長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

国政報告会と国会の゛荒れ模様゛

2009-11-30 23:45:28 | 国会


11月28日に、励ます会八尾主催の第一回国政報告会を開催させて頂いた。選挙後初めてのイベントということで、まずは身内中の身内の方々150名にお集まり頂き、事実上の選対の解散式も兼ね、また励ます会は゛近衛兵゛としての発展的仕切り直しをして、新たな後援会組織へと生まれ変わる旨を発表させて頂いた。複雑な思いもあるが、長尾たかしの今後のために、最良の選択として受け入れさせて頂いた。心から感謝申し上げたいと同時に、今後とも中核集団としてお世話になることをお願いしたい。


国会は荒れている!?

゛荒れている゛とはいうものの、「これって、荒れているというのだろうか?」というのが素直な気持ち。要は審議日程が立たず、流会のオンパレード。本日は議員としての審議は本会議で国会延長が決せられただけで実働時間は20分。そして、本日はこれでおしまい。別に荒れてはいない。審議がストップしていると言うだけで、仕事が出来ていないと言う状況であり、「国会議員てそんなに暇なの?」とお叱りを受けそうなくらいである。国会議員の一日がこれでよいのだろうか?どうにもならないのが国会であるという先輩方のわかったような分からないようなアドバイス。事実致し方ない。よって、来客の多い一日だった。とある大手記者さんとはいろいろな情報交換が出来た。また、本ブログに関するコメントのあり方についてのご意見も電話やファックス、メールなどで多々頂いた。ご理解を頂いている方が多いことに胸を撫で下ろす。

明日からは正常化するということだが、これもまたわからない。
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肝炎対策基本法案衆議院通過

2009-11-26 23:19:44 | 国会
今日は、3度目挑戦初勝利組みの自然発生的な集まりがあった。同じ苦労を経験した仲間たちの話は、根っ子が同じなので実にリアルで、臨場感あふれ、共鳴する。明日からの国会に向け決意も新たにする。しかし、国会正常化の様子であったが、どうも明日からも荒れ模様の様子。


委員会並びに本会議では歴史的な瞬間に立ち会う。肝炎対策基本法案が委員会、衆議院を通過。厚生労働委員として身震いがした。それ以上に戦ってきた肝炎訴訟関係者、また同期である福田議員は感無量であろう。小さな体で様々な修羅場を経験したのであろう。小さな体は痛々しくもあるが、且つ勇ましくもある。肝炎問題も、HIV問題も、拉致問題もすべて政治行政の不作為から発生した悲劇。根っ子は同じである。法律が成立しても、戦いは終わったわけではない。彼女の志の少しでもいい、しっかりと受け止め共闘したい。

朝9時からの厚生労働委員会、昼食は地元からの市会議員の皆さんと議員会館間食堂で頂く。10分で定食をたいらげ、コンビニユニオンの院内集会へ参加。代議士会の後、午後1時から本会議。終了直後に拉致題特別委員会2時間の質疑。会館事務所に戻ったのは、5時半。書類整理と秘書との打ち合わせの後、冒頭の食事会を終え宿舎に戻る。

さてさて、ブログのコメントはすべて拝見させて頂いている。ただ、一言だけ言わせて欲しい。出来れは過去私の主張をご一読頂いた上でコメント頂きたいということと、民主党に対するご意見、政府に対するご意見を頂くのも結構だが、出来れば長尾たかしの考え方を中心にコメントを頂くと有難い。

明日も朝が早い。夕刻は帰阪する予定。地元の支援者やスタッフの皆さんにはお留守をよくお守り頂いている。心から感謝。
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通年国会の必要性

2009-11-24 15:28:58 | 国会
国会が止まっている。朝8時からの会議に出て、11時からの会議。同時刻、各委員会が開かれていないので嫌な予感がしたが、代議士会は中止。本会議も中止。9時から開かれる予定の各委員会はどうなるかわからない。インフルエンザ特別措置法も、金融円滑化法も、与野党共に早期の法案成立が急がれているものである筈。ただひたすら議員会館で書類に目を通す時間があるのは有難い事だが、これで歳費を頂いていると思うと、これで良いんかなと思う。締め切りありきの国会運営。だから、中身の議論が疎かになる。通年国会の必要性を感じる。もはや与野党という問題ではない。国会のあり方に問題がある。だから攻守逆転しても同じだという指摘が絶えないのである。
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初質問の様子など

2009-11-22 17:21:50 | 国会
深夜国会後の朝刊がどのような書き方をするのか非常に興味のあったところだが、残念ながら、゛強行採決゛の文字が踊る。欠席者、退席者がいるにも拘らず採決をすればある意味゛強行゛だと思うが、そもそもこの金融円滑化法案は与野党共に賛成であったのだ。反対して抵抗のための欠席、退席ならばわからないでもない。しかし、野党は賛成だった。この法案に対する共産党の答弁の締めくくりは、「我が党はこの法案に反対するものではない」であった。すぐさま「どっちやねん?」の野次が飛ぶ。共産党は賛成起立した。

では彼らは何を抗議していたのだろうか?何らかの存在感を示す為、メンツの為、゛強行採決゛を作る為だ。財務金融、議会運営委員長の対してその進行がけしからんと解任決議案を提出。これらが否決され、挙句には議場から退席。あとは皆さんの知るところである。

さて、自公が退席してからの本会議は実に空しいもの。議運委員が何度も何度も退席した議員たちに対して議場に戻るべく説得を行う。本当に何度も何度も行う。この間、40分ほど。因みに否決されるであろう解任決議等に費やした時間は約3時間。国会というところがこんなに゛待つところ゛とは思わなかった。繰り返すが、与野党共に賛成の法案を巡るごたごた。強行と言えば強行なのだろうが、強行しなければ、与野党共に賛成の、それも年内の中小企業資金繰りに影響が出る。これをして、所謂゛強行採決゛というのは如何なものかと思う。

因みにこの深夜国会の間、なんと国会の食堂は開いている。霞ヶ関の官僚も待機している。人件費も光熱費もかさむ。事業仕分けをしている今、こんなことに税金が使われていると思うと実に空しい。国会とは議論の場である筈だか、議論よりも日程調整を巡る与野党の攻防の方が大切のようだ。だから、どの時代でも国対が力を持ってきた。会期内に可決しなければ廃案となり、次の国会では初めからやり直しという原則がある。よって、議論よりも゛締め切り゛が優先となる。議論優先という国会を作ろうと思えば、やはり、゛通年国会゛ということは今後必要となってくると思う。





さて、翌日は睡眠不足の中で、国会議員として、いや人として初めての国会質問、新人の中でトップバッターという名誉ある機会を頂いた。厚生労働委員会は開始時間になっても共産党を除く野党は出席して来ない。そして、待つ。30分待って、それでも来ない。そして私の質問が始まった。恥かしながら自分でも見たくないほど落ち着きのない質問風景。様子はこちらをご覧いただきたい。



与党質問が終わって、野党の番。委員が出席しないので彼らの持ち時間を飛ばすのかなと思ったら、この間゛待つ゛というのだから驚いた。実に約2時間、何もしないで待つのである。その様子も国会TVでご覧いただけるので、本当に暇な方はどうぞご覧下さい。

与党になった民主党が与党慣れしていないことはご指摘のとおり。野党ボケもあるかもしれない。同様に、野党も選挙に大敗し国民の信用回復につとめなければならないところ、与党根性が抜けていない。

睡眠不足の中、夕刻は旧友達と一献。気づけば午前一時。翌朝は朝一番の飛行機で帰阪。支援者の個展、来客、告別式、陳情、組合からの要請、懇親会、八尾後援会の役員会を終え帰宅。今朝は、朝から大阪市内にて各業界団体との意見交換会。拉致問題についての情報収集の為、ただいま上京した。最終の新幹線で帰阪予定。
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終了

2009-11-20 02:18:33 | 政治信条
深夜1時40分に暫時休憩。続きは明日。朝刊がどう報道するのか?ビールを買って床につくつもり。
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本会議

2009-11-19 23:40:39 | 政治信条
30分の休憩です。クリームソーダ飲んでます。
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本会議開始

2009-11-19 21:03:39 | 政治信条
今から本会議開始。午前1時頃終了予定。
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初質問

2009-11-19 20:14:27 | 社会保障・税
延期になった初質問。明日9時からの厚生労働委員会、ど初っ端。新型インフルエンザ予防接種による健康被害の救済等に関する特別措置法案について。足立政務官に2問、長妻大臣に1問の予定。先程から、厚労省からの電話が鳴りっぱなし。頑張ります。

当時、1回生の長妻衆議院議員と会社員長尾敬の出会いから10年余年。厚生労働大臣と衆議院議員という立場で明日質問に立つ。・・・・感無量。

そして、本会議はまだ始まらない。
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禁足

2009-11-19 19:28:27 | 国会
朝8時から党本部にて、21世紀臨調佐々木毅氏の公演を聞き、議員会館に戻り、財務金融委員会の様子を部屋の院内テレビで傍聴。時間が大幅に遅れている。何かいやな予感。その後それは的中する。

歯科保険医協会の皆さんからの要請を受ける。その後、明日の委員会質問に関する質問レクを受け、来客対応。全国から選抜された消防署代表の皆さん12名とご縁あって議員会館でお目にかかり、皆さんには議員会館食堂で昼食を取って頂く。中座して、昼食を食べながらの、全日本病院協会の皆さんから医療現場についてのお話。医療についてはどの切り口であろうと深刻な状況。

本会議に向かうも、財務金融委員会の採決等々をめぐり、野党の゛ご都合゛により、代議士会も暫時休憩。全国過労死を考える会の皆さんからの来訪を受け、共に基本法成立に向け取り組むことを決意。この問題については、後日詳細を記したいと思う。本会議は始まらず、゛禁足゛となる。㈱スズキの鈴木会長の講演を聞き、またまた国対委員会。

本会議はまだ始まらない。明日の質問が午前9時からに決まったことを理事から連絡を頂く。今晩は遅くなるという事なので腹ごしらえ。議員食堂はこういう時、本会議が終わるまで開いているという。本当にご苦労様。そして、まだ本会議が始まる気配がない。これもまた、国会。

明日の質問準備に時間が出来たと気持ちを切り替え時間を有効に使う。
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明日、初質問の予定です

2009-11-17 17:32:58 | 国会
明日の厚生労働委員会で、初質問に立つこととなりました。インフルエンザ予防接種による健康被害の救済等に関する特別措置法案の質疑です。おそらく午後一番の予定です。・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・、でしたが、法案審議がズレ込み、、、、、明日はなくなりました。「午後8時40分追記」
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一つひとつ

2009-11-15 14:43:37 | 政治信条
覚悟はしていたものの、時間管理、いや、時間に追われる生活に慣れずにあたふたと一週間を過ごす。まずは早朝に会館の机に座り、資料と格闘。一掃するも、会議を終え議員会館に戻ると「山」。今週は昼食はすべてカレー。出来上がりも早ければ、食べるのも早くて済む。

日中交流の専門会議にも参加し、私も国会議員として来月訪中を予定。立命館大学の理事長、総長主催の食事会にもお招き頂き。夜は少々贅沢をする。来客も多く、陳情、要請など、現場の実態と政治行政のあり方に大きな乖離を痛感する。

天皇陛下ご即位20周年記念式典ならびに皇居広場においての祝典にも参加させて頂いた。当日は恐ろしく寒く、隣の某代議士嬢がマフラーを貸して下さり、右隣に座っていた城内実代議士と私で゛恋人巻き゛状態で2時間を過ごした。ブログには記せない超党派のいろいろな情報交換をさせて頂いた。EXILEの諸氏はサングラスを取り天皇皇后両陛下の前でパフォーマンスをしていた。最低限のマナーである。翌日の宮中茶会では、初めてモーニングを着て参加させて頂いたが、皇室を敬愛する長尾たかしとしては皇室に対する目に余る不敬な態度のオンパレードに怒りを禁じえなかった。例えば、大臣認証式においてさえ、陛下からお声を掛けられても返事をしてはいけないにも拘らず、茶会とはいえ新人議員の方から声を掛けるという信じられない場面に数回遭遇。私と心同じくする某代議士と共に「(その議員に)後ろから一撃を加えてやろうか」という衝動に駆られたという話題で、嘆かわしき新人議員の皇室に対する立ち振る舞いに落胆した。

委員会も本格的に始動。また、内外から事業仕分けについてご意見があるが、なるほど、官僚とはそういう風に゛盛り込む゛のかと感心しきり。この辺りはいずれ後日。金曜日には稲盛京セラ名誉会長の講話を聞いた。質疑応答の際、質問の為の質問をする諸氏に対しての一撃を喰らわせるような応答に感動した。日本航空、高速道路無料化問題などなど、まずはすべての資料をベースに生の声を聞く。専門家の意見を聞く。大切なことは、まずは知ること、現状を把握すること。時間もないことは百も承知。しかし、まずは一つひとつ重ねていくこと。

来週はさらに忙しくなる。
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削られた予算を何で埋めていくのか?何で再生していくのか?

2009-11-10 06:51:53 | 自治
「゛コンクリートから人へ゛、いや、長尾さん、コンクリートも人が作っている事を忘れないでくださいね」という言葉を私なりにどう消化したらよいか、頭から離れなかった。

「ここの産業は何ですか?」「公務員と公共事業と観光です。」そういう地方に公共事業削減が行われたらどうするのか?もう新しい新産業を創出するしかないと思うのだ。この場合地方は犠牲者でもあるのだが、おそらくそういう地方は公共事業に頼ってきたという現実もあるはず。当然、国の直轄事業を地方が負担させられてきたという事情は理解できるが、もう崖っぷちの現状にあって、一歩を踏み出さなければ奈落の底に落ちることは確実。この際、犯人探しは優先すべきではない。

鳩山政権では、国の直轄事業の地方負担金を廃止、財源の移譲を行い地方に一定の権限を与える、ということは、地方が考え財源をもって自立する覚悟を求めているということでもある。当然、お金を渡すから地方のことは地方でやってくれと切り離すかの如くの対応であってはならないが、地方の国に対する依存体質も改められるべき時代なのだと思う。

予算を削られたその跡を、何で埋めていくのか?何で再生していくのか?地方の知恵、自立心、独立心を地方が覚悟できるかどうか。ある意味民主党政権は、権限、権利を移譲すると同時に、義務も課しているという部分で、今までの政権とは180度方向性の違う政権であると思う。国民の理解がなければ、いずれにせよ、マニフェストは実現できない。故に、今まで以上の説明が求められている。
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外国人地方参政権・・・4

2009-11-09 15:56:14 | 憲法
外国人地方参政権問題についてはコメントをたくさん頂いている。皆さんの声は確実に伝えていく。党内でも真剣議論をするよう、そして、私の立場として結果を出していきたい。

※この問題についてのコメントはこのスレッドに願いたいので。

過去の長尾たかしの主張をお読み頂き、民主党内で以下を主張する長尾たかしを是非とも応援頂きたい。

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【2008-02-22】ブログから

動画バージョン

小沢代表が訪韓した。ニュースで報道されていたようだが、数本の電話が事務所にかかってきた。「小沢代表っ何云ってんの?」「まったくとんでもない話だ!」「長尾さん、離党しなさい」、激しい電話だった。

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在日韓国人などへの地方参政権の付与について小沢代表が尽力してきたことに対し、イ新大統領が感謝を表明。それを受け、小沢代表は「日韓両国民が心から信頼し合うようになるためには、まず日本人がその証を示さなければならない。その一つが地方参政権の付与だ。民主党内にはいろいろな意見があるが、みんなが一緒になって話し合い、意見をまとめたい」と述べ、地方参政権の付与で党内の意見集約を進める方針を表明した。
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いろいろな意見を言ってよいのならば、私は反対しよう。以前からこのスタンスに変わりはない。

さて、ここでどうか、推進派も反対派も゛双方゛落ち着いて、落ち着いて、、。私は断じて外国人を差別をしているのではない。外国人の地方参政権に反対することが差別ならば、その認識は間違っている。堂々とその根拠を示してほしい。そして、ネット保守の諸君!、民主党をすぐに゛売国奴゛と一括りにしないでほしい。よろしくお願いしたい。



1.さて、゛外国人の地方参政権は我が国では憲法で認められていない゛。まずここを押えておく必要がある。
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憲法15条1項 「公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である」
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と定められている。

この権利は、我が国が国民主権の国家という位置づけから与えられる権利である。所謂、゛自然権に認められた人権とは全く異なる゛。国民とは、゛国家と共に運命を共にする゛ということ。例えば、ある両国間で戦争となったとする。この場合、貴方はどちらの側に立って銃口を向けるのかということである。それが国籍ということであり、国家の構成員であるからこそその義務を負う。そこで運命を共にしてくれる国民にのみに参政権゛が認められるのだ。よって、日本国籍を保有しない外国人には参政権は憲法上保障されないのである。これは、長尾たかしが言っているのではなく、憲法にそう記されてあるのである。

推進派の皆様におかれては、推進するならば、憲法を改正するという作業を行う必要があるということをお忘れなく。国民投票法を整備し、憲法改正をするというならば、全国民的な民意がここで示されることであろう。その上での大いなる議論をして行こうではないか。

また、゛第93条2項 地方公共団体の長、その議会の議員及び法律の定めるその他の吏員は、その地方公共団体の住民が、直接これを選挙する。゛の解釈についても同様。国民の判断を受ければよい。そもそも日本国憲法を押し付けられた当時、゛住民゛は国民の中の住人であったであろうことは想像に難くない。

2.税金を支払っているから認めるべきであるという主張がある。税金とは、道路、医療、消防、警察などの公共サービスの対価である。参政権とは別物である。納税によって参政権が与えられるという発想は、先人達が民主主義の運動でようやく勝ち得た崇高な理念、つまり、納税額や性別の区別なく全ての国民に平等に選挙権が与えられるという普通選挙制度の精神を否定するものである。要は、制限選挙制度という位置づけとなり、時代と逆行する。

尚、特別永住者には、他の外国人にない特別な法的地位を与えている。日本国内での就労は勿論、結社、集会、でも、陳情など政治活動を含む、まったく制限のない在留資格を無期限で保証されている。健康保険、年金、生活保護をはじめとする、各種社会保障制度にも昭和57年から日本人と全く同じ扱いとなっている。よって、納税に対するサービスが不足しているということは考えられない。

3.地方参政権を認めている国もある。確かにある。地方参政権を認めている国は、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどであるが、国家は違えども、国家元首が同じという歴史背景を持つ国である。云わば、植民地型といえよう。国旗には゛ユニオンジャック゛が輝いている。歴史上相互にこれを認め合っているのである。また、EU型というか、EU国民に限定して外国人参政権を認めているところもある。EUは、同じ経済圏として結束を固め、統一貨幣ユーロなどで、運命共同体である。その他、北欧型。極端に人口が少ない国を守るために、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーなど相互に移民を労働のためにどんどん受け入れる背景があった国など。我国はそのような環境にあるだろうか?ない。相互に受け入れるという前提にせよ、当の韓国は外国人参政権を、満場一致で否決している。

4.強制連行を強いられた訳だから参政権を認めるべき。この議論は既に破綻している。昭和14年から朝鮮人内地移送計画の下、強制連行された朝鮮人のほとんどは、戦後まもなく日本政府の計画送還で帰国している。在日の大半は、戦前から住み続けているか、密航できたかどちらか。終戦時の在日の人口は、200万人。うち移送されたのは、32万人。占領軍の命令によって、日本政府は引き揚げ船を用意し、運賃無料、持ち帰り荷物230キロまでの制限で帰国させた。昭和21年までに、140万人が帰国。自分の意思で残った人が60万人。引き揚げに当たっては、移送計画によって渡日した人が優先された。結果として32万人はこのとき帰国している。在日一世の調査によって裏付けられていると産経新聞が報じている。

5.地方参政権くらい認めては?認められない。なぜなら、安全保障という観点から、他人様に大切な自宅の鍵を渡すわけにはいかないからである。例えば、原子力発電所に関する対応、有事の際の国民保護法に基づく住民の避難誘導など、国家の緊急事態において、地方自治体の位置づけは、中央の動きと不可分となる。

6.帰化手続きが必要以上に困難であるというならば、これを検討しつつ、日本国籍をとった上で、チャイニーズ系日本人、コリア系日本人として、民族のアイデンティティーを持ち、参政権を得る。もう残された道はこれしかないのではないか。


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【2003-02-27】公式ホーページから

外国人参政権には反対する

長尾たかしは外国人参政権についてどういう見解を持つかの質問を複数いただいたので、あるエピソードを交えてお答えする。

(民団役員主催勉強会、)会の終了後「長尾さん怒ってるだろうなぁ」と、後で言われたとおり、腹の底が煮え繰り返るほど侮辱された感が残り、同時にこれは厄介なことを情報提供を受けてしまったと複雑な思いになった。

「将来的に、わが民団は朝鮮総連と手を結ぶ」とは、締め括りの挨拶。金正日が拉致を認めた後の話である。これは重要な発言だった。

よく記すことだが、私には在日の友人が沢山いる。当然のことながら、彼らには参政権がない。昨日電話で突っ込んで聞いてみた。「参政権がないこと、どう思う?」と質問すると、

「在日韓国人だからしようがない」とごく普通の回答が帰ってくる。

長尾「帰化しないの?」

A君「面倒だし、それに時間がかかり過ぎる」

「やっぱり民族の血は越えられないね」

「長尾さんだってそうでしょ」

「まぁねっ」

「日本人として国に忠誠を誓っていないんだからしようがない」

「忠誠を誓っていない日本人も多いけど、、」

「それ、不味いっすよね」

長尾「君は南だけど、北の拉致問題についてどう思う」

A君「はっきり言って迷惑ですね、僕は3世だから旧同朋と言われてもピンと来ない世代ですから、、」

「参政権は欲しい?」

「帰化が前提になりそうですよね、帰化はめんどくさい、だから別にイイっすよ」

概ね、この会話をする限り、参政権に対する意識は、日本人も、在日韓国人も大差がないような気がしてならない。要は「大した問題ではないのである」

しかし、前出の在日の上層部の鼻息は荒かった。敵対心丸出しの90分間にわたる意見交換は、しゃぁーべる、喋る、ずぅ~っと喋る、独壇場だった。

彼等の言い分は良くわかった。不当な差別、生活の不平等、韓民族の苦しみ、よく理解できた。それだけ聞くならばそれは気の毒な惨事が多々あった気持ちは理解しよう。彼の主張は「日本政府は我々に帰化するならば、参政権を認めようという。しかし、これからの国際社会、共生社会に突入したわけで、日本に帰化して日本民族と同化することなしに、民族の誇りを持って互いの存在を認めつつ、社会作りをしていくのが筋ではないか」という。おぉ、良いことを言うと思った。「日本民族と韓民族がお互いを認め合う」これには賛成だ。だから、帰化しなくても参政権を認めるべきではないかとの彼の主張はわかった。そんな時代があってもいいかなっと選択肢を広げても良いかと思ったりする。民族のプライドのぶつかり合いは大いに結構だ。日本人にはそれが欠けているから望むところだ。

しかし、その後が不味かった。

概ねその後は延々日本人の悪口が40分は続いただろう。時あたかも北朝鮮の拉致疑惑を金総書記が認めた直後である。彼ははっきりとこう言い放った。

「北朝鮮が酷い国だと日本では報道しているが、戦時中の日本は北朝鮮以上に酷いことをした国である、日本人には北を責める資格がない、自分達の親たちが私達に何をしたかをもっと認識した上で出直すべきだっ」と、、、。一気に冷めた。

そこまで悪口を言われて「共生」も糞もないだろう。反日感情を剥き出しにされてあなたの主張を聞く身にもなってもらいたいと呟いた次の瞬間、前出の言葉である。「将来的に、わが民団は朝鮮総連と手を結ぶ」と、、、。この言葉は一生忘れない。

私は「そんなに日本を嫌いな人が多いなら、本国へ帰りたいという人も多いのでしようねぇ」と合いの手を入れた。要は「そんなに日本が嫌いなら韓国へ帰ればっ」というメッセージだ。彼はキッと私の眼を見て話題を変えた。

朝鮮の人たちの「小中華思想」、「事大主義」を非難するつもりはない。そういう時代だったのである。独立を自発的に行わない朝鮮に対し、清国は朝鮮を属国とみなしていたのも歴史上の事実。そして、日本は清国と国際法に則って戦争を行い、清国に勝ち、清国の傘下にあった朝鮮の独立を清国に認めさせる下関条約を締結。それでも独立に目覚めない朝鮮半島。そして、日露戦争、日韓併合。

「小中華思想」、「事大主義」が根付く朝鮮の人たちには日本のやることなすことが面白くないのは当然であろう。しかし、日本国内に侵入し、日本人を拉致した行為と戦争は比べられない。国際社会のルールから外れた、決して許されない不法行為で、紛れもない犯罪行為。日本人に北朝鮮を非難する資格がないと主張する彼の意見を納得するわけにはいかない。

共生社会。聞こえは良いが民族のプライドが敵対心剥き出しの上、ぶつかり合う環境では不可能。在日の方々が、「日本人としての国民権利」を得たいと思うならば、日本人にならなければならない筈だ。参政権は国のかたちの根幹に関わる重大事項である。在日が日本よりも朝鮮に対する忠誠を優先させ、かつ権利を得るというのは虫の良い話。最後に、彼は「外国人に参政権を認めたら、日本が乗っ取られてしまうと考えがあるようだが、別に乗っ取られたっていいじゃないかっ」とハッキリと述べた。耳を疑ったが、事実だ。遂に彼は我々の前で、徹底した反日感情を最後まで貫き通したのだ。

外国人参政権、認めてあげたいが、今は反対だ。日本国民になったのなら認めても良い。共生社会とは聞こえが良いが、それは民族感情が邪魔をして不可能であろう。ましてや、朝鮮総連と手を結ぼうとしている思想を受け入れるわけにはいかない。これが私の意見である。「区別と差別」、「戦争と犯罪」の区別がハッキリつく国民でありたいものだ。

一般の在日の方々のほうがよっぽど平和的に話がわかるというものだ。どの民族も、国家も、トップと国民との間には大変な乖離が存在するのであろう。実感した。

因みに、韓国では永住外国人の参政権は認められていない。こりゃまた、当然の話だっ。


<追加>
在日の私の友人達はみな誇り高い。日本に職を求めてきて立派に
差別を乗り越え今でも成功していることにプライドを持ってい
る。以下の文章は読者からの投稿を転載する。私が伝えたいメッ
セージがここにある

【某氏より】
◇半年くらい前に俳優の伊原剛志(在日3世、帰化済み)さんが
祖父の故郷である韓国を訪問するという特集をテレビで やってい
ました。

おじいさんの生家や親戚を訪ねていました。そこで親戚の人 曰く
「君(伊原さん)のおじいさんは稼ぐために日本に行き、そのま
ま日本に住み着いてしまった。」のだそうです。さて、今日本に
いる在日のほとんどはこのパターンです。(+戦後の密航組)
何も恥じることはありません。

一旗あげようと裸一貫で異文化の土地へ赴く気概は尊敬に値しま
す。

それを、祖父母は無理矢理連れてこられたなどとデマを垂れ流す
のは、この誇り高い先祖の気概を傷つけることにはなりません
か?私はこのことを在日の方々に強く言いたいです。

◇韓国から来てる留学生が飲み会のときに「前の戦争だけじゃな
いんだ。豊臣秀吉だって韓国せめて来たんだぞ。日本人は赤ん坊
でもまず韓国人に謝罪しないといけないんだ」彼らの教科書には
下記のような記述があるみたいですね。

▲朝鮮出兵は、日本による侵略行為である。
 しかし、元寇は日本「征伐」であって、侵略行為ではない。

▲第二次大戦(対日本との独立戦争)の勝利国である朝鮮は、
敗戦国である日本に対し、謝罪と賠償を求めることが出来る。
・・・との事です。
(出展:韓国の教科書)

日本政府や国会議員の方々には、韓国の教科書こそ「歴史歪曲」
だとして抗議して欲しいです。歴史上の証拠や文書を提示して反
論しても、韓国人らはそれを「また日本人による捏造だ!」で終
わりです。

彼らのいきすぎた反日教育こそ、日韓友好の一番の妨げだと思い
ます。しかし、韓国人の韓日友好とは「日本の譲歩」が当たり前
だと思っていることです。

マッカーサー元帥のGHQは「在日」の韓国人・朝鮮人の”帰国
(引揚げ)”に過剰ほどの支援をなした。すべての希望者に帰国
のための無料の船便を提供した。日本の官僚に対して「全員帰国
を達成せよ」と厳しく命じた。つまり、現在の在日韓国人・朝鮮
人とは、このとき、たとえ政治的に差別されようとも”外国人”
として日本に残った方が経済的に有利であるとか、日本の方が相
対的に好きとか、の自由意志を頑なに貫き、GHQの「好意」を
断固拒絶したもの、およびその子供や孫たちである。自ら”外国
人”の値を選択したのが故の「在日」であり、その子孫である。

それなのに”外国人”として扱われることを「差別」と称するの
は、詐欺そのものだろう。

(「歴史を捏造する韓国 韓国併合と搾取された日本」
中川八洋著(徳間書店)p.257より抜粋)

一旗あげようと裸一貫で異文化の土地へ赴く気概は尊敬に値し
ます。それを、祖父母は無理矢理連れてこられたなどとデマを垂
れ流すのは、この誇り高い先祖の気概を傷つけることにはなりま
せんか?私はこのことを在日の方々に強く言いたいです。
(終わり)

在日の人が全部思っているわけではないと思う。多分、その感情を国益に結びつける外交を実際に行っている一部の人たちが叫んでいる。

うん、心に残る言葉だ。

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以上、過去のコラムをそのままペーストした。

主張については最低限網羅できていると思う。
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輸入企業に対する無制限補償・・・輸入ワクチン問題

2009-11-05 12:29:36 | 社会保障・税
長尾「この契約は無制限補償ですか?」
厚労省「・・・(言い辛そうに・・)無制限補償です。」

唖然とした。

厚生労働委員会質問研修会で輸入ワクチンメーカーとの契約内容についての質問をした。接種により副作用被害に関する企業への国の損失補償が、無制限であるというのだ。

前述したように、新型インフルエンザの感染力は強いが、毒性は低いようだ。しかし、若年層、基礎疾患をお持ちの方、妊婦の方々は、重症若しくは死に至る危険性がある。既に431万人が感染し、多くは軽症。その方々はワクチン接種(新型の)の必要はない。国内産ワクチンが足りるのではないかと思いきや、足りないという。後日詳細を記したいと思うが、我国のワクチン行政は輸入に頼りすぎたという疑問が残る。よって、危険かもしれないワクチンを5000万人分輸入せざるを得ない。

ところが、契約はというと、
「無制限でなければ契約してくれないという条件」だというのだ。
「メーカーにとってそんな無責任な、おいしい契約なんですか?」と質すと、
「(条件を)のまざるを得なかった」との回答。

売り手にとってこんなにおいしい契約はない。臨床試験以外の実績がない危険かもしれないワクチンを、その危険性についての企業が負うべき損害賠償を゛日本政府が肩代わりしてくれる゛のだっ。

契約は12/15という。繰り返すが、もはや゛足りない゛のだから輸入せざるを得ないのかもしれないが、これはしっかりと委員会で追求し、国益を損ないことなきようにしたい。民主党政権となり、行政も身内ではあるが、国民の命を守るために、これは質していかなければならない。ひいては民主党政権、身内を守ることにもなる。

゛外圧゛を感じるのは私だけではないと思う。ワクチン行政の不作為は根が深いような気がする。
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大鉈を振るっているだろうか?

2009-11-05 08:16:00 | 国会
東京は肌寒い。地元はどうだろうか?朝一番に家内が写真を送ってくれた。見慣れた自宅から見る高安山だ。この朝焼けを見ると俄然やる気が出てくる。

予算委員会。街の声を聞くと小さく纏まってしまっているという声が聞こえる。事業仕分けなどに象徴される予算に対する作業、指摘の多い人事作業などを見渡すのだが、果たして゛大鉈を振るっている゛といえるだろうか?それからもうひとつ。特定のテーマに対して有識者を集める、特定の組織に対しての人事。このひと専門家なのかなぁと思うことしばし。

私も永田町の、霞ヶ関の様子をわかっているわけではない。来週から委員会が始まる。船の中と外の境界線は委員会。議論を深めて生きたい。
コメント (3)
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