ぐーたら猫の「パソコン水彩の館」

これまで描いたのは900点余。我ながらよく続いたなぁ!右下にあるブックマークからHPに入ってご覧さいませ。

インド仰天旅行(25)

2006-12-16 09:37:37 | パソコン画
唐突ですが、アイリーンが失恋しました。

超ブサイクなカレシですが、それでも嬉しそうに自慢していたアイリーンでした。
でも浮かれて友達に紹介しまくった挙句、その友達のうちの一人に取られてしまったとか。

カレシもカレシなら、あんな男を友情を壊してまで取る友達って?…と思った娘ですが、
アイリーンが相当落ち込んでいるので、彼女を誘って友人たちと、カーニバルへ遊びに行くことにしました。

カーニバルには移動遊園地が出ていました。
そこに観覧車があって、みんな列を作って並んでいます。

でもそれは、どう見ても、家にある脚立を組み立てたようなシロモノ。
いつばらばらになってもおかしくないようなチンケなシロモノ。
これに人を乗せて商売していいと許可するなんて、インド政府はいったい何を考えているのやら。
あまりにアバウトすぎやしませんか?
娘はかなりびびったそうですが、一緒にいる友達たちは、大はしゃぎ。
「乗ろうよ!乗ろうよ!」と盛り上がって
「私はちょっと…」と遠慮する娘を「なんだ~こんなの怖いの?弱虫ね~」
と、笑って列に引きずり込みます。
二人乗りぶらんこみたいなシートがぶらさがり、それがよろよろ細いパイプに連なって廻っています。
しかも人力ですぞ?
コンセプトは「肝だめし」とは到底思えない…?

無理やりひきずりこまれたシートに乗ると、ゆっくり観覧車(まがい?)が回りはじめます。
みんな「高~い!」「ギャァ~!」と大騒ぎ。
それって怖さを楽しんでいる叫び声ですが、娘は目を瞑って華奢なパイプを握り締めて…マンマイダブ。

観覧車の高さは三階建てくらいですが…。
高さが怖いんじゃない。このぼろさが怖いのじゃぁぁぁ!!
それは子供の頃から慣れ親しんできた日本の遊園地では、決して味わう事のできない怖さだったとか。
無事地上に降り立ってから、めちゃ青ざめている娘をみたアイリーンが無邪気に
「日本にはこういう遊園地ないの?」と聞いてきた時、娘は即座に叫んだそうです。
「こんな怖い乗り物に乗ったことない!」
娘曰く「日本の絶叫マシーン何するものぞ!インドの人力観覧車に勝る絶叫マシーンはありませんぞぉ~!」



絵は「シャチ勇躍」
テレビで「海では虹が半円形で見られる」と言っているのを聞いて、
こんな感じなのかなと想像で描きました。
アクセントに鯨を描こうと思ったのですが、鯨って海面すれすれに跳ねるだけらしい。
それでイルカかシャチと思って結局シャチに…。
ちょうど課題で年賀状が出ていたので、これに文字を入れて提出。
実際にはこれは使いませんよ。インク量がかかりすぎ。
印刷にも時間かかりそう。第一余白ないしね。
でも「来年こそはという気概を感じます」という先生のコメント。
先生、深読みですって。
実際はイノシシ描くのが間に合わなかった、いつものぐーたら病です。


コメント
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