JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

次世代トランシーバーは?

2019-12-27 16:32:30 | 無線
 深夜近く80mを覗くとWの西海岸がFT8で見えます。こんな遅い時間にもWがみえるとは。
 80mのWASはまだ半分にも達していません。出来れば新しい州との交信をしておきたいので、
見えている局を片端からコールしてみました。結果はWYを見つけることが出来ました。
 まだまだ沢山目標は残っておりますから、見えるときの頑張っておこう。

 今朝は7時ごろから160mのEUでした。
 珍しいところはありませんでしたが、RA2FCLと交信でき、160mのMode Newでした。
 その後は80mに移動して、やはりEUが相手でした。

 さてIcomが来年発売するIC-705の製品発表が大阪と東京であったようで、多くの人が
興味を持って集まったようです。
 例によってSDRなんでしょう。移動用というコンセプトですが、Icom恒例のLCDパネルが
デンとパネルの中央に収まっています。果たして移動運用にLCDパネルが必要なのか、
バンスコは日中屋外でもみえるのか、消費電力は長時間運用に耐えるのかなどいろいろ尋ね
たいこともあるのですが、まー買わないでしょう。
 今使用しているDSP処理のトランシーバーに不満があるわけではないのですが、使われている
多くのデバイスは時間とともに過去のものになり、供給がいつまであるのかという不安が
あります。各デバイスの製造期間は次第に短くなる傾向にあるようです。ということはこの先
いつまでも使って行くには不安があるということでしょう。あと10年も使えれば御の字なんですが。

 やはりメーカーとしては次々と新製品を供給し、買う変えてもらわないと困るのは分かって
います。
 その新製品がどんなものかは、やはり興味があります。
 時代はSDRなんでしょうが、アマチュア無線の使い方としては結構極限的な性能を要求
するのです。
 いまのSDR デバイスではどうしてもRF段の処理が必要のようです。RFでアナログ的処理を
施して、SDRでダイレクト検波という段階を踏むことが必須事項なのでしょう。
 しかしSDRによって処理することで、少ないデバイスでAFを出せることで、これまでのメーカー
でないところがトランシーバーを製作する流れが世界では出来つつあります。
 まだまだAll in Oneのトランシーバーが一番使いやすいのですが、Digital通信が主流になると
PCがどうしても必要になり、だったらトランシーバーも後処理はPCに任せて、RF/AF変換を
するだけのトランシーバーモドキを供給する動きも盛んになってきているようです。
 まだまだとても小さな動きですが、これからそれらの動きが何か新しいものを作り出す
原動力になりそうな予感がします。

 マイクロ回線への新しい技術的要求は恐らくものすごいものだと思うのでのですが、
HFでのRFの処理技術の要求はそれほどでもないように思います。したがってそのあたりに強い
プログラマーもあまり育っていないのでしょうか。何でもプログラムで処理できる時代で
しょうが、RF技術とそれを理解できるプログラマーが育ってくれば、もしかしたらいまでは
考えられないほどの素晴らしいRF処理プログラムが日の目を見ることを期待したいですね。

 430のレピーターにもAndroidスマホからアクセスできるPA7LIMによるPienatsが提供され
Icomのトランシーバーなしでも日本中、いや世界とJARLのレピーター網を使って交信できる
時代になってきております。海外の優れた技術は頭の固いJARLのレピーター網に風穴を開けて
しまった感があります。
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