菅首相は25日の記者会見で「明かりははっきりと見え始めている」という発言を行った。
信じられないほどのノーテンキであり、危機感ゼロではないか。
分科会の尾身会長は、ピークアウトがみえないと述べているにもかかわらず。
政府の専門家会議では「重症者数も急激に増加し、過去最大の規模」「公衆衛生体制・医療提供体制が首都圏だけでなく他の地域でも非常に厳しく」「これまでにない災害レベル」と述べている。
これを受け止めないで、楽観論をふりまき、パラリンピックを開催した菅首相自身が「災害」を引き起こしている失政そのものではないか。危機感がないのが一番の危機だ。
菅首相と自公政権は「自粛」という名の「自助」ばかりを押し付けている。減収補てんなどの「不備ループ」もいまだ解決していない。医療機関の減収補てんもまだだ。
事が起きてからあわてて対策をとる「後手後手」、そして「無為無策」があまりにもひどい。
国民が自宅で待機し、いつ重症化し、命を落とすか不安な状況のなか、首相のメッセージがまったく届いていない。
大規模な臨時医療施設の設置も急がれる。そして臨時国会を大至急開くべきだ。