伊藤ファミリーBLOG

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企業だけが利益を得るおかしな構造

2007-08-05 07:16:45 | Weblog
asahi.com 『減る賃金、増す残業 労働経済白書「成果配分見直しを」』 より

ここのところ日本の経済状況はいざなぎ景気を越える好景気だと言われていますが、国民はその景気好調の実を享受できていないように思います。実際の所、景気がよいのは企業本体のみで、従業員には還元されていないという実態が明らかになりました。

最近、日本企業の経営陣は、人材配置の最適化を計るとか、成果主義だとか言っておきながら、実のところは人件費削減ばかりに躍起になっており、少ない従業員でいかに効率を上げるかと言うことばかり考えています。しかも従業員が効率を上げても給与には反映されず、言っていることとやっていることが全然合っていません。

しかも欧米風の経営にかぶれて、株価動向ばかり気にして、株主利益を上げようとしてばかりいる。株主といってもほとんどが投資会社なのですから、結局は企業が企業の利益を吸い上げているだけのことで、従業員には何も還元されていません。

企業は人と言った昔の経営者がいますが、最近は企業本体の利益ばかり求めて人を見ない。従業員あっての企業なのに、従業員を酷使するばかりの企業体質だからこそ、最近の様々な企業倫理の問題、品質低下の問題が噴出しているのではないでしょうか?
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