伊藤ファミリーBLOG

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いろいろな聖書

2007-05-20 23:59:30 | クリスチャン
キリスト教の「聖書」には、いろいろな種類があります。といっても、原文はただ1つなのですが、原語から各国の言葉に翻訳するときの時代や言葉が少しずつ違うものです。

日本語訳で広く普及しているのは、一番新しい翻訳のものが「新共同訳聖書」で、これはカトリック教会とプロテスタント教会の両方で使われています。プロテスタント教会で次に広く使われているのは、おそらく「新改訳聖書」ですが、私たちの教会は昔から「口語訳聖書」を使っています。これは1954~5年に翻訳されたものなので、ちょっと言葉が堅い印象がありますが、昔からこの聖書を読んで育ってきたので、私にはこの聖書が一番しっくりきます。

これらの聖書の他に、「現代訳聖書」「リビングバイブル」などもあります。これらはできるだけ平易な言葉で聖書を伝えようとして翻訳されたもので、私の家にはこれらの聖書があります。

この他に「文語訳聖書」があり、ご高齢のクリスチャンにとっては、この翻訳が一番心に残っているのではないかと思います。これは言葉が本当に文語なので、さらっと読んだだけではすぐに意味を把握することができないことがままありますが、格調の高い言葉のように感じます。「聖書コレクター」ではありませんが、絶版になる前に1冊入手しておきたいと思っています。

そしてもう1つちょっと変わった(というと語弊がありますが)聖書で、ロシア正教会訳の新約聖書を持っています。これは新婚旅行で函館に行ったときに、ハリストス正教会を見学させていただいたところ、売店で売っていたので、記念にと購入したものです。文面は文語訳聖書よりも難しい字体を使っているのでスラスラ読むと言うまでには至りませんが、何とも言えない気品のようなものを感じます。

こういった様々な翻訳の聖書を読み比べると、新たな発見や、普段見落としがちな御言葉の恵みを感じ取ることができたりするので、新鮮な刺激があります。

ちなみに「新世界訳聖書」というものもありますが、これは異端とされている「エホバの証人」が使っているもので、伝統的なキリスト教の聖書とは認められていません。(エホバの証人や異端に関しては、不毛な議論になりやすいので、これ以上は申し上げませんし、コメントは差し控えていただきたいと願います)
コメント
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