イザヤ書 21:1-2, 5
「海の荒野についての託宣。つむじ風がネゲブを吹き過ぎるように、荒野から、恐るべき地から、来るものがある。 わたしは一つのきびしい幻を示された。かすめ奪う者はかすめ奪い、滅ぼす者は滅ぼす。エラムよ、のぼれ、メデアよ、囲め。わたしはすべての嘆きをやめさせる。
…
彼らは食卓を設け、じゅうたんを敷いて食い飲みする。もろもろの君よ、立って、盾に油をぬれ。」
海の荒野というのはバビロン帝国を表す言葉であるそうです。イザヤの時代にすでに約二百年後のバビロン崩壊の預言がなされたのです。ダニエル書5章に、バビロンの王ベルシャザルがエルサレムの神殿からもってきた聖なる器で大宴会を催していると、神の手が現れて壁に滅びの宣告を書き記し、その日の内にメディア・ペルシャの軍勢が夜襲を仕掛けて、バビロン帝国は滅んでしまった様子が記されてきます。イザヤはすでにその幻を主から示されて預言したのです。神様の御言葉は一つとして地に落ちることはなく、確かなことは明白です。
http://bible.com/81/isa.21.1-2,5.ja1955
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イザヤ書 21:6-10
『主はわたしにこう言われた、「行って、見張りびとをおき、その見るところを告げさせよ。 馬に乗って二列に並んだ者と、ろばに乗った者と、らくだに乗った者とを彼が見るならば、耳を傾けてつまびらかに聞かせよ」。 その時、見張びとは呼ばわって言った、「主よ、わたしがひねもすやぐらに立ち、夜もすがらわが見張所に立っていると、 見よ、馬に乗って二列に並んだ者がここに来ます」。彼は答えて言った、「倒れた、バビロンは倒れた、その神々の像はことごとく打ち砕かれて地に伏した」。 ああ、踏みにじられたわが民、わが打ち場の子よ、イスラエルの神、万軍の主からわたしが聞いたところのものをあなたがたに告げる。』
南ユダ王国を滅ぼし、エルサレムの神殿を破壊し尽くして、国の主だった人々を捕囚として捕らえていったバビロンに対する裁きの宣告は、踏みにじられた民イスラエルに対する慰めと希望の預言でもあります。9節の「倒れた、バビロンは倒れた」という言葉は、そっくりそのままヨハネの黙示録18章で「倒れた、大いなるバビロンは倒れた」と記されています。イザヤ書はイスラエル王国の滅亡と回復を預言し、さらには世の終わりのサタンの支配する地上の王国の滅亡をも示唆しています。私たちは聖書の御言葉を古代の書物と受け流すことなく、自分たちに対する警告として耳を傾ける必要があります。
http://bible.com/81/isa.21.6-10.ja1955
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イザヤ書 21:11-12
『ドマについての託宣。セイルからわたしに呼ばわる者がある、「夜回りよ、今は夜のなんどきですか、夜回りよ、今は夜のなんどきですか」。 夜回りは言う、「朝がきます、夜もまたきます。もしあなたがたが聞こうと思うならば聞きなさい、また来なさい」。』
ドマとはイスラエル民族の父祖ヤコブの兄エサウの子孫エドム人の都市の名前、セイルとはエサウが住んだ山地を表しています。世界情勢がめまぐるしく動く暗黒の時代にあって、エドム人はイザヤに将来の行く末を尋ねますが、夜が明ければ朝が来、再び夜が来ると、歴史の移り変わりを告げるに留まります。ここでエドム人が主に立ち帰ればよかったのですが、心の鈍いエサウの子孫エドムは主の警告を真摯に耳を傾けることはなく、やがて滅びてしまいます。私たちは聖書の御言葉を自分のこととして受け止め、主に立ち帰って滅びを免れる賢い選択をすることが大切です。
http://bible.com/81/isa.21.11-12.ja1955
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イザヤ書 21:13-17
『アラビヤについての託宣。デダンびとの隊商よ、あなたがたはアラビヤの林にやどる。 テマの地に住む民よ、水を携えて、かわいた者を迎え、パンをもって、逃げのがれた者を迎えよ。 彼らはつるぎを避け、抜いたつるぎを避け、張った弓を避け、また激しい戦いを避けて、逃げてきたからである。 主はわたしにこう言われた、「雇人の年期のように一年以内にケダルのすべての栄華はつきはてる。 ケダルの子らの勇士で、射手の残る者は少ない」。これはイスラエルの神、主が語られたのである。』
神様はイザヤを通してイサクの兄イシマエルの子孫であるアラビア、今のサウジアラビア地方の人々についても預言を残します。これはアラビアがアッスリヤ帝国の侵攻を受けたときのことを預言した言葉で、一年以内にも起こる戦乱から逃げてくる難民たちを受け入れるようにと勧めると共に、イスラエルの神、主の語られた御言葉に耳を傾け、悔い改めなさいという警告でもあります。私たちもまた神様の警告の預言を受け入れ、罪を悔い改めて主に立ち帰り、永遠の滅びを免れさせていただきたいと願います。
http://bible.com/81/isa.21.13-17.ja1955
「海の荒野についての託宣。つむじ風がネゲブを吹き過ぎるように、荒野から、恐るべき地から、来るものがある。 わたしは一つのきびしい幻を示された。かすめ奪う者はかすめ奪い、滅ぼす者は滅ぼす。エラムよ、のぼれ、メデアよ、囲め。わたしはすべての嘆きをやめさせる。
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彼らは食卓を設け、じゅうたんを敷いて食い飲みする。もろもろの君よ、立って、盾に油をぬれ。」
海の荒野というのはバビロン帝国を表す言葉であるそうです。イザヤの時代にすでに約二百年後のバビロン崩壊の預言がなされたのです。ダニエル書5章に、バビロンの王ベルシャザルがエルサレムの神殿からもってきた聖なる器で大宴会を催していると、神の手が現れて壁に滅びの宣告を書き記し、その日の内にメディア・ペルシャの軍勢が夜襲を仕掛けて、バビロン帝国は滅んでしまった様子が記されてきます。イザヤはすでにその幻を主から示されて預言したのです。神様の御言葉は一つとして地に落ちることはなく、確かなことは明白です。
http://bible.com/81/isa.21.1-2,5.ja1955
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イザヤ書 21:6-10
『主はわたしにこう言われた、「行って、見張りびとをおき、その見るところを告げさせよ。 馬に乗って二列に並んだ者と、ろばに乗った者と、らくだに乗った者とを彼が見るならば、耳を傾けてつまびらかに聞かせよ」。 その時、見張びとは呼ばわって言った、「主よ、わたしがひねもすやぐらに立ち、夜もすがらわが見張所に立っていると、 見よ、馬に乗って二列に並んだ者がここに来ます」。彼は答えて言った、「倒れた、バビロンは倒れた、その神々の像はことごとく打ち砕かれて地に伏した」。 ああ、踏みにじられたわが民、わが打ち場の子よ、イスラエルの神、万軍の主からわたしが聞いたところのものをあなたがたに告げる。』
南ユダ王国を滅ぼし、エルサレムの神殿を破壊し尽くして、国の主だった人々を捕囚として捕らえていったバビロンに対する裁きの宣告は、踏みにじられた民イスラエルに対する慰めと希望の預言でもあります。9節の「倒れた、バビロンは倒れた」という言葉は、そっくりそのままヨハネの黙示録18章で「倒れた、大いなるバビロンは倒れた」と記されています。イザヤ書はイスラエル王国の滅亡と回復を預言し、さらには世の終わりのサタンの支配する地上の王国の滅亡をも示唆しています。私たちは聖書の御言葉を古代の書物と受け流すことなく、自分たちに対する警告として耳を傾ける必要があります。
http://bible.com/81/isa.21.6-10.ja1955
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イザヤ書 21:11-12
『ドマについての託宣。セイルからわたしに呼ばわる者がある、「夜回りよ、今は夜のなんどきですか、夜回りよ、今は夜のなんどきですか」。 夜回りは言う、「朝がきます、夜もまたきます。もしあなたがたが聞こうと思うならば聞きなさい、また来なさい」。』
ドマとはイスラエル民族の父祖ヤコブの兄エサウの子孫エドム人の都市の名前、セイルとはエサウが住んだ山地を表しています。世界情勢がめまぐるしく動く暗黒の時代にあって、エドム人はイザヤに将来の行く末を尋ねますが、夜が明ければ朝が来、再び夜が来ると、歴史の移り変わりを告げるに留まります。ここでエドム人が主に立ち帰ればよかったのですが、心の鈍いエサウの子孫エドムは主の警告を真摯に耳を傾けることはなく、やがて滅びてしまいます。私たちは聖書の御言葉を自分のこととして受け止め、主に立ち帰って滅びを免れる賢い選択をすることが大切です。
http://bible.com/81/isa.21.11-12.ja1955
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イザヤ書 21:13-17
『アラビヤについての託宣。デダンびとの隊商よ、あなたがたはアラビヤの林にやどる。 テマの地に住む民よ、水を携えて、かわいた者を迎え、パンをもって、逃げのがれた者を迎えよ。 彼らはつるぎを避け、抜いたつるぎを避け、張った弓を避け、また激しい戦いを避けて、逃げてきたからである。 主はわたしにこう言われた、「雇人の年期のように一年以内にケダルのすべての栄華はつきはてる。 ケダルの子らの勇士で、射手の残る者は少ない」。これはイスラエルの神、主が語られたのである。』
神様はイザヤを通してイサクの兄イシマエルの子孫であるアラビア、今のサウジアラビア地方の人々についても預言を残します。これはアラビアがアッスリヤ帝国の侵攻を受けたときのことを預言した言葉で、一年以内にも起こる戦乱から逃げてくる難民たちを受け入れるようにと勧めると共に、イスラエルの神、主の語られた御言葉に耳を傾け、悔い改めなさいという警告でもあります。私たちもまた神様の警告の預言を受け入れ、罪を悔い改めて主に立ち帰り、永遠の滅びを免れさせていただきたいと願います。
http://bible.com/81/isa.21.13-17.ja1955