♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

ひるの歌謡曲・野口五郎

2005年09月28日 | 演歌・歌謡曲
「ひるの歌謡曲」は、新御三家のしんがりで野口五郎の特集だった。野口五郎という芸名は、北アルプスの野口五郎岳から取ったことを後で知ったのだが、その前に地図で野口五郎岳という山の名前を見たときは、「何だ、歌手みたいな名前の山があるんだな」と思ったものだ。
デビュー曲が『博多みれん』という演歌だったことも後で知り、意外だった。昨年2月の「BS日本のうた」で、初めてこの『博多みれん』を本人が唄うのを聴いたが、いいと思わなかった。やはり彼の声は演歌には向かないようだ。
野口五郎の曲を聴いていると、新御三家のうちでは一番歌謡曲っぽいという印象がある。『青いリンゴ』は典型的なアイドル歌謡で、『君が美しすぎて』あたりは、GSの雰囲気もただよっている。
代表曲と言える『私鉄沿線』は彼の持つ甘さ、何となくたよりなげな感じにぴったりだと思う。日常的空間を歌謡曲に取り入れた、昭和歌謡の名曲のひとつだ。


ところで気になっていた竹川美子『室津のあなた』のオリコン演歌チャートは、初登場11位と好調の出だしだ。順位もさることながら、『江釣子のおんな』のように息の長いヒットになってほしいものだ。
長保有紀『城ヶ島雨情』は5月の発売以来、いまだに上位をキープしている。曲のよさでじわじわと人気を広げているのだと思う。こういうのが本当のヒット曲だと言える。
コメント