イタグレブリーダー・ヨーロッパのイタリアングレーハウンド。

ヨーロッパから5頭のIGを輸入しました。出産や老犬のこと。家族として大切に育てています。

イノセント初のチャンピオンは。

2020年05月23日 | Weblog

夏の間だけの短い北海道のショーが終わってから・・考えました。外国のブリさんが、遠い国へ自分の大切なワンコを輸出してくれることは、当然、新しい国においてショーに出て、その国のCHを完成することが暗黙の了解です。

1頭目のロナ君の時は、来日したとき4歳であり、POLAND・CH の肩書を持っていました。外産のCH犬は、日本でのルールがあり、北海道のクラブ展には出せない決まりでした。ブリさんも、ショーに出すのではなく、マツムラ~ 貴方が自由にブリードして良いですよと言ってくださいました。

しかし2頭目のエニオは1歳未満で来ており、CHの肩書もないので、どのショーにも出すことができます。私は2頭目を譲ってくださったお礼にと、早くにCHを完成させて先方のブリさんに喜んでいただきたい気持ちが強かったです。

そしてクラブの須藤会長さんの紹介で、大先生であるMハンドラーを紹介していただきました。Mプロとお話しさせていただいた時、まずは犬を送ってください。実物を見て動きを見て、CH完成が無理なようだったら送り返しますが、よろしいでしょうか。とおっしゃいました。

私は、もちろんです。と答え、まずはエニオを飛行機にて送りました。

そしたら先生は、到着するなり電話をくださって、想像してたよりもレベルが高い子だね。よしいけますよ と言ってくださいました。嬉しかったです。その後、1か月間は、新たな環境に慣らしたりと訓練期間を送りました。

そして翌11月からショーに復帰しました。そのデビュー戦の写真はないですが、初めてのショーは連合展という中規模のショーで、念願のM・カードを獲得しました。プロハンの力です。

下の写真は、その後のショーです。

さすが~大先生です。立たせ方も素晴らしいです。先生にもエニオにも惚れ惚れします。

東京インター・ビックサイトにて、すご腕ハンドラーと堂々と歩くすがた。陰に隠れて見つからないように見ました。感動モノでした。

10年前なので、残っている写真が少ないです。沢山のお立ち台写真があるのですが・・極めつけは、これです↓

四国でのショーでした。プロハンにかかると、歩様も素晴らしくアピールしてくださるし、お立ち台写真もキレイに立たせてくださいます。

エニオはMプロとショーに出て、1か月半でCHを完成しました。

その陰には、湊ハンドラーとのペアで、北海道で経験を積んでいたことも大きかったと思います。その地道な練習が、バトンタッチ後のMプロによって開花されたと思います。湊さんがC・Cカードを一枚獲っていました。

エニオはクセがあるので、オナハンが引くには難しい子でした。もし私がプロに預けないで翌年に持ち越して引いたとしても、カードを獲ることはできなかったと思います。私の力量ではCHにできなかった子を、プロはCHにしてくれます。プロはすごい神ワザを持っています。だから⇒プロなんです。

JKC・CHを完成した後、Mプロは、このままインター・CHを目指しましょうよ!と言ってくださいました。引き続き預かります。との光栄なお気持ちを示してくださいました。

しかし私は、エニオを預けている間に、何度もエニオの夢を見ました。ご飯は、食べているかな?他のワンコ達と馴染んでいるのかな?ストレスで痩せているのではないかな?常に10ワンを飼っている私でしたが、1匹を預けているだけで、こんなにも夢を何度も見るなんて。自分はブリーダと名乗っていても、愛犬家だったのね、と思いました。

私はその当時、エニオに早く帰ってきてほしい。家でゆっくりと過ごしてほしい気持ちが優先していました。そして帰ってきたエン君。しばらくは・・うつ病みたいに・・ボーとしていました。

その後まだ若いエニオは、私と共に何度か北海道でのショーに参加しました。CHになった後は気分もラクで、楽しんで歩きました。

今日もご覧下さり、ありがとうございました。イタグレの文字のクリック、ありがとうございます。

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