企業は自民党を応援する。
なにか当たり前のように行われている。
北海道の道東ではすべてといっていいほど「中小企業」だ。
「失われた20年」がいわれ、デフレ克服のため「賃上げ」が求められていた。安部元首相も「賃上げ」政策で、「上がった」と豪語していた。
実態は上がるどころか実質賃金は下がりっぱなしである。
赤旗新聞日曜版10月13日号に「『賃上げ減税』の10年、中小企業には恩恵なし」の記事が掲載された。
「賃上げ減税」の恩恵は、やっぱり大企業であった。
2013年から実施した「賃上げ減税」は、「基準を超える賃上げをした企業に、賃上げ総額の一定割合を法人税額から控除するという減税」である。
22年度までの10年間の咸税額の合計は、2兆7750億円。
この減税額の4割が資本金10億円超の大企業であった。
例えば、トヨタ自動車は10年で少なくとも6回の減税を受け、合計額は440億円。
270万社近くある中小企業は、実際に減税を適用された企業数は4%程度。
そもそも赤字で法人税を払っていない企業が多い中小企業では、賃上げしても減税を受けられないからだ。
日本共産党は、中小企業の賃上げへの支援策は、赤字法人や法
人税額の少ない企業に対しても有効な方法であるべきと考える。
そして大企業の内部留保への臨時課税で10兆円の財源を確保し、社会保険料の事業主負担の軽減や、賃金への直接助成などの方法で、赤字企業も含めて行き届くような支援策を行うことを提案している。また大企業の不当な買いたたきの規制も必要だ。
こうした政策が堂々と言えるのは、日本共産党が企業・団体献金を受け取っていないからこそだ。
自民党議員は、「経済・経済・・・地方創生」だなどと言っているが、実体は以上のようなのだ。
今の自民党は、昔の保守とは別物になっている。
地域の声が届かなくなっている。
熱中しているのが、アメリカ言いなりで、大企業ばかりをみている。
利益率9割以上の政治資金パーティを裏金として「私物化」することが生まれるわけだ。税金から政党助成金をがっぽり受け取っているのに、なぜ企業・団体献金の禁止ができないのか。
理由は「私物化」できないからではないのか、と疑っている。
今度の衆院選、どの政党が、地域の、中小零細企業の政策を体現しているか。冷静に見てほしい。
今度の衆院選挙政策は⇒
共産党の中小企業政策は⇒こちら⇒
ぜひ「比例は共産党」に!
追記
日本共産党の発行する月刊誌「前衛11月号」に
中小企業と「失われた30年」~地域・国民経済の再建に向けて~
が掲載されている。
著者は共産党国会議員団の中平智之氏
長期停滞と中小企業の関係を考える重要性を指摘している。
自民党政治の経済政策の本質がよくわかる。
アメリカと大企業によっていかに歪められているか。
中小企業経営者の方はぜひ一読を!
そしてぜひ感想を。