長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

平和安全法制に反対の皆様へ、一緒に平和を作りましょう!!!

2015-09-30 12:19:53 | 安全保障
法律にあらゆる事態を落とし込むことはできません。あらゆる想定も盛り込めません。それが故、法律の運用が大変重要になってきます。反対派の皆さんのお声はたくさんお聞きしてきました。運用の際は、皆さんが危惧されているようなことにならぬよう、確実に配慮して運用していきます。

ですから、法律が成立し、施行された後も、反対の立場で、正しく情報発信していただきたいと思います。その結果、皆さんが危惧されることが実現しなければ皆さんの目標は達成されるのです。そして私たち賛成した側も、皆さんと同じ平和主義者であることが証明されるのです。

えっ???そんな筈はない???

そんな筈であっては困るのでしょうか???
まさか、政局だけですか???そんなことは信じたくありません。

成立し、あぁ、もうダメだぁぁぁと諦め、「即・落選運動」に突入することも民主主義に認められたことです。

はい、私は受けて立ちます。

同時に、そのエネルギーを、法律の運用を監視することにお使いになることも選択肢ではないかと思います。

一緒に平和を作りましょう。

いよいよ3月施行です。

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政府、安全保障関連法を公布 来年3月までに施行
2015年9月30日 09時31分

 政府は30日午前、集団的自衛権の行使容認などを盛り込んだ安全保障関連法を公布した。安保関連法は公布から6カ月以内に施行することになっており、来年3月までに政令で施行日を決める。安保関連法は今月19日に成立した。自衛隊法など10の法改正を一括した「平和安全法制整備法」と、他国軍の後方支援のため、自衛隊の海外派遣を随時可能とする新法「国際平和支援法」の2本で構成される。集団的自衛権の行使が可能になるほか、朝鮮半島有事を想定した周辺事態法は改正によって「重要影響事態法」と改称され、地理的制約が撤廃された。
(共同)
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公の港、重機による無許可掘削が、なぜ問題にならない?!

2015-09-24 18:46:43 | 安全保障
◯公の港、重機による無許可掘削が、なぜ問題にならない?!・・・今、「あの発言」の真意、語ります・・・その参

辺野古からすこし東に行ったところに汀間漁港というところがあります。ここは海底調査を妨害する抗議船の発着基地です。抗議船は当該漁港に登録されていませんので港に入ることができません。ではどうしていたのでしょうか?実は港の入り口すぐ脇のところに違法違係留されていたのです。

写真の左が港内側で、右が外側です。違法係留されていた場所は右・外側です。


ところが、この場所は干潮時になると水位が1.5mほど下がり抗議船が浅瀬に乗り上げ出動ができなくなる。そこでなんと抗議活動家たちは、重機を導入して、海底を掘削し始めたのです。当然無許可です。無許可で港の土砂を掘る行為に出たのです。その結果、指を指しているところ、色の違いでクッキリとわかりますね、いきなり深くなっていることが。



その土砂は今でも堆く港の傍に高さ2m程度の土砂山として放置されたままです。 沖縄の土は赤土で風が吹くと乾いた土が舞い上がり、住民にとっても実にに迷惑。


この状況を「霞が関」に確認したところ、その時はその事態を認識していませんでした。漁港管理整備に関することは地方公共団体、つまり名護市が監督責任者ですので、霞が関がその実態に関して問い合わせなければ中央まで情報が上がってこないのです。霞が関から問い合わせたところ、私が現地で聞いたことは事実だという確認が取れました。

要は名護市が基地反対運動側であるならば、抗議船利用者たちの違法行為を黙認しているという推測も出来てしまうのです。

名護市は黙認しても、さすがに漁協はこれに怒り、違法係留された抗議船の排除に動いたようです。しかし、違法係留はなくなったものの、本来は漁具置場なのですが、抗議船が違法に陸揚げされ無許可で保管され、毎日出動する風景が確認されています。平和丸??平和を望んでいるといえるでしょうか??



名護市は当然このような違法使用を認めておらず、漁港漁場整備法に接触することは明白です。当然、彼らは登録されている漁船が本来支払うべき港の使用料を支払っていません。未登録ですから管理者も請求できないのです。

こうした名護市の彼らに対する甘い監督をどう理解したらよいのでしょうか? 地方の事は地方で決める。地方分権が悪用されているという議論にも発展しかねません。そして、法治国家ではなく、放置国家と言われかねません。

※続く・・・・
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子供たちから危険を除去できないワケと、報道されない暴行事件

2015-09-23 11:57:46 | 安全保障
◯子供たちから危険を除去できないワケ・・・今、「あの発言」の真意、語ります・・・その弐
 
さて、私が何度も沖縄に足を運び、実際に現地視察した沖縄で行われている一部の市民運動について、何回かに分けて、いくつかを記していきたいと思います。すべての市民運動を一括りにして指摘するものではないということを申し添えておきたいと思います。
 
世界一危険な基地といわれる普天間基地。 そのすぐ側には、普天間第二小学校を含む小・中・高・大学などの学校があり、私はその現場を見て、基地を移すのではなく、小学校を移すべきだと感じ、取材をしたところ、実はその動きがあったにもかかわらず、危険がなくなることを恐れた勢力により、小学校移転計画が阻止された事実を聞きました。
 
宜野湾市長だった安次富盛信氏によりますと、昭和57年当時、米軍家族用地を返還してもらう方向で交渉し、防衛施設庁を含め関係者がこれを許可し、予算まで付いていたのです。しかし、基地反対派が「米軍基地の固定化につながる」として、大反対運動を起こし計画が頓挫した事実があるのです。
 
「子供たちを救え」と訴える一方で、「子供たちに迫る危険を排除する動き」に反対する勢力があります。 子供たちを救うどころか、危険を確保し反対運動に利用する反対運動の異常性を想像すると背筋か寒くなります。



◯基地反対派による暴行事件で被害届提出される
 
さて、報道されない反社会的行動について記します。先日も辺野古へ行き、新たな衝撃的な事実に接してきました。 この衝撃的な事実を、沖縄二紙が報道するのかどうか?報道するとしたらどのような報道になるのか?実に興味深いところです。 以下、記します。
 
現職の地方議員2人を含む9人による暴行事件被害届が6/27提出され、これが受理されていたのです。
 
私はこの被害者Sさんにお目にかかり、その被害の状況を視察しました。上京後、「霞が関」に確認したところ、詳細まではともかく、住民と市民運動との間で小競り合いがあり、警察官が間に入っていたことを認識していました。 
 
平成27年4月14日(火)、辺野古砂浜にある米軍基地のフェンスに貼り付けてある違法掲示物や、ビニールテープを使い米軍に対する嫌がらせのメッセージが書かれたリボン等を撤去しようというフェンスクリーン運動にSさんが参加したときのことです。米軍基地への器物損壊行為が行われていることに対して、沖縄住民のみならず、全国からの参加者により、フェンスクリーン運動という清掃活動が行われているのです。因みにこの善意ある活動の存在、沖繩ではほとんど報道されていません。 
 
Sさんがフェンスに着いた時には既に、基地反対派と地元青年団の小競り合いが始まっていたそうです。 その現場を避けるようにSさんが通り抜けようとしたところ、基地反対派のリーダY氏に見つかり風邪をひいてマスクをしていたSさんに向かって「お前、マスク取れっ、顔見せろ」と言いながらマスクを奪い取ったのです。 
 
あっという間に9人の基地反対の活動家たちに取り囲まれ、被っていたフードなどを捲られ、カメラを奪われそうにもなり、数々の暴言を言われたそうです。 Sさんがフードと腰を引っ張られながら車道へ連れて行かれそうになった時、警察官がSさんの体を歩道に引き戻してくれた。 警察官が制止するもSさんは体を拘束され暴行を受けつづけ、気がつくと履いていたサンダルの鼻緒も切れていたそうです。 
 
その暴行行為を偶然に、とあるカメラマンが撮影しており、そこにマスクをした女性の姿が映っていました。 その女性は、Sさんが暴行されている有様を止めるのではなく一部始終をスマホで撮影していたのですが、なんとその女性は基地反対運動に関わる地元市議O議員ではないかという疑いがあるようです。



後日Sさんが直接問いただしたところ「答えるつもりはない」とのこと。いずれ捜査段階で明らかになると思います。
 
基地反対運動を排除するつもりはありません。 個人団体の自由であり、それら思想表現の自由は守られなければなりません。 しかし、暴力をもって基地反対運動をしているとなれば話は別です。 このような反社会的行動は断じて排除されなければなりませんし、報道機関はこれを報道し、世に知らしめなければなりません。 
 
それも、現職の地方議員が2名も関わっている疑いがあるとなれば、すこしの報道があるはずですが報道されないことが摩訶不思議です。
 
何故報道にならないのでしょうか?
 
本件だけでなく、これまでにもあの発言と質問に至る事象に数々接し、「沖縄の報道は左翼勢力に完全に乗っ取られている」と自然に考えてしまいましたが、「報道されるべき事実を沖縄二紙が報道せず、市民運動を隠れみのにした反社会的行動をしている人達が守られている」と表現すべきでした。
 
沖縄メディアがこれを報道するのかしないのか?沖繩では、沖縄二紙にこれを報道して欲しいという公開取材要請が提出されていますので、推移を見守っていますが、今日までに何のレスポンスもありません。
 
反社会的行動の実態報告はまだまだ続きます。・・・・つづく・・・
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今、「あの発言」の真意、語ります・・・その壱

2015-09-22 13:48:15 | 安全保障
国会前でのデモ活動、沖縄の米軍基地反対運動などの市民運動は、民主主義国家において、思想信条、言論の自由に基づき、絶対に排除されてはならないと考えますし、私もこれを保証します。

同時に、市民運動が、勢い余ってノリを超えてしまい、その行為が客観的かつ限定的に犯罪の構成要件を満たしてしまえば、これは反社会的行為となります。その行為は断固排除されなければなりませんし、そしてその実態は報道され、ある種の社会的制裁を、場合によっては刑罰を受けなければなりません。法治国家として当然です。

これら反社会的行動は、報道されるべきものであるということを強く主張します。もしも報道されなければ、世論は何も知らずに形成され、世論は歪んでいくのです。

ところが沖縄メディアにおいては、これら反社会的行動の実態が殆ど報道されず、仮に報道されたとしても、違法行為に対する逮捕、検挙、拘束などの公権力発動に、「不当」というレッテルが貼られ、極めて批判的な印象をもって報道されるのです。

なぜなのでしょうか?

常日頃この様な問題意識がありましたので、6月25日の「文化芸術懇話会」における、「沖縄の特殊なメディア構造をつくったのは戦後保守の堕落だ。沖縄の世論はゆがみ、左翼勢力に完全に乗っ取られている」という発言に至りました。

勉強会当日、私は、言論弾圧につながる発言は一切しておりません。

ところが、言論弾圧をしたと報じられました。私は、報道すべきことを報道しないのは不思議でならないという意味合いから、その問題解決の為に質問をしただけなのです。

折しも平和安全法制議論の重要な時。私の事情説明が意に反して混乱を招き、審議に悪影響があるならばそれは本意ではなく、自主的にかかる問題についての発言をこれまで控えてきました。

今、改めて私自身で、私自身の発言を振り返りたいと思います。

“沖縄の世論はゆがみ、左翼勢力に完全に乗っ取られている”
は不適切でした。明らかに誤解を招く不正確な表現でした。心から反省します。

“報道されるべき事実を沖縄二紙が報道せず、市民運動を隠れみのにした反社会的行動をしている人達が守られている”
と表現すべきでした。

特に“沖縄の世論”という表現は不適切でした。沖縄県民すべての皆さんを示すと解され、心が傷ついた県民の皆様には、心から深くお詫び申し上げます。

歪んでいるのは沖縄の世論ではなく、沖縄に対する誤解された県外世論と、沖縄県民を取り巻くメディア環境を作り上げた、「沖縄二紙の報道姿勢」なのです。

現地に間違いなく存在する米軍基地賛成の世論や、報道されるべき反社会的行動の実態が報道されなかった場合、沖縄県外の沖縄に対する世論は「正しい世論」とはいえません。 基地に反対する人もいれば、賛成する人もいるという事実がありながら、「基地反対が沖縄県民の総意だ」、「オール沖縄だ」と、基地賛成派の存在に一切触れない報道のあり方には大いなる疑問を持たざるを得ないのです。沖縄にある事実を知らされていない日本全体の世論は、当然歪んだものになります。

言論封鎖ではなく、「正しく報道して欲しい」というのが一貫した私の主張です。

両紙は、報道の自由という「権利と自由」を行使するのですから、事実に基づき、公正、公平、両論併記という「義務と秩序」を履行して頂くよう願いたいと、衆議院議員である私が発言すれば、またまた、「言論弾圧だっ」、「政治的介入だっ」と捉えられ、糾弾されるのでしょうか?? 全くもって理解できません。

私たち国会議員もある種の権力者です。そして、マスコミも権力の側にあるという自覚がおありでしょう。お互い権力をお預かりする立場のものとして、権力に対する怖れ、謙虚さというものを持ち続け、正しく行使したいものです。勿論、私も自身を更に戒めます。

次は、現実にある報道されない反社会的行動について、これまでにたくさんの視察をしていますので、具体的に明らかにしていきます。つづく・・・。
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先制攻撃を仕掛けてきたのはどちらですか??

2015-09-21 08:34:11 | 国会
先制攻撃を行ったのはどちらでしようか??
どちらですか??

蓮舫議員、お答えください。
はいっ、どちらでしょう??

外交は話し合いで解決できると主張した側の代表者達が、国会審議において手続きに則って進める採決に賛同できないとして、委員長席を取り囲みマイクを取り上げる、書類を破く、ダイブするなどの物理的先制攻撃をしてきたのです。

我々は先制攻撃はしませんでした。憲法を遵守したのです。彼等こそ違憲行為集団と言われても致し方ない勢力なのです。

自衛の為の応戦に対してそちらも暴力を振るったではないかと主張することほど都合の良い解釈はありません。

彼等こそ話し合いを放棄し、暴力で解決しようとしたのです。

彼等自身が、外交とは、時に話し合いで解決できないことを証明してくれたのです。

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自民・稲田氏「犯罪行為だ」 民主・蓮舫氏「その話は泥沼になる」

自民党の稲田朋美政調会長
 自民党の稲田朋美政調会長は20日のフジテレビ番組「新報道2001」で、安全保障関連法案の参院平和安全法制特別委員会採決の際、同党の大沼瑞穂参院議員が民主党の津田弥太郎参院議員から暴行を受けたとされる問題について「犯罪行為だ」と民主党の蓮舫代表代行を追及した。対する蓮舫氏は「泥沼になる」などと述べ、話のすり替えに終始した。主なやり取りは次の通り。



 稲田氏「委員長席の混乱だけではなくて、委員の最後列のわが党の大沼瑞穂議員が民主党議員に引き倒されてけがをした。これはまさしく犯罪行為だ。動画で世界中に配信されている。民主主義国家として、法の支配の日本として大変恥ずかしい」

 蓮舫氏「その話は泥沼になる」

 稲田氏「泥沼じゃない。事実だ」

 蓮舫氏「わが党の議員も殴られたり、あるいは私たちの仲間が大きな自民党議員によって、押し倒されてあざができている」

・・・・・・・・・※つづく
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平和安全法制成立いたしました!!!!

2015-09-19 02:18:52 | 安全保障
参議院本会議可決!!
平和安全法制成立いたしました!!!!
強力な後方支援、本当にありがとうございます。

賛否両論、課題のある中での成立です。

我が国は絶対に戦争はしません。
平和を維持するために、存立危機事態に限定し、
自衛の為の必要最小限度の武器使用により、
限定的な集団的自衛権を認められる事になりました。
また、海外邦人の救出活動が可能になります。

しかしまだ、十分ではありません。

成立に関わった衆議院議員として、
憲法を遵守し、国民の生命と財産を守る為、
これからも責任を持って尽力いたします。

反対をしてこられた皆さんの意見にも、
継続して耳を傾けていく所存です。

本当にありがとうございました。
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とある傾向

2015-09-15 11:57:26 | 安全保障
平和安全法制議論。彼方側の論理が行き詰まると、論点をすり替えてくることは日常茶飯事。

加えて、反権力的傾向が強く、人一倍権力に反発しながらも、時にはこちら側の立場を議論に持ち込み、こちらを黙らせる手法に接します。

例えば、国会議員なんだから、議員として説明になっていない、とか、、、云々。

本音ではお互いの肩書を外した議論を望みますが、これは職責上、致し方なく思っています。ただ、相手が著名な方だった場合、とても残念な気持ちになります。

今日は終日国会での執務。夜は外に出てみようかなぁ?お声には耳を傾けなければなりませんから。
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今改めて、北朝鮮に13項目を突きつける!!

2015-09-14 18:37:10 | 北朝鮮問題
▽今改めて、北朝鮮に13項目を突きつける!!

北朝鮮に拉致をされた日本人を救出する為の国民大集会が日比谷公会堂で開催され出席してきました。

正直、何度この集会を開催し、出席し、行政や各級議員の「頑張ります宣言」を聞き、被害者家族会の方々から悲しく辛い胸の内を聞き、進まぬ現状に憂えたら良いのだろうかと思っておりました。

しかし、今回だけは会場の雰囲気が違ったと感じたのは私だけではなかったと確信しています。

安倍総理がサラッと仰った「何よりも大切なことは、拉致問題を解決しなければ北朝鮮がその未来を描くことは困難であると北朝鮮の最高指導者に認識させることであります。 その上で、ただちに拉致被害者全員を日本に返すよう、強く要求して参ります。 」というメッセージは、かなり具体的な踏み込みです。

経済制裁や朝鮮総連への家宅捜査などが功を奏し、北朝鮮は交渉を続けざるを得ない状況下にあります。 政府として期限を切り、調査回答ではなく拉致被害者全員を日本に返さなければ、6/25に取りまとめ、政府へ要請した13項目、

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1.平成26年7月4日に解除を行った対北朝鮮措置をすべて再開させること。

2.北朝鮮を渡航先とした再入国禁止の対象を、朝鮮総連の中央常任委員会委員及び中央委員会委員、並びに核やミサイルの技術者に拡大すること。

3.北朝鮮に対する送金は、人道目的での10円以下の送金を除き、全面禁止すること。 併せて、迂回送金や資産隠し等の規制逃れを防止するため、国際機関及び各国当局との連携により規制対象者を特定するための情報収集を強化すること。

4.北朝鮮に寄港した全ての船舶に対する検査を徹底すること。

5.第三国を経由した北朝鮮との迂回輸出入を防止すべく厳格な法執行を行い、万全の対策を講じること。

6.朝鮮総連に対し厳格な法執行を行うとともに、総連本部建物の継続使用に係る資金の流れを把握し、整理回収機構による債権回収に万全の対策を講じること。

7.朝鮮学校へ補助金を支出している地方公共団体に対し、公益性の有無を厳しく指摘し、全面停止を強く指導・助言すること。 併せて、住民への説明を十分に行うよう指導・助言すること。

8.政府認定に係る拉致被害者以外で、特定失踪者等拉致の疑いが排除できない事案についても、引き続きその真相究明に取り組むこと。

9.国連人権理事会や国連総会における北朝鮮人権状況決議の採択に引き続きイニシアティブを取り、安全保障理事会による国際刑事裁判所への付託並びに北朝鮮の人権問題を根拠とした制裁決議の採択を目指すこと。 併せて、北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)の勧告に基づいて韓国ソウル市に設置されたフォローアップ拠点との連携、活動を強化し、国際社会における北朝鮮の人権問題の早期改善への圧力が更に高まるよう努めること。

10.米国が北朝鮮をテロ支援国家として再指定し、拉致を含む北朝鮮の人権侵害を根拠に大統領令に基づく金融制裁などを発動するように働きかけるとともに、拉致の疑いが濃厚である米国人のデビッド・スネドン氏を含む拉致問題解決に向けた連携を強化すること。

11.北朝鮮向けの情報発信手段として短波放送の充実を図ること。

12.朝鮮半島有事等に備え、米国とより一層緊密な連携を図り、拉致被害者を含む邦人の安全確保と保護に全力を尽くすこと。

13.全ての対北朝鮮措置について厳格な法執行を徹底するとともに、各国当局との規制対象等に係る情報共有及び連携を図り、制裁措置の有効性を確保すること。
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を実行し、未来を描けなくしていくと迫る事!

いよいよ、最終局面と確信し終了しました。

実は裏話ですが、この13項目、自民党拉致対策本部対北朝鮮シュミレーションチームが8回もの打ち合わせを開催し、私も一員として作成に関わり、6月25日に発表し、一面を飾る筈だったのですが、この日「あの3バカ発言」がありまして、新聞紙上が様変わり。 あまり注目されることなく今日に至ったという点で複雑な思いでおりました。 反省の意も含めて、今一度ここに注目していただけるタイミングを逃さず、改めてご紹介した次第です。

いつの世も、国家存亡の危機に救済のきっかけになるのは「女性の声」です。 この日、曽我ひとみさんのお話が忘れられません。

いつも母の後ろ姿を追いかけながら生活していた。 その母と一緒に拉致をされ、未だに会うことができていない。 自分は拉致被害者であり、今は被害者家族として活動している。 北朝鮮にいた時も日本に帰ることができるだろうか不安になり、こんなに辛いのだったらいっそ死んでしまおうとまで考えた。 でも、死んでしまったら、もう母には会えない、日本にも帰れない。 絶対に生きていかなければいけないと思った。 今、北朝鮮にいる被害者の皆さんに言いたい。 変なことを考えず、絶対に生きていて欲しいと。

そのお話を聞いていた司会者席の西岡力救う会会長の表情が忘れられません。 会場にいた全員が同じ気持ちでいたと思います。

小泉訪朝から13年。 当初は、外務省主導による日朝国交正常化が目的であったようですが、安倍当時官房副長官の機転により訪朝を北朝鮮に利用されることなく今日の拉致被害者奪還運動に繋がっています。

口を開けば唇が寒くなるような国民集会にはもう参加したくありません。 議員としてひたすらに尽力していきたいと固く誓いました。 皆さんにも、熱い世論という後方支援をお願いしたく存じます。
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硫黄島レポート

2015-09-08 15:09:30 | 安全保障
※硫黄島は写真撮影が制限されています。限られた写真であることをお詫びします。

戦後70年が経過してなお、大陸や南方諸島で戦死された数多くのご遺骨が祖国への帰還が果たされることなく、いまだ原野に取り残されたままです。

海外戦没者の概数は約240万人。収容遺骨概数は約127万柱。未収容遺骨概数は約113万柱というのが現状です。

遺骨帰還事業は昭和27~32年まで政府主導で行われ、約1万2000柱を帰還させましたが、以降は、厚生労働省を窓口に、遺族や戦友などによる独自事業として続けられてきました。実は、国の責務に関して定めた法律はなく、国は昭和48年から民間団体に対する補助制度を実施しているだけなのです。

戦地において活動した民間団体が収集してきたご遺骨は、千鳥ヶ淵において厚生労働省に引き渡され、省内でご遺骨の鑑定が行われ、日本人のものとされたご遺骨が千鳥ヶ淵に納められます。

私はこの引き渡し式に何度も参列しましたが、御遺族の数の多さに対して、国会議員の姿があまりにも少ない。実は、民主党野田政権になってようやく、厚生労働委員を務める国会議員に案内が出されるようになったのです。英霊に感謝の誠を捧げるとしながらも、全く十分ではないことが多すぎると痛感し、私はその後の落選、国政復帰を経て今日に至ります。

さて、遺骨収集事業ですが、政府主導で、硫黄島に限り遺骨帰還のための特命チームが創設されたのは、なんと菅内閣の時でした。この事業は今も引き継がれていますが、すべての戦没者の遺骨収集に関する法律案を作ろうという動きが昨年からあり、この通常国会で、国の責務を明らかにし、財政上の措置を講じ、基本計画を立て、関係各国との情報収集を行い、遺骨についての鑑定等の体制整備を行うなどの法律を作る予定です。

かかる法律が今まで存在していなかったことが不思議でなりません。やるべきことを何にも講じていなかったことを恥じつつ、本国会で成立できるよう尽力していきたいと考えております。

こういった背景から今回、「戦没者の遺骨収集の推進に関する法律」案審議を厚生労働委員会で検討することとなり、9月8日、硫黄島の現地視察を実施致しました。

入間航空自衛隊基地からC-130H輸送機に搭乗し2時間40分。降り立った硫黄島の荒涼とした風景、吹き抜ける太平洋の強風、そんな大自然の中にありながら、その無機質感に驚きを隠せませんでした。



基地以外は、何もない、本当に何もない。ただ、平坦な土地が広がっているだけ。その軍事的な利用価値は「太平洋の真ん中に空港を作る最適の場所」という一点にあることが直ぐさま理解できました。

平地ですので戦場としては隠れるところがない。必然的に穴を掘り、壕の中に隠れるしかない。



ところが硫黄島はその名のとおり、硫黄があちらこちらから吹き出している活火山島であり、場所によっては地表面が高温、壕の中も高温多湿。この日、54柱が収容されたという医務科壕、つまり病院として利用されていた壕を視察したのですが、奥の方は少し立ち入っただけで全身から汗が吹き出してしまうようなサウナ状態。ここは壕の中でも比較的幅も広く、天井も高い、通風口があり壕内から空を望め涼しいところもあるとされているのですが、とんでもありません、臭いも想像すると劣悪な環境であることは間違いありませんでした。





ここに送られ、祖国、家族に想いを馳せながら命を落とす。それが国家国民のため、この上ない名誉であるにしても、無念さは排除できなかったと思います。少し移動しただけであちらこちらに慰霊碑を見つけます。今回は天山慰霊碑を訪ねました。

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さきの大戦において硫黄島で戦没した二万余名の将兵をしのびその霊を慰めるため国民の追悼の思いをこめてこの碑を建立する。
                       昭和46年3月
                              厚生省
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献花、献香に、靖國神社の清酒と火をつけた煙草をお供えし、供養と恒久平和を誓いました。



硫黄島における全戦没者は21,900名。しかし、収容遺骨は10,360柱で、今も尚11,540柱が祖国帰還を果たせぬまま、これが現実です。


滑走路下に眠るご遺骨のことですが、平成26年度から高性能地中探査レーダによる調査が開始されています。結果、反応箇所は1,798箇所。滑走路下部分に限定すると101箇所。まだご遺骨が確認された場所はありません。レーダでは遺骨と石の判別は不可能のようですが反応箇所はすべて確認する予定。なかなか困難を極めているようですが平成30年まで事業は続きます。

「戦没者の遺骨収集の推進に関する法律」案の審議、成立を、是非ともご期待ください。

滞在時間はたったの2時間余りでした。信じられぬくらいに静かなこの硫黄島で、昭和20年2月、米国海兵隊6万人に対して、日本軍たったの2万1,000人が激突したのです。5日間で占領できると思われていましたが、日本軍の激しい抵抗で戦いは1ヶ月以上続き、補給もないまま戦った日本軍は、持久戦の果てに悲壮な最期を遂げ玉砕。生還したのはわずか1,000人でした。米軍も大戦中最大といわれる6,000名の戦没者を出したのです。今も弾痕がたくさん残っています。


高台から見渡してみました。

もはや、どちらが勝ったのか負けたのかということよりも、地獄絵の中で命を落とした双方の兵士たちの慟哭が、彼方此方から聞こえてくるようでした。戦争という殺し合いでしたが、彼らもまた、自国の平和のために戦ったのです。それは尊重されなければなりません。悲しい事実であり、尊敬されるべきことだと思います。

私はふと、丁度機内で聴いていた「風鈴の唄うたい」(鈴華ゆう子・作詞曲)という曲を心に奏でながら歩いていました。

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空を泳ぐ 雲を止めて
雨を突いて 語りかける
僕は一人 影もなくて
姿見えず さまよう風

あの日君を残し
終わりを告げた命よ

僕は死んで 君は一人
罪を抱いて 涙枯れる
「どうか、自分を許し
心、ほどけるように」

風となって やさしく唄いかけるのは
そっと寄り添い 鳴り響く風鈴
ゆっくり消えてゆく

肩を寄せて 君の隣
夢を見せて 語りかける
僕は今日で ここを去ろう
最後の僕の願いは一つ
「どうか誰かを愛し 家族となり生きてくれ」

生まれ変わる 時よ 満ちて

風となって 愛しく唄いかけるのは
そっと寄り添い 鳴り止まぬ風鈴
空に消える あとわずかなこの時よ
きっとまた巡る さよならを知らせる
鳴り響く風鈴

明日になれば 君は笑う
僕を忘れて
またいつか 会う日まで
-----

帰りの機内で繰り返し聴きました。

もう、涙が止まらない。

彼らの生き様と、最期、残した思いに、私たちが何を感じ、何を学ぶのか。単に「平和を誓う」というだけで言い尽くせる程、単純なものではないと思います。もっと血生臭く、人間が持ちうるすべての醜さに触れながら、もがき苦しみ、凡ゆる困難を乗り越えて、ようやく辿り着ける平和という安らぎを、これからも恒久的に維持していくことだと確信しました。
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賛否両論、受け止めております。

2015-09-03 11:17:41 | 安全保障
国会前でのデモのお声受け止めます。同時に賛成のお声も受け止めます。
最後は選挙という民主主義手続きによって選ばれた私達議員が審議し採決します。
意に反する結果をもって、独裁国家であるなどというレッテル貼りがありますが、独裁国家で賛否両論が存在するでしょうか?
過激で偏向に満ちたご意見の中には、ヘイトなものも含まれます。議員向けならばヘイトではないというお考えなのだと思います。時にアナーキーな方々による情報発信も含まれていることも理解しました。
それも受け止めます。
秩序ある常識を重んずる多くの日本国民の為に、物事は落ち着いた大人の激しい議論の中で進めていくべきと確信し、終盤国会に臨んで参ります。
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