長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

国民と共に怒ることを忘れた政府

2008-02-14 20:11:39 | 経済
動画

国民と共に怒りを共有して頂くことが何故出来ないのだろう?危機感がない、この言葉に尽きてしまう。

大田経済財政担当大臣の記者会見だが、実質GDP゛か年率換算3.7%と高い成長になったことについて景気回復基調が続いている云々・・・。確認するのは勝手だが、国民にその実感がないことを、まぁ、理解しているのだろうが、抜けぬけと無視するのは如何だろうか?

大企業が仕事を下請け、孫請けに回す。大企業の利益は暫くして必ず下請け、孫請けに循環した。これが日本経済仕組みというものだった。しかし、大企業が利益至上主義に走りすぎ、限度を超え、下請け孫請けを海外に求めてしまった。安ければよいという経営方針が、国内労働力の空洞化を引き起こしてしまったのだ。私は、所謂、格差社会の原因はここにあると思っている。

よって、中国は日本からの仕事に沸き今年も二桁以上の経済成長を遂げている。原油を買占め、二酸化炭素を撒き散らし、環境破壊も何のその。相当割合の仕事は日本企業から発注されている。

そして、ここにきて食糧問題。゛手作り餃子゛を日本国内で何故作らない?単純な疑問である。中国の環境の対する考え方、またビジネス手法を考えれば、これ程危険なことはない。多少は、いや、相当にこれらの危険性があるだろうということは予測していたはずである。39%の食糧支給率。穀物ベースでは、28%。この原因は今までの農業政策にあったわけだが、農業政策と大企業のグローバル化は別問題で考える必要がある。

中国政府は相変わらず゛自主的な捜査゛を決め込んでいるが、被害者は我々日本なのだ。何故、合同捜査を激しく要求しないのだろうか?゛意図的なミスはなかった゛とするが、言い換えれば、゛不足のミス゛はあったのではないか?

話し代わって、サブプライムローン。゛日本経済は一時的に減速する可能性は充分にある゛。・・・・・・・大臣のコメントは、それだけ?ほんとにそれだけ?

サブプライムローンは貸付債権として証券化・分割され、高利率を期待できる貸付再建として金融商品の一つとして組み入れら全世界に出回ってしまった。また、高いリスクを内包するサブプライムローンを分割し、他の安全な証券と組み合わせて金融商品を構成することで、リスクを制御・抑制することが出来ると考えられたが、実際にサブプライムローンの延滞率が上昇してくると、想定外の結果が生まれてしまった。

問題なのは、
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小口に証券化されたサブプライムローンの影響が、どの程度の広がりがあるのかは、見極めができておらず、依然として不安は根強い。かりに欧米金融機関や年金基金が巨額の損失を出すような事態になれば、世界の金融市場が再び大混乱し、実体経済にも影響が波及する恐れもある。
(8月15日付フジサンケイ・ビジネスアイより)
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サブプライムローン債権を証券化したさまざまな金融商品が国境を越えて出回る中、まずは損失の実態を把握することが急務と言える。しかし、実態は解明されているとはいえない。

こんな危険な金融商品をばら撒かれていながら、゛米経済の減速の影響の度合いを身構えながら見ていきたい゛だ?

なんとも他人事!文句の一言も言えないのかっ!

国民の痛みを政府は全く分かっていない。本当に゛平和な国ですこと
コメント (2)
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