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【COGHCC聖書通読】 2020/03/27

2020-03-27 07:55:55 | 一日一章・聖書通読日記
サムエル記下 21:1-6

ダビデの世に、年また年と三年、ききんがあったので、ダビデが主に尋ねたところ、主は言われた、「サウルとその家とに、血を流した罪がある。それはかつて彼がギベオンびとを殺したためである」。 そこで王はギベオンびとを召しよせた。ギベオンびとはイスラエルの子孫ではなく、アモリびとの残りであって、イスラエルの人々は彼らと誓いを立てて、その命を助けた。ところがサウルはイスラエルとユダの人々のために熱心であったので、彼らを殺そうとしたのである。 それでダビデはギベオンびとに言った、「わたしはあなたがたのために、何をすればよいのですか。どんな償いをすれば、あなたがたは主の嗣業を祝福するのですか」。 ギベオンびとは彼に言った、「これはわれわれと、サウルまたはその家との間の金銀の問題ではありません。またイスラエルのうちのひとりでも、われわれが殺そうというのでもありません」。ダビデは言った、「わたしがあなたがたのために何をすればよいと言うのですか」。 かれらは王に言った、「われわれを滅ぼした人、われわれを滅ぼしてイスラエルの領域のどこにもおらせないようにと、たくらんだ人、 その人の子孫七人を引き渡してください。われわれは主の山にあるギベオンで、彼らを主の前に木にかけましょう」。王は言った、「引き渡しましょう」。

ダビデが王として全イスラエルを治めていた最中に、3年間の飢饉に見舞われました。そのときダビデはその原因を主に尋ね求めました。それはダビデが恵みも試練も主が賜るものと信じていたからです。その結果、先代の王サウルがギベオンの人々を虐殺した罪の報いだと示されました。ギベオン人は元々イスラエルの民ではありませんでしたが、エリコとアイを滅ぼしたヨシュアと戦うことを避けて、イスラエルの中に寄留する民となったのでした。サウルの行った罪はギベオンの人々とヨシュアが結んだ不可侵条約を破ることだったのです。この事件はダビデとは直接関係のないことでしたが、ダビデは神の民イスラエルを代表して過去の罪を清算するためにどのようにして償うべきか、ギベオンの人々に問いました。すると彼らは、自分たちに悪を行ったサウルの子孫7人を引き渡し、木に掛けて呪うことによって過去の罪を帳消しにすると答えました。共同体の罪は、誰かが必ず償わなければならないのです。私たちも時折、自分が行った罪ではないのに、一族や組織を代表して謝罪したり償わなければならない場面に遭遇することがあります。そのとき自分には関係ないと拒絶したり、仕方なく嫌々受け止めるのではなく、罪は罪として真摯に謝罪し、償うべきことは償って、いつまでもこの罪を引きずった生き方からいち早く脱却しなければなりません。

https://www.bible.com/bible/81/2sa.21.1-6.ja1955

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サムエル記下 21:7-14

しかし王はサウルの子ヨナタンの子であるメピボセテを惜しんだ。彼らの間、すなわちダビデとサウルの子ヨナタンとの間に、主をさして立てた誓いがあったからである。 王はアヤの娘リヅパがサウルに産んだふたりの子アルモニとメピボセテ、およびサウルの娘メラブがメホラびとバルジライの子アデリエルに産んだ五人の子を取って、 彼らをギベオンびとの手に引き渡したので、ギベオンびとは彼らを山で主の前に木にかけた。彼ら七人は共に倒れた。彼らは刈入れの初めの日、すなわち大麦刈りの初めに殺された。 アヤの娘リヅパは荒布をとって、それを自分のために岩の上に敷き、刈入れの初めから、その人々の死体の上に天から雨が降るまで、昼は空の鳥が死体の上にこないようにし、夜は野の獣を近寄らせなかった。 アヤの娘でサウルのめかけであったリヅパのしたことがダビデに聞えたので、 ダビデは行ってサウルの骨とその子ヨナタンの骨を、ヤベシギレアデの人々の所から取ってきた。これはペリシテびとがサウルをギルボアで殺した日に、木にかけたベテシャンの広場から、彼らが盗んでいたものである。 ダビデはそこからサウルの骨と、その子ヨナタンの骨を携えて上った。また人々はそのかけられた者どもの骨を集めた。 こうして彼らはサウルとその子ヨナタンの骨を、ベニヤミンの地のゼラにあるその父キシの墓に葬り、すべて王の命じたようにした。この後、神はその地のために、祈を聞かれた。

サウルの子孫をギベオンの人々に引き渡すことを約束したダビデでしたが、ヨナタンの子メピボセテを引き渡すことだけはどうしてもできず、他にサウルの子孫の生き残りがいないか調べさせた結果、サウルの妾だった者の子孫が7人いることが判明しました。そこでダビデはその7人をギベオン人に引き渡し、彼らはサウルの子孫を7名、処刑して木に掛けることによって、過去の怨恨を晴らしました。しかしサウルの妾の子孫だった人々からしたら、突然愛する家族を奪われて悲嘆の中に暮れていました。その一人、アヤの娘リヅパは、ギベオン人に殺害された遺体が野鳥や野獣の餌食にならないよう、大麦の刈り入れの時期から小麦の刈り入れ前に降る後の雨の時期に至るまで、荒布をまとってずっと番をしていました。その出来事がダビデの耳に入り、ダビデはサウル一家を弔うために、ヤベシギレアデの人々が葬ったサウルとヨナタンの遺骨を、故郷の地、ベニヤミン部族の町ゼラにあるサウルの父キシの墓に葬りました。すると神はダビデの祈りを聞かれ、3年続いた飢饉から解放されました。過去の罪を償い、そのために犠牲になった人々の悲しみを癒すことを通して、神は私たちの祈りに答えてくださいます。口先だけの謝罪だけに留まらず、具体的な償いの実践を通して、真の祝福を回復させていただく私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/81/2sa.21.7-14.ja1955

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サムエル記下 21:15-22

ペリシテびとはまたイスラエルと戦争をした。ダビデはその家来たちと共に下ってペリシテびとと戦ったが、ダビデは疲れていた。 時にイシビベノブはダビデを殺そうと思った。イシビベノブは巨人の子孫で、そのやりは青銅で重さ三百シケルあり、彼は新しいつるぎを帯びていた。 しかしゼルヤの子アビシャイはダビデを助けて、そのペリシテびとを撃ち殺した。そこでダビデの従者たちは彼に誓って言った、「あなたはわれわれと共に、重ねて戦争に出てはなりません。さもないと、あなたはイスラエルのともし火を消すでしょう」。 この後、再びゴブでペリシテびととの戦いがあった。時にホシャびとシベカイは巨人の子孫のひとりサフを殺した。 ここにまたゴブで、ペリシテびととの戦いがあったが、そこではベツレヘムびとヤレオレギムの子エルハナンは、ガテびとゴリアテを殺した。そのやりの柄は機の巻棒のようであった。 またガテで再び戦いがあったが、そこにひとりの背の高い人があり、その手の指と足の指は六本ずつで、その数は合わせて二十四本であった。彼もまた巨人から生れた者であった。 彼はイスラエルをののしったので、ダビデの兄弟シメアの子ヨナタンが彼を殺した。 これらの四人はガテで巨人から生れた者であったが、ダビデの手とその家来たちの手に倒れた。

14節までのエピソードと場面は変わって、イスラエルの宿敵ペリシテ人との戦いについて記されています。主はダビデを通してペリシテ人との戦いに勝利をもたらし、イスラエルの平和を保たれましたが、ダビデ自身も年老い、肉体的にも徐々に衰えて、最前線に出て自ら戦うにも疲れを覚える歳に差し掛かってきました。そのときペリシテの巨人族の残党イシビベノブがダビデに襲いかかって殺害しようとしたところを、ヨアブの兄弟アビシャイが助けたため、ダビデは危機一髪でいのちを奪われずに済みました。そこでアビシャイはダビデに、王のいのちは失われてはならない一国の宝であるのだから、これ以上最前線に出て自ら戦わないようにと進言し、ダビデもアビシャイの言葉を受け入れました。私たちもまた、いつまでも自らが先頭に立って陣頭指揮を取ることに固執することなく、運営や現場を次の世代に委ね、自らは背後で支える立場に回る時期が必ず来ます。私たちの信仰はそのようにして先人から代々受け継がれてきた宝であることを覚え、世代交代を前提にした次世代育成を心掛け、その時が来たら素直に身を引く潔さを身に付けなければなりません。

https://www.bible.com/bible/81/2sa.21.15-22.ja1955
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