今日の道新の「風、論説委員室から」に「教育は再生したか」が掲載された。安倍政権の9年間の検証のひとつといえよう。
安倍教育改革は、現場や専門家の知見を聞かず、上からの強制であった。
教育基本法の改正、全国共通学力テスト、教員の免許更新など、たいした議論も行わず、数の力で強行してきた。
このなかで、教員の免許更新が崩れた。あまりにも現状を無視した制度であったからだ。
「学力テスト」も、現場と保護者に「点数競争」を煽ってしまった。平均点というワナに落ち込んでしまった。
釧路市では「学力条例」までつくって、市議会議員にまで「努力」を義務付けてしまった。(議員に関することは全会一致という慣習があったが、多数決で強行されてしまった)
「新自由主義」は、「点数競争」を煽り、卒業後のイスさえボロボロにしてしまった。2人に1人が派遣などの非正規だ。
今、教育のさまざまな分野で軋轢が生まれ、教師は疲弊してきている。
現場から「教師を増やして」「少人数学級を」などの声が大きく広がっていった。
子どもの人間的成長への専門家の知見に謙虚あってほしい。
記事では安倍者首相の肝いりでもある「教育再生実行会議」が廃止されたところからはじまっている。
さらに安倍教育改革の現場からの批判的検討が求められている。
これ以上、安倍元首相の「復古的趣味」につきあってられない。
選挙では「新自由主義」が問われている。
この教育版の「安倍改革」を検証し、問われなければならない。
そのためにも「政権交代」が必要だ。
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