あさって、25日から沖縄米海兵隊のりゅう弾砲による実弾砲撃演習が矢臼別演習場で始まる。移転条件にないハイマースの訓練も?
22日午後から「米海兵隊移転訓練反対道東集会」が釧路文化会館で開かれた。学習会として布施祐仁氏が「『安保三文書』で進む日米軍事一体化と日米共同訓練」と題して講演を行った。
プレゼンを使って講演する布施祐仁氏
アメリカの対中国包囲網による米軍と自衛隊の一体化が進み、その危険性を訴えた。
「日本を守る」というが、全くのウソであることが明らかとなっていく。
常態化する自衛隊の日米共同訓練、トマホーク、中距離ミサイルの日本各地への配備が現実的に危険な脅威になっている。
日本は本当に「独立国家」なのか?
とりわけ自衛隊がアメリカ軍の指揮系統に組み込まれているのではないか?
ミサイルの発射ボタンがアメリカに握られているのか?
疑問はつきない。
戦後の「自民党」は戦犯勢力がそのまま残ってしまったところからはじまっている。
その後継者たちが、いま再び「軍事」中心の国家、社会に大転換をはかっている。
憲法違反の「敵基地能力の保有」もその一環だ。
布施氏は、日本が行うべきことは「抑止力」の強化でなく、緊張を和らげ衝突を予防する「仲介外交」だと強調。
そのお手本がASEAN(東南アジア諸国連合)にあり、日本が行うべきことだとのべました。
テレビなどのコメンテーターには「ヒゲの隊長」など軍事強化ばかりであり、別の道を示す私をぜひ呼んでほしいと述べた。
まあ呼ばれないと思う。
今日の道新のトップには、北大が軍事研究に手を出すニュースだ。政官財、そして学問の世界も「軍事」が幅をきかし始めた。
「軍事国家日本」
ここに行かせない国民の力の結集がもとめられている。
最後に布施氏の書籍を紹介する。
創元社 1,650円税込み
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