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アリの一穴 働かせ方法案

2018-05-23 09:33:55 | 日記

安倍首相が今国会での最大の重要法案と位
置付けている「働き方法案」。いよいよ強
行採決の動きが急に。

過労死予防のための残業規制が80時間なの
に、なぜ100時間も認めれられるのか。

さらに「高度プロフェッショナル制度」は、
安倍首相の長年の野望であった「残業代ゼ
ロ」法案だ。以前はホワイトカラーエグゼ
ンプションなどと呼んでいた。

年収1075万以上、そして「本人の意思で撤
回」できるとした「修正案」を出した。

まったく日本の労働現場を知らない人たち
だ。本人の意思が通用しないし、精神的に
追いつめられ「やめる」ことができないか
ら過労死が起きるのだ。

法案が成立さえすれば、年収1075万の規
制は、省令で下げていくことが可能。国会
の決議がいらない。

小さく生んで、大きく育てる。

いままで、どれほどの法案が可決され、ど
んどん悪い方向に変えられていったか。

まさに「アリの一穴」だ。

河川の堤防は、毎年草刈りをきちんと行う。
これはモグラなどが穴を掘らなようにする
ため、絶対に欠かせない仕事だ。でなけれ
ば堤防が決壊する恐れがあるからだ。

労働基準法を読んだことがあるだろうか。
「これはウソだ」と思うほど、実態がかけ
離れている。

国会で、生産性向上の名目で、どんどん変
えられていったためだ。

第6条  何人も、法律に基いて許される場
合の外、業として他人の就業に介入して利
益を得てはならない。
 →派遣労働の自由化で事実上消滅

第32条  使用者は、労働者に、休憩時間を
除き一週間について四十時間を超えて、労
働させては ならない。
 →三六協定で事実上無視
  さらに「高プロ」で消滅

第37条  使用者が、・・・労働時間を延長
し、又は休日に労働させた場合においては、
その時間又はその日の労働については、通
常の労働時間又は労働日の賃金の計算額の
二割五分以上五割以下の範囲内で
 →これも「高プロ」で消滅!

堤防の草刈り役は、野党であり、国民だ。

そもそも法案の基礎データが、2割も間違
っており、残りも疑念が出されている。
こんなデタラメな法案は撤回しかない。

自民・公明・維新・希望
過労死の遺族の声を聞け!


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