社会はかわるし、かえられる!

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深刻な若年層の死因

2017-05-31 07:13:58 | 日記

30日に、厚労省から「平成29年版自殺対策
白書」が公表された。 →こちら→

15~39歳の各年代の死因の第1位は自殺と
なっている。

これからの社会を担っていく若い世代が生き
づらい社会になっている。深刻な事態である。

電通の過労死事件はまだ記憶に新しい。

非正規雇用が4割を突破し、若者の貧困がメ
ディアに取り上げられる。
正規雇用をめざしても、学校卒業後のイスは
あまりにも少ない。そのイスをめざして「学
力」の点数競争が年ごとに激しくなっている。
運よく正社員になっても「過労死」ともいわ
れる過酷な労働が待っている。

若い人たちを追いつめているの誰なのか。

思い出すのは「一人の道」の唄だ。
1972年、ピンク・ピクルスの茶木みやこさん
の作曲であるが、当時、私はかなり衝撃を受
けた。(youtubeで「一人の道」を検索)
追いつめられていった姿が記録に残されてい
る。

最近では、水鏡推理Ⅵ(第6巻)クロノスタ
シスが「過労自殺」を取り上げている。過労
死バイオマーカーをめぐって、半分までは伏
線も含め淡々とすすむ。後半はあっと驚く怒
涛の展開となる。
それぞれの同僚や友人が過労死で亡くなった
くやしい思いが伝わってくる。

最大の問題は労働環境ではないか。
効率一辺倒で個人の能力をとことんまで評価
するシステム。自己評価シートはいつの間に
か、まん延している。

このような労働環境を作り上げてきたのは誰
か。国会で法改正(改悪)が次から次へと行
われてきた。

そして安倍内閣によって、「残業代ゼロ」、
「解雇の金銭解決」などが提案されようとし
ている。

大企業の「ボロ儲け」に突き進む資本主義社
会の病だ。

ここにおいても、政治を変えることが緊急な
課題となっている。

どの政党がこのような労働環境をつくりだし
てきたか。どの政党が、いっかんして反対し
解決の方向を示しているか。

気が付いてほしい。


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