を中国政府に売却するという問題について櫻井よし子先生がコラムに記していることはご存じだと思う。前仙台市長の梅原克彦氏が正論で詳細について論文を発表されている。大使館や領事館は相互主義でなされる。在中大使館、領事館はすべて中国から借りている。しかし、中国の場合、「他のところでも自前の土地に公館を建てている」という一方通行の慣例を、相当以前から外務省が了承してきたのである。なんということだっ。

驚いた。

同席していた櫻井先生と思わず顔を見合わせてしまった。外国人土地法議論はあちらこちらで行われているが、役所は小難しい理屈を捏ねる。これは法律で規制する前に、中国との交渉で了承しなければ済む話である。ところが押し切られ、今日まで表に出ることがなかった。拉致特別委員会で質問をする際に、質問通告の打合せで外務省と話をするのだが、毎回外務省がいままで何もしてこなかったということを痛感させられる。各国の情報も集まらない、危機管理もない。WTOを引き合いに出し土地規制がかけられないということは分かる。しかし、安全保障上の観点から一定の規制をかけることは政治の仕事だが、中国からどれだけこじつけだと言われようが、主権を守るために゛了承しない゛を貫くのが外務省の義務。ところが、結果として面倒くさいことはしないのだ。

この中国所有がいつ頃から始められたのかなど、今徹底的に調べている。詳細が分かり次第報告と、その対応策について超党派で取り組んでいくことを確認。
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