JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

「小麦は食べるな!」

2013-09-27 10:47:12 | 読書
 ショッキングな題名の本を家内が買ってきました。
 日本文芸社 発行 著者はアメリカの内科医の
Dr.ウイリアム・デイビス。
 原題は「WHEAT BERYY」 小麦腹 


 日本人の体形でも最近下腹のポッコリ飛び出した人
を見かけますが、アメリカ人には本当に多く見かけま
す。
 この先生がいうにはこの下腹がポッコリ飛び出した
体形の原因が小麦を食べるからだといっております。
 小麦を主に食べているアメリカ人にとってはショキ
ングは発言で130万部を突破したと。

 直接的に遺伝子組み換えの小麦が肥満の原因と言っ
ておりませんが、日本は85%を輸入し、その60%
はアメリカからの輸入に頼っています。アメリカから
の輸入小麦はすべてが遺伝子組み換えだそうです。

 いろいろなことが書かれておりますが、血糖インデ
ックス(GI)という概念があるそうです。GIとはある
食品の摂取後にどれだけ血糖値が上がるかをブドウ糖
と比較して数値化するのですが、血糖インデックスが
高ければ高いほどその食品は血糖値を上げるというこ
とです。トロント大学の研究では精白パンのGIは69、
全粒粉パンのGIは72、これに対して砂糖は59で
なんと小麦を材料にしたパンのほうが砂糖より血糖値
を上げるんだそうです。
 ご存知のように血糖値が上がるとインスリンが分泌
されます。インスリンは血液中のブドウ糖を脂肪に変
えて体の細胞に取り込むホルモンです。
 食後の血糖値が高ければ高いほど、インスリンの分
泌が高まり、蓄積される脂肪の量も増える。この脂肪は
腹部の奥深くに内臓脂肪として蓄えられる。
 これがポッコリ下腹の原因と先生がおっしゃいます。

 そのほかいろいろな病気の元が小麦だと解かれており
ます。内科医としていろいろな患者の相談に乗り、小麦
を食べなくする方法で多くの患者がよくなった事例が紹
介されています。
 しかし考えてみると食事にパンを食べる以外にピザや
うどん、菓子類など多くの食品が小麦を使っています。
 これらをすべて制限するとなると何を食べるのかと考
えてしまいます。本の終わりには先生が考えた料理のレ
シピも紹介されております。

 わたしも家内もまだそれほどでもありませんが腹回り
が気になっております。
 そこで毎朝食に食していた自家製のパンをやめました。
 また良く食していたうどん等なるべく小麦を食さない
ついでに炭水化物も量を減らす食事に8月下旬から切り替
えました。腹が減ると血糖値が下がり、いらいらしたり
冷や汗が出る体質だった私ですから、はたしてご飯を少
なくした食事についていけるかと心配でした。
 主食のご飯の代わりにエネルギー源としてチーズを食べ
それまで朝食に出ていた目玉焼き1個を2個に増やしたり、
副食をたくさん食べるなどした結果、空腹感もほとんど
感じず、体重が1ヶ月足らずで3k弱減り、なんとなく
腹回りがすっきりしてきたようです。
 炭水化物を取らないダイエット法というのはしばしば
聞きますが、この本を読むと小麦というのがいかにこわ
いかが縷々述べられています。

 誰にでもお勧めはしませんが、こんな本があることを
ご紹介しました。

 
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