長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

融資、給付金等の緊急支援策を申し込まれた皆様へ

2020-05-28 10:08:20 | 行財政・金融
最近は、「どのような支援措置があるのか?」と言うお問い合わせから、「申し込んだが、なかなか返事がない」、「手続きが遅い」と言うお問い合わせが格段に増えて参りました。もちろん少しづつではありますが、「本日融資が決定した」、「今日給付金が振り込まれた」と言う感謝のご連絡もいただくので、少しは心を撫で下ろしています。

政府与党で様々な緊急支援策を講じて参りましたが、例えば給付金等にしても「お届けをする手足がない」現実があるにもかかわらず、「すぐ給付される」と言うイメージを先行させてしまった反省点があると思います。地方公共団体や、社会福祉協議会などには大変なご負担をおかけしています。

金融機関の窓口にしても、政府系金融機関の店舗数は全国で152店舗で、従業員は7,222人。現場では不眠不休で一生懸命対応しているものの、問い合わせがそのキャパを超え、混乱し、よって手続きはさらに遅れます。利用者とのつながりが強い民間金融機関(22,427店舗、職員数約42万人)との連携は、現時点でこそ少しずつ始められてはおりますが、支援策を講じた当初は、そのような連携すらありませんでした。

今回の武漢クライシスは飲食業など、基本的には現金商売、普段からあまり銀行とお付き合いのない業種を直撃しており、慣れの中でのコミニケーション不足も相まって、手続きが遅れているのだと承知しております。

今後は順次給付手続きや、融資等も履行されると思いますが、経済的にこれから2年から3年の赤字は続く業種は多い状況が続くと思います。当然補助金だけでは不十分。融資については5年から10年の据え置きと言うような前例のない対応も必要です。

地域金融機関の責任者の方々からも、金融マンとしての矜持、使命感を根拠に「この状況下であるからこそ、私たちももっと企業に貸していきたい、しかしその環境にない。」、「こんな時にこそ地域の皆さんのお役にたたなければならない」と言う現場からの声に対して、今回は日銀が柔軟な対応に乗ってきています。

緊急事態宣言が全国的に解除され、少しずつ日常を取り戻しつつある中で、新たなフェーズにおいての対応策を党内で議論をし、結果を出していく所存です。

皆様何卒今しばらくお待ちください。
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