JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

過去の栄光と挫折

2016-02-05 13:47:33 | 日記
 あれほどのスター選手だった清原が逮捕された。
 そして過去の栄光の象徴だった甲子園に飾られていた
バットなどがガラスケースから撤去された。
 世の中の罪で、この薬物乱用とシートベルト違反ほど
他人に危害を加えることのない犯罪はありません。
 どちらも本人にとって損害と言いますか、不利益がふ
りかかることであって、それが処罰の対象になるという
当たり前のようで、おやっと思えるのです。
 薬物乱用の場合、次第にやめられなくなり、薬物を手
に入れるために、他人のお金に手を出すというようにな
ったり、またよくある車を運転して他人を傷つける二次
的な犯罪につながるから未然に防ぐことは重要です。
 日頃薬物乱用防止の運動を推進している我が身です。
 子供たちに薬物に手を出すな。一度でも手を出すと
止められなくなり、人間でなくなるぞと教える立場にい
ます。
 言ってみれば格好の教材が提供されたことになります。
 
 がしかし、清原選手の場合はPL時代の活躍、プロ球界
に入ってからの活躍はそれは誰もが認める立派なもので
した。
 追いかける子供たちの憧れでもあったでしょう。
 野球界から離れ、いろいろ人生ある中で、人間の弱さ
が出てしまって、薬物に走ったこととは区別してもいい
んではないかと思ったりします。
 過去の栄光はやはり立派なものとして、残しておいて
もいいのではないかと単純に思うのです。どんなにすば
らしい選手でも、長い人生においては紆余曲折もあり、
どこかで一歩間違うと、こんな人生を送った選手もいた
との教訓にもなるかと。
 甲子園側にしてみれば、なぜいつまでも飾っているの
かという批判が怖いのでしょう。
 すばらしい絵画を書き残した画家が、人生の後半身を
もち崩し悲惨な最期を送った。しかしその残した絵画は
いつまでも展示され、称賛されている。
 それはそれ、これはこれと区別する度量があってもい
いのではないだろうか。ジーは考えるのです。

 


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