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福島の今

2015-07-11 06:27:59 | 日記


福島県農民連、福島原発訴訟原告団事務局次長の服部崇さん


昨日の「福島の今を知ろう」の講演会に参加した。
会場は満杯だった。

原発事故から4年と4ヶ月、いまだに県内6万人、県外に5万人、合計
11万人が避難している。

それでも「2017年で賠償は終わり。2020年のオリンピックを家族で
みよう」と言われている。(会場からは怒りの声)

国は、避難地域を解除し「終わったこと」にしたい、ということが現
地からの報告でよくわかった。

国・東電側から、年間20ミリシーベルトは健康に影響はない。それよ
りもタバコを止めた方が良い、野菜を食べた方がよい、などと被害者
に平然と話していることが紹介され、参加者からいかりの声があがっ
た。
汚染水も、今日は4リットル、今日は10リットルもれた、と何回も
報道されている。安倍首相は、東京五輪誘致で「状況は制御されてい
る、東京にはいかなる悪影響、これまで及ぼしたことはなく、今後と
も及ぼすことはない」

講師の服部さんは「ウソだ」と強調していた。

会場から、福島産の桃、サクランボ、柿などのパンフレットが配られ
たが、安全だと思うが本当にそうなのか、の不安はあると質問。

服部さんは、原発事故の前は農薬に対する不安であり、それに対して
は大
丈夫と自信をもってすすめてきた。今の不安は放射能であり、国
の基準100
ベクレル以下ではなく、検出限界の10ベクレル以下を採用
している。

しかし、自信をもってすすめられない。と率直に述べていた。

「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ」

この声が政府に届いていない。


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