長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

程度を考えること、秩序ということ

2008-02-02 10:22:15 | 社会
【風】待つのが嫌で「救急車」(産経新聞) - goo ニュース

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【風】待つのが嫌で「救急車」
2008年2月1日(金)17:22

 ≪いてもたってもいられず、メールしました≫。奈良県大和郡山市の母親からは、こんな書き出しの声が届いた。

 3人の子供をもつ母親は昨年12月末、1歳10カ月の二女が夜間に高熱を出したため、奈良県内の救急病院を探した。

 ≪たまたま救急当番だった病院に電話で問い合わせたところ、「今から救急車が3台来るので、診察再開の見込みは、不明です。今のところ、診察まで5時間待ちです」と言われました≫

 仕方なく、母親は京都府木津川市にある病院まで二女を自家用車で連れて行った。そのころには二女の体温は40度まで上昇。体温計が振り切れるほどだったという。

 ≪二女は、高熱のためか、白目をむいて舌を出し、ぐったりしていました。しかし、病院に着いたとき、私たち夫婦の目に飛び込んできたのは、救急車で運ばれてきた比較的元気そうな子供が、走り回る姿でした≫

 診察もこの救急車の患者の方が優先されたため、母親らは順番がくるまで1時間以上待ったという。二女は肺炎を併発しており、そのまま入院した。

 ≪対応の悪い病院で、入院時に一番に説明されたのが差額ベッド代の話。また、入院しているにもかかわらず「日曜は休日で診察できません」とも言われました≫

 結局、二女は奈良県内の病院に転院。肺炎のほか、気管支炎や中耳炎、インフルエンザも併発していたという。

 ≪小児科不足の中、必要がないのに救急車で搬送する常識のない親、もうけ主義で診察を行わない病院…親は一体どうしたらいいのでしょうか≫


 この母親は、奈良の病院の看護師にこう言われたという。
 ≪「本当に病院が必要な子がいるのに、軽度で自宅で対処できそうな子がたくさんくるので病院も対応しきれない。しかも、待つのがいやだからと軽度でも救急車で来るお子さんが多いんです」≫

 母親はメールの最後にこう記している。
≪もし自分の子供がひどい状態になったときにどんな気持ちになるか、考えて行動してほしいです≫(信)
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政治、経済、社会、環境、文化、教育、外交、防衛・・・あらゆる部分で似たようなものの考え方が蔓延してはいないだろうか。

自分さえ良ければ、誰も見ていないから、利用できるものは利用しよう、これくらいイイじゃないか、これも権利のうち、悪いことをしているわけではない、法律の範囲内である、もらえるものは貰っておこう・・・。

自分にもこういった気持ちが過ぎることはいくらでもある。しかし、゛程度゛が違う。程度を考えること、これが秩序というものである。秩序は明文化された法律ではない。他人様、世間様に迷惑をかけないように、配慮すること。あるいは、お役に立てるかどうかと貢献すること。

あぁ、情けない。
コメント (1)
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