イタグレブリーダー・ヨーロッパのイタリアングレーハウンド。

ヨーロッパから5頭のIGを輸入しました。出産や老犬のこと。家族として大切に育てています。

虫の知らせ。

2013年10月15日 | Weblog

虫の知らせとは・・・何か良くないこと・・・悪いことが起きそうな予感がすることだそうです。


前回のブログ、クモちゃんの記事を書いているときに親戚からの電話のベルが鳴り⇒ 母が亡くなったと連絡が入りました。母はとても元気にしていて、数日前に電話で話をしたばかり。だれもが予想していなかった突然の出来事でした。私は驚きで信じられなくて、それからは心臓の動悸がおさまりませんでした。


しかし~事実には変わりないのです。我が家には、わんこたちがたくさん居るので、すぐに駆けつけることはできません。わんこたちを、お世話になっているハンドラーさん、湊氏のお店・ファティーランドに預けてから翌日飛行機に乗り、母の亡骸と対面しました。悲しいなんて言葉では表現できない気持ちでした。お母さん~あんなに元気だったのに・・・どうして? 


それからはあわただしくてバタバタです。母は長いこと一人暮らしでした。私は3姉弟ですが、みんな母の家からは遠方に住んでいたので、母と会うことは1~2年に一度くらいでした。古くなった実家ですが、比較的広い家でしたから、一人暮らしになってからは二階に上がることはほとんどなく、一階の一部屋で過ごしていたようです。数年ぶりに帰った実家の一階の部屋は生活感がありました。冷蔵庫には沢山の食べ物がぎっしりと詰まっていました。ヤクルトや宅配のお弁当も定期的に取っていて・・・亡くなった後も、注文していたトドックの食料も届けられ、配達の方も~あんなにお元気だったのに・・・亡くなったとは・・・と涙を浮かべてくれました。母は毎日日記を付けていて、亡くなる2日前まで記されていました。日記の内容は毎日の自分の行動から政治経済の事まで書かれていて、インテリなおばあちゃんでした。


亡くなった後、近所の方々からもたくさんのお声をかけていただき、○○さんはお元気で、自転車に乗って遠くまで出かけていたよ。町内会やお友達との旅行も大好きで、いつも楽しそうに参加していたそうです。母がこの町で、ご近所の人たちにも好かれ、楽しく暮らしていたことが分かり、私たち子供(3姉弟です)はかなり気持ちがラクになりました。


虫の知らせというのは、後になって思ったことですが・・・9月の中頃からクモちゃんが玄関フードに入ってきて暮らすようになったのです。そのクモをほうきで外に出したのに、一週間後にまた戻ってきた。そして~クモのことを書いているときに母の知らせが入った そのときはブログどころではなかったので、すぐにP・Cを閉じました。 その後少し気持ちが落ち着いたのでP・Cを広げたら、削除されてるとおもっていたクモの記事が残っていた。。。。


その後・・・お通夜・葬儀が無事に終わり札幌に戻ってきたら⇒クモちゃんはいなくなっていました。クモちゃん、どこに行ったの~と声をかけても現れません。



クモちゃんが居なくなった玄関のガラスフードです。寂しいです。。


今になって考えると、母は何かを感じて・・・もしかしたら寿命が終わりに近いことを感じて、クモちゃんになって私に会いに来てくれたのかもしれないと。。。あなたの住んでいるところから北海道はあまりにも遠いからね。。。母はとてもお洒落な人でした。踊りが生き甲斐の人で、踊りの発表会が楽しみで、着物が大好きでした。お家の中には着物がた~くさんです。ここに来ていたクモちゃんは、身体に黄色いラインが入っていて、とてもキレイなクモちゃんでした。


母の家の冷蔵庫には、私が送ったトウモロコシが2本入っていました。毎年何十本も送るのですが、母は自分は2~3本食べるだけで、残りはお世話になっている方々に配るのです。電動自転車をこいで、遠いところに住んでいるお友達のお宅に届けている姿をみたよ。と教えていただきました。メロンもそうです。自分はあまり食べずに、お世話になってる人達に配っていました。自分のことは二の次の人でした。


母は私たちや孫達と会うことをを楽しみに、支えにして生活していました。こんな事になるなら、無理にでも時間を作ってもっと会っていればよかった!と悔やまれてなりません。親孝行したいときには親はなし という言葉があります。私は出来る範囲での親孝行はやってきたつもりですので、その点では後悔はないのです。しかし~いつも上京するときはショーのときばかりで、母を囲んでゆっくりと過ごす時間が取れませんでした。母からの電話で、今度いつ東京に行くの?私も一緒に、みんなで集まってお泊まり会したいね・・・と言われても、ショーに出るときは犬連れで忙しくてトンボ帰りでしたので、東京に行くことも知らせないことが多かったです。ショー抜きで、母や姉弟たちファミリーと一緒に過ごす時間を、もっともっと取れたら良かった~と悔やまれます。まだまだ元気な母だったのでこれからもいつでも会えると思っていたものですから。


あまりにも突然のことで、お通夜・告別式が無事に終わるませは気が張っていたのですが・・・札幌に戻ってから実感がわいてきて、なにもできない状態になっています。身体の力がぬけて、ぼ~としています。 26日27日と大切なショーが開催されます。そのことを、もっと早くに書こうと思っていたのですが・・・なかなか進みません。気を取り直してがんばります。また、どうぞよろしくお願いします。

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コメント (2)
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