長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

帰国

2006-10-31 12:34:41 | 中国外交
29日に帰国し、雑多なことに追われている。訪中報告は、折に触れ記していこうと思う。

民間外交とはいえ、19名の議員団の中に参加させて頂いたことは大変に意義があった。事実上の中国№2の呉邦国委員長、対外連絡部長・王家瑞部長と小沢代表の対談に立ち合わせて頂いた。テレビでお馴染みの「あの部屋」である。

中国の印象は、「強引さ」、「自負心の強さ」、「逞しさ」、それでいて、どこか「投げやり」である。4日間をとおして「このままでは日本は完全に追い越される」と危機感を持った。

彼等は日本人以上に日本人を分析している。そして、カードの出し方が上手い。これら私が持った感想の裏付けは後日記すとする。

まずは、帰国と、日常活動に戻ったというご報告をさせて頂く。
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訪中

2006-10-25 15:03:56 | 活動
昨日は、14区常任幹事会。紆余曲折あり、ようやく柏原市選出府議会議員候補が内定。正式には29日決定の運びとなった。10月は9区補欠選挙のため、殆ど地元活動ができなかったが、この大きな決定事項にホッとする。気がつけば地方統一選挙まで6ヶ月を切っている。様々な集会、イベント、街頭活動、後援者訪問を実施していかなければならない。

まずは、11月12日の第16回タウンミーティング。第17回も決定している。11月も忙しい。

さて、さて、10月はもうひとつイベントが残っていた。明日からの訪中である。小沢代表率いる訪中団に参加させていただく事になった。「長尾たかし訪中?なんか違和感ないか?」の言葉もあるようだが、使命感を持っていって参る。

もちろん私の歴史観・国家観は変わらない。帰国は10/29。それまでまたコラムの更新ができないので悪しからず。
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高安山のカブトムシ・・・その後

2006-10-24 11:44:57 | プライベート
休日、起床の後、ソファーでボーっとしていたとき、ふとカブトムシの入った虫篭が目に止まった。そう、高安山のカブトムシである。夏が終わる頃、オス・メス共に死んだ。いつか片付けなければと思いつつ、ベランダの横に置きっ放しだった。

中を覗くと、一匹いた。

大きな白い幼虫がモゾモゾと動いている。あぁ、幼虫が知らずに育っていたんだと思い、子供達を起こし、暫し監察。オスのカブトがバラバラになっていた。幼虫が食べたのだ。メスは跡形もない。このままではかわいそうなので、幼虫・蛹が育つ新しい土を買ってきて取り替えることにした。そこで、驚きっ・・・

土が全部、糞に変わっていた。おぉ、実に気の毒。そこで、糞を掘り返すと、餌入れの下に2匹発見。木の皮の下に、2匹発見。新聞紙の上に並べていると女房が「キャーーーーッ何ィーこれっ」。

結局、なんと12匹の幼虫が知らずに育っていた。「ゴメンねぇ」と幼虫に声を掛ける子供達。

野生のカブトムシは生命力が凄いらしい。ということで、写真は新しく取り替えた土の上に並べた幼虫達。この後、ものの1分もしない間に元気良く、モゾモゾと土の中に消えいてった。

「パパとママを食べて大きくなったのね」と、6歳の娘がポツリ。命の連続性、繋がりを子供たちは学んでくれたようだ。
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敗因は徹底力の差

2006-10-23 09:45:36 | 民主党
10日振りのコラム更新。補欠選挙の結果は皆様ご承知のとおり

地元でもこれだけ歩いたことはないというほど歩いた。本部指示とは別の指示で、「小沢流・ドブ板選挙」をたっぷり実感できた。今後の活動には大いに参考になり、人脈も出来たものの、やはり敗北となると焦燥感だけが残る。

今後いろいろな人が、いろいろな反省、総括をすると思う。きっと、政策が伝わらなかったとか、北朝鮮の核実験などで安倍政権に追い風が吹いたとかのコメントが乱れ飛ぶだろう。もし、民主党関係者がそんな総括をするならば、全く以って、甘いと思う。そのコメントが許されるのは候補者だけであると思う。

私としては「敗因は徹底力の差」と表現するしかない。今後の戦略戦術に関わるので、詳細を記せないが、徹底力の差を見せ付けられたというのが実感である。

例えば、宿泊に利用したホテルでのこと。そうそう満室にはならない巨大なホテルだったが、安倍総理選挙区入りともなると前日から満室。風呂場でも、食堂でも、ロビーでも、「うちでは○○○票は固まった」「あっちのグループでは○○○は見込めるらしい」などと、選挙の話ばかりする「軍団」が占拠している。当然我が陣営ではない。

また、駅前で活動していると、見慣れた顔、顔、顔。20人から30人、毎日お見かけする。なんと、私の選挙区から大勢送り込まれてきている。「あらっ、長尾さんも大変ねぇ」と笑顔である。これら「部隊」が、後援者訪問や、あらゆる選挙運動員として大変な活躍をしている。「多勢に無勢」これ実感。支援団体がこれだけ動いてくれているということは、本体は当然それ以上に物事を徹底させていたということである。

徹底力といえば、情報管理にも不徹底があった。全国から寄せられた紹介名簿、情報の内容の不徹底である。

名簿何件提供をノルマとする。これはある意味大切なことだ。しかし、その名簿を後援者訪問として現地で訪問する我々にとって、その名簿情報の精度となると、失礼ながら提供者に格差がある。「○○議員の名簿は確実だ」「○○議員の名簿は単なる寄せ集め」。特定提供者の名簿ばかり、ようやく探し当てたところが、駐車場であったり、転居していたりすると、「名簿整理」に利用されたのではないかと疑いたくもなる。「誰の紹介だ?そんな奴は知らんっ」となると、当然気が滅入る。確実な名簿となると、訪問時には既に紹介者から電話なりの連絡が入っており、次に確実に繋がる。激励を頂けたとなればやる気も出てくる。100件の好い加減な名簿情報より、10件の「繋がる名簿情報」が必要である。

総力戦とは言うけれど、民主党が総力戦だったかどうか?今回敵陣からは、「これぞ総力戦」というものを見せ付けられたような気がした。敗因は徹底力の差である。一丸となりましょう、ひとりでも多くの動員をかけましょう、出来るだけ選挙区入りをしましょうだけではダメだっ。ノルマを課し確実に達成させる。この徹底力。あぁ、過去私はノルマ重視の世界に居りながら、こんな単純なことを忘れていたのだろうか?

大阪14区から何人の人間が選挙区入りし、部隊として貢献したか?情報提供がどこまで確度を持って実行できたか?確度ある情報提供を徹底できたか?さすがに投票日数日前には、14区各級議員に向け大量の電話作戦をお願いしたが、選挙戦全般において、総力を挙げたかどうか?「これは大阪9区の選挙」という認識があったのではないか?

こちらが頑張っている以上に敵が頑張っていたのだ。この程度の反省しか出来ない自分に嘔吐する。それからはっきり言わせて頂く。私も大した活動が出来なかったが、活動した振りをしている連中がいる。これは絶対に許せない。それを皆、気づいていて、黙認している、言葉にしない。彼らを見過ごすならば、それが民主党の甘さである。

大谷候補は本当に良く戦ったと思う。申し訳ない気持ちでいっぱいである。
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大阪9区補欠選挙

2006-10-13 09:37:19 | 民主党
これほど選挙区を離れたことがないというほど選挙区を離れ、コラムもこれほど間があいたことはないというほど、大阪9区補欠選挙に取組んでいる。詳細は記せないが、気を抜いたほうが負け。

全国でたったの2箇所しか実施されないこの補欠選挙の結果が、来年地方統一自治体選挙、参議院選挙に大きな影響を与える。安倍政権に対しても大きな問題提起となる。ある意味、この選挙区の有権者は「選ばれた有権者」ということになる。「選ばれたという自覚を持て」などとおこがましい事を主張するつもりもないし、それは政治側次第のこととも思うが、客観的に考えれば、そういうことである。限られた選挙区の有権者にどのように接するか。「ところがなぁ」と呟いてしまう瞬間があることも事実。

9区への応援は自分のことと思ってやっている。ここで勝つことは自分が勝つ為の必要条件である。昨日は午後から溜まった事務処理をするために、事務所に居たのだが、「街宣車は止まっていないし、いつもいないから多分そういうことだと思っていた、頑張って」とのお言葉を多々頂いた。

とにかく、元気でやっている。ご安心を。
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溢れかえる海外製品

2006-10-05 10:02:24 | 経済
昨日、樽床前衆議院議員の法人向支援者中心のパーティーがありお招き頂いた。樽床氏曰く「日銀発表によると、景気は1.大企業を中心に回復しており、2.中小企業は厳しい、3.よって、全体的には景気回復の兆しがあるというが、それはおかしい。高度成長期の時代は、大企業の景気回復の暫く後に、時間を置いて中小企業にも景気が回復されていた」。

私はこの点において樽床氏と同じ考えである。では何故そのようなことになったのか?に触れていなかったが、私はこう思う。最大の原因は、経済のボーダレス化である。

時に、このような議論になると、大企業が中小に圧力をかけているということばかりが論じられる。確かにそういう部分もあるが、経済のボーダレス化に日本企業が対応できていない、いや、むしろ積極的にボーダレス化を推し進め、中小を追い込んでいる。

以前、格差社会を生み出したものというコラムを記した。
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師匠である大前研一氏が記した「新・資本論」の中に繰り返し出てくる言葉に、「ボーダレス経済の空間」「サイバー経済の空間」という言葉がある。日本が陥った罠の種類の一部である。特に労働力日本企業の多くは、労働力の安い海外に依存し、労働の空洞化を起こしてしまった。労働力の流出である。場合によっては、技術すら流出してしまっている。同時に、安ければ物は売れるというメイドインジャパンのプライドを捨てた企業展開が、日本の技術大国としての競争力をますます低下させてしまっている。そして、インターネットという労働力を限りなくゼロに近づけるツールが、「サイバー経済の空間」となって、拍車をかける。負け組みとは、この構図では、戦えない者達、はみ出してしまったものたちと理解できる。「格差社会の原因」は「実態経済のボーダレス化とサイバー経済の到来」であると私は考えている。

「実態経済のボーダレス化とサイバー経済」の到来を予測できなかったのだ。日本はこれらを一刻も早く予測し、それに対応すべきだった。そして、真っ先にこの直撃を受けたのは、金融機関であったのだ。

ただ、不幸にも世界第二位の経済大国日本には体力があった。だから、10年くらいは、資産の食潰しで、「なんとなく上手くいってしまった」のである。来るべき、実態経済のボーダレス化とサイバー経済に対応できるよう、競争力をつける必要があった。技術力をつける必要があったのだ。しかし、これをサボった。勝ち組と言われる企業の中には、過去の資産を食潰してなんとか切り抜けている企業も多くあると思う。いつ何時、負け組みになるかわからないのだ。本当なら、市場から退場しなければならない「ゾンビ企業」がまだまだたくさんあるということである。

「なんとなく上手くいっていた」ところに、現実が降りかかってきた。これが今日の格差社会であると理解している。

小泉改革に責任を求めるならば、これらを国民に警告しなかったこと。実体経済のボーダレス化において、あまりにも労働力、技術力という、「日本の宝」、「家宝」を海外に開放してしまったことである。

ボーダレス化に拍車をかけたものはインターネットであると記したが、ボーダレス化の原因は「冷戦の終結」であることは言うまでもない。世界経済の構図が変わったのだ。アメリカが何でも面倒を見てくれた時代から、アメリカが日本を無視して中国を重要視することになった。市場も中国重視、労働力も中国重視。日本はそれを黙って見ているしかなくなってしまったのだ。。
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以前まで中小義業が担っていた仕事を、今日、どれだけの外国労働力にそれらが取って代わられてしまったことか。私達の生活は海外製品にあふれている。

我国の危機の本質が表面に見え始めている。
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流れに乗る、流れを作る

2006-10-02 12:28:35 | 活動
こと、選挙に関しては、戦いは始まる前から勝敗は決まっている。しかし、最後の最後まで戦は続く。準備とはいつまで?本番とはいつから?

大阪9区での活動もさることながら、自分の活動、14区地方議員の活動すべてにこれが当てはまる。来年4月とは言うものの、もう半年を切っている。

動きがある。

流れを凝視し、流れに乗る、時に流れを作る。試されるときである。
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