ぐーたら猫の「パソコン水彩の館」

これまで描いたのは900点余。我ながらよく続いたなぁ!右下にあるブックマークからHPに入ってご覧さいませ。

インド仰天旅行(24)

2006-12-09 20:43:00 | パソコン画
インド家庭では夕食のお招きのやり取りが多いと以前、書きましたよね。
夕食時にはお客が来ているか、お客に行くかーそのどちらかです。

平日は、子供達は学校があるので出かけません。
でもおばあさんと両親たちは夜中までお客ごっこをしているので当然、朝起きるのが遅い。
平日の朝食は9時ごろです。
お昼は午後の3時!
夕食は夜の9時ですぞぉ~!
最初の頃はコックのマドウの作ってくれたサンドイッチを学校に持って行った娘ですが、
そのうちお弁当を持たされたら、それを部屋の冷蔵庫に入れてから学校に行くようになりました。
暑苦しい大学まで持って行って、生温かいサンドイッチを食べるのは…
だって大学は3時ごろまでには終わります。
奥さんとおばあさんの他に、お昼を食べに帰っているご主人も加わってちょうど3人がお昼ご飯を食べている時間に帰宅します。

だからお昼ごはんは、家に帰ってから、
冷蔵庫で適度に冷えているサンドイッチを取り出して食べるのが、理にかなっているというわけ。
それにちゃんとしたもの(洋風料理)が食べたくなるので、
時々は、学校帰りに米国系ホテルへとランチを食べに行っていました。

総額1500円くらいの予算は日本的感覚ですね。
スパゲッティだのグラタンだのと紅茶代込みで…。
大体ホテルのランチなんて、お客は少ないし、とりわけ、若い娘が一人でランチする姿は珍しかったらしい。
最初はどこのホテルレストランでも、娘を迎えるとボーイ全員が硬直&注目?
でも何度か行くうちに彼等も慣れてきて、娘が行くと、そっと微笑んだりしてみせて。
それはそれで、ちょっと居心地よかったりして…。
しかもボーイからポットで恭しく供される食後のインド紅茶と、
静かで広々した豪華なレストランの独り占め雰囲気は格別だったとか。
はじめのうち娘は「1500円でこんな満足できて、ラッキー!」なんて喜んでいたんですが…

ある日大家さんが「今日は外食に行くよ。」と張り切って家族に宣言しました。
子供達も「わーい、わーい、外食だ!」なんて大はしゃぎ。
外食というのはイベントらしい。
娘もかなり嬉しくなって期待して参加。
車2台に分乗して向かった先は・・・・
なんとマクドナルド?!
例のカレー味のコロッケバーガーや氷なしのコールドコーラを渡された娘は絶句。
「日本にはマクドナルドあるの?」なんて聞かれて
「ええ、まぁ…。」と答えるだけの分別はあったようで。

マックは、学校帰りにお茶するところ…なんて、とても言えませんよね。
だって、家族はものすごく盛り上がっている?
家族揃って夕食にマクドナルドへ来るって、特別な事らしい。
それだけはわかったから、下手な事はいわないで、もくもくとコロッケバーガーを食べたそうです。

ちなみに店は汚い。
日本のように掃除が行き届かないで、テーブルはべたべた。
床もゴミが散らばったまま。
テーブルのリノリュウムははがれているわ、トイレは薄汚れているわ…。
とてもゆったり食事する雰囲気ではなかったそうです。
でも家族はとても嬉しそう。
最期まで大盛り上がりだったとか。

またある日、地方からお客がきました。
その夜も外食に行くというのでマクドナルドなら断ろうと思ったら、本日はチャイニーズレストランだとか。
ゲストも入れて総勢11人。今回は最初から覚悟して行きました。

ところが予想外。綺麗な店だし、おいしくてしかも、値段を聞いてびっくり。めちゃくちゃ安い!
ミネラルウオーターが25ルピー(75円ぐらい)。
料理も一皿80ルピー(240円ぐらい)。
それってホテルで取るランチのときの紅茶代ぐらい?
デリーでは、こんな安い値段でそこそこの中華が食べられるんだーと知った娘は
それ以後は、ホテルランチでなく、チャイニーズレストラン巡りに切り替えたそうです。
インドではピザでもマクドナルドでもなんとなくカレー味して、うんざりしますが、中華なら、満足できそうです。お勧め。


絵は「遠くで呼ぶ声」夜、ベランダにでたら月がとっても綺麗でした。月=きれい=輝いている=圧倒される。このイメージで描いたもの。下書き写真なし。1時間で出来上がり。想像画?イメージ画?印象画?ほほほ。遊んでしまいました。

この数ヶ月後、NHKの風林火山の先行宣伝フィルムがテレビで流されたのをみてびっくり!
だってそっくりの構図なんだもの。
私は鹿を描いたけど、テレビではそこに騎馬武者がいた?!
この絵を描いた当時はめちゃくちゃな構図だろうと多少後ろめたく思っていましたが、
全く別の世界のプロが使った構図と同じという事は、私のやり方って「アリ」?
または「ありがち」な構図だったーのかも。
どっちにしても、私のやり方は間違っていなかったという事よね!
自信湧きましたよ~






コメント
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