地方自治体の予算は、市長が提案し、
議会で議決して成立する。
予算の分類は、款・項・目・節(かん
・こう・もく・せつ)と分かれており、
款・項の流用はできない。
目と節に関しても流用する場合は、あ
らかじめ議会には説明にくる。
国会は違うらしい。
鹿児島県にある馬毛島(まげしま)を
米空母艦載機の離着陸訓練の移転訓練
地にしようと防衛省による買収が行わ
れようとしてきた。
このお金に、沖縄辺野古基地造成の予
算が流用されていることがわかった。
そもそも馬毛島をめぐって「異常」な
交渉が続いていた。
防衛省の査定額は45億円であったが、
土地の所有者に140億円もの抵当権
があることでとん挫していた。
もちろん、目の前にある西之表市や屋
久島などの住民の猛反対がある。
当然だ。FCLP(米空母艦載機離着
陸訓練)の騒音=轟音は我慢できない
ものだ。厚木基地では何回も訴訟が起
きている。
ところが、土地の鑑定額45億円に対
して、160億円で買収の話がまとま
ろうとしている。なんと3倍の価格だ。
「防衛」の名を借りて民間の借金まで
肩代わり。事実上の民間救済ではない
か?
日本の税金で、アメリカの基地をつく
るためには、金に糸目をつけない自公
政府。さらに沖縄辺野古基地の予算
「流用」も平気で行う。
沖縄と同じく、地元の声はまったく聞
こうとしない。
沖縄も馬毛島も、構図は同じだ。
日本の防衛とはまったく関係ないアメ
リカ軍のために、国民の税金を湯水の
ごとく使う。
アメリカの下僕としての安倍首相。
なんとしても終わりにしなければ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます