安倍首相の肝いりともいえる明治150年記
念式典が、23日に開かれた。
天皇陛下と共産党は出席せず、とニュース
が流れた。
150年の前半は戦争につぐ戦争の時代であり、
「侵略戦争」そのもの。150年をひとくくり
とした祝典に参加はできないと表明した。
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戦国時代が終わり、江戸時代の2百数十年は
戦争のない時代であった。これは世界でもめ
ずらしい国であったが、明治維新後の戦争は
すさまじいものがある。
その結果が、日本人310万人、アジア2000
万人という途方もない人命が失われた。
だからこそ、150年の歴史から学んではいけ
ないことがあるはずだ。
それが、この本
日本機関紙出版センター(1000円)
本庄豊氏の著作。
幸徳秋水(1871年生)の生誕から死まで
を明治とからめて、時代を分析している。
幸徳秋水が殺された「大逆事件」こそ、国
家テロではなかったのか。
この本では、安倍首相が礼賛する戦前の日
本と真逆な見方を提供している。
それは、自由と民主主義の発展という歴史
の流れに沿うものでもある。
日本の長い歴史からみれば、明治時代はご
く短い時間であり、天皇の在り方もごく短
いものではないのか。
来年は天皇の代替わりの儀式が行われる。
日本共産党は、前回の踏襲ではなく、日本
国憲法にふさわしい儀式をと提案している。
こちら ⇒
日本国憲法の立場から、道理のある式典に
すべきだ。
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