JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

数多久遠著「深淵の覇者」読了

2016-02-06 18:36:47 | 読書
 先日本屋に立ち寄って買った来ました数多久遠著「深
淵の覇者」を読了しました。
 あまり聞いたことのない著者ですがアマタクオンと
読むそうです。元幹部自衛官という異色の著者です。
 
 物語はもちろんフクションです。日本の潜水艦と
ソ連のお下がり中国の潜水艦のお話です。
 昔から潜水艦のお話が好きで、いろいろな本も読み、
映画も見るのが好きです。
 潜水艦の場合は、お互い相手も見ることができず、
もっぱら音を頼りに相手の位置を知り、攻撃しあいます。
 この時の双方の艦長の心理と頭脳合戦が私にとっては
たまらない面白さを感じます。
 中国の潜水艦は潜航速度は60Kmと現実離れしたもの、
片や日本潜水艦の武器はおなじみのノイズキャンセル型
のヘッドフォンを応用した相手のパッシブソナーを受け
て反対位相の音波を重ね合わせることのよりピンガーを
無力化する試作中の新装置。それに主人公の女性技術自
衛官の婚約者だった艦長の死の謎解きがからまって物語が
進行します。
 つい先が知りたくて一気読みしてしまいました。
 戦争ものが好きとか嫌いとかは別としてフィクションの
物語を楽しむのは肩も凝らなくて単純に楽しめます。
 久しぶりに日本人の書いた物語として面白く楽しめまし
た。





 
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