ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2017.6.5 母、無事退院 雑感

2017-06-05 21:25:14 | 日記
 今日も良いお天気。体調が大分元通りになった。とはいえ、これから週の後半に向けて、好中球減少がピークを迎えるから油断大敵、要注意なのだ。
 けれど、気持ち悪さと便秘がなければ、自覚症状としては圧倒的に好転したと思ってしまう。

 夫を送り出して、普段とほぼ変わらない時間に家を出る。電車とバスを乗り継いで母の病院へ向かう。思いのほか乗り継ぎが良く、約束の時間より20分ほど早く到着。
 コンビニで、帰宅後に備えてパンや牛乳など調達してから病室へ行くと、母は着替えも済ませ、あらかた荷物もまとめていた。眼帯も小ぶりなものに変わっている。
 会計の概算をお願いしているそうで、あとは看護師さんから点眼等が渡されればお役御免で無事退院できるという。
 忘れ物がないか、ロッカーや金庫などを別の目でチェックする。

 病室は母が退院すれば隣のお一人だけになってしまう。4人部屋とはいえ、半独立で本当に静かな病室だった。途中、母一人だけのこともあり、何やら寂しかったそうだ。

 今朝の回診で、激しい運動を控えれば普通の生活をしても大丈夫、とお墨付きが出たようで、順調な回復ぶりにほっとした。お風呂も可だそうで、洗髪も洗顔も目の中を濡らさないようにしていれば良いとのこと。金曜日には久しぶりにシャンプーをして頂き、気持ちよかったという。

 手術前の最終診察の折、主治医N先生からの説明では、術後概ね1週間で眼球に入れたガスが3割ほどになっていれば退院できるとのことだったが、既に1割ほどに減っているという。順調ということで安堵する。来週の月曜日に、退院後初めての診察の予約が入っているが、ここで網膜に浮腫みが出ていれば注射、そうでなければ経過観察だという。

 「実は土曜日にも退院が出来たみたいだったのよ」と母はちょっと不服そうに言うが、前回の直腸がん入院時、焦って退院して再び逆戻り、という苦い思い出があるので、土日の2日間静かに病院で過ごすことが叶ってこちらとしては安心である。やはり帰宅すれば一人暮らしなので、どうしても目が届かず、心配だ。

 もろもろ手続きが終わり、ご挨拶を済ませ、タクシーにもすんなり乗れた。裏道をスイスイと走って頂き、10分ほどで実家に到着した。1週間ぶりの我が家は色とりどりのバラやツツジ、シャクナゲなどの花々が咲き乱れ、変わらず母を迎え入れてくれた。

 6月は新聞を止めたというが、3日分の新聞やチラシ、1週間分のDMなどでポストは満杯。鍵を開けて、警備システムから「お帰りなさい」と言ってもらい、家中の雨戸や網戸を開けて風通し。父に帰宅を報告する。

 続いて留守を頼んでいたお向かいのBさんに帰宅のご挨拶を済ませ、ケアマネSさんにも帰宅の報告電話を入れる。あいにく出張中で伝言になったが、帰所後、折り返しお電話をくださった。明日以降訪問してくださるとのこと。さらに福祉サービスセンターに連絡し、今日の午後は通常通り来て頂ければとお願いする。

 母は、家に帰れば慣れているから大丈夫というが、なんだかモタモタとやることが遅くて、こちらは見ていてだんだんイライラしてくるが、グッと堪える。
 ヘルパーさん派遣のOKが出たところで洗濯機を回す。我が家の洗濯機と違ってイマイチ勝手がわからない。時間がかかるがなんとか干し終えたところで、タイムオーバー。
 1時間ちょっとしかいられなかったが、最低限のもろもろを済ませることが出来、実家を後にして乗換駅で軽食を摂りながら職場を目指した。

 とにかく懸案事項が無事終了。来月早々には父の納骨・一周忌が控えている。それまでに母に本調子になってもらわないと。こちらも治療後すぐの週末だから、その体調できちんと仕切れるかちょっと不安だけれど、このセレモニーが終われば大分落ち着くだろう。
 今週もまた頑張りすぎずに頑張って、週末は母の様子を見に行かなくては。

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