ママになったつもりの、女の子。

パピーちゃんが産まれると、母性の強い女の子は自分が産んでいると錯覚します。赤ちゃんのお世話をしたくてたまりません。スキあらば、パピーハウスに入って赤ちゃんに触れます。

しかし～女の子同士では相性の良し悪しがあります。本当に産んだママは、他のワンが近づくと触らせるどころか・・・ウっ！とうなって威嚇します。

本当のママがトイレなどで席を立った時に、この子はちゃっかりとパピーハウスに入りパピーを可愛がります。

パピーに触り抱いているうちに‥段々と自分が産んだ子犬と思ってしまいます。そしてシモのお世話までするようになります。

まだ自力でオシッコできない赤ちゃんに、排便を促してくれます。そうなると完全に自分の子だと錯覚しています。他のワンが近づこうものなら、ウ～！と威嚇します。

他の子も近づきます。みんな子犬が大好きです。見たいわぁ～触れなくてもいいから、見るだけでもいいでしょう！ダメよ！この中に入っちゃダメ

ワタシも見たい！そばに行きたいの。ダメよ！あっちにお行きなさい　この2匹は仲が悪いです。遠目に見るだけ。

だいぶ近づいたね。この2匹は仲が良いです。

仮のママは、毎日本物のママの目を盗んでは仔犬のお世話をしています。そうしているうちに、お乳が出るようになります。お乳が出ると子犬が吸うので、仮のお乳ですがまた出るようになります。女性ホルモンのバランスの問題です。張ってくるので、私が時々絞ります。

本物のママは育児に疲れているので、仲良しの、この子に限っては子犬を触られても怒りません。骨休めで助かっている感じです。何もリアクションしません。仮のママの横に寝そべって一緒に寝ています。そうすると子犬は本当のママのお乳が美味しいので、本物のママのお乳を吸います。

毎日母2匹と子犬2匹で、4匹で寝ています。4匹のほうが温かくて見た目もほんわり～としているので、わたしはいつもママが二人いていいね！と話しかけます。

仮のママは両親犬が同じ組み合わせです。本当のママの2年後に産まれました。この姉妹はとても仲が良いです。我が家の基礎犬となっているレイラ（ＧＯＤ　ＭＯＴＨＥＲ）の娘たちです。血のつながりが分かっているのかな？と思うほど仲が良いです。

反対に仲の悪い同志もいます。女の子同士でも、順位争いはしています。大ボス・・ジュリアが亡くなった後・・3頭の女の子がいまだにもめ合っています。ポーランド同士は首根っこに噛み付き合い、キズができるほどに喧嘩したこともあります。大人になってから来日したので、子犬時から遊んだ経験がありません。お互いに負けてないです。

群れで行動する犬達。大勢で飼われているブリの犬だから、野性味も強く出ます。喧嘩でケガをしないように気を遣います。

本質は、人間が群れの中では一番であり犬よりも上に立つこと。自分が犬たちに一目置かれるボスでなければ、群れのワンコ達をまとめることはできません。我が家は、女の子の発情期以外はとても平和です。私の言うこをよく聞き、おりこうさんです。

とても母性本能が強いこの子。他のママが子犬を産むたびに、このようにお世話します。ありがとうね。

この仮のママはショーを引退しましたが、いまだに美しいです。歯もきれいなままでスタイルも崩れてなくて引き締まり若々しいです。今でもＣＨクラスでショーに出れるくらいの美しさです☚毎度のブリバカね失礼　おまちゅ～のママです。

仔犬を可愛がる姿は、微笑ましくて癒しをくれます。でも今だけの光景。子犬が大きくなりワルサーマンになると、ぴたっ！とお世話をしなくなります。げんきんなモノです。

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