ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.2.29 4年に1度の如月晦日は明日に備えて

2024-02-29 22:08:22 | 日記
 昨夜もブログアップ後、夫と録画したドラマを1本視てから入浴。ベッドに入ってからも咳がなかなか収まらず、往生した。夜中に自分のゼコゼコヒューヒューする呼吸の音でびっくりして目が覚める。嫌な音だ。ちょっと寝返りを打つと今度は咳が始まる。
 明け方お手洗いに起きてベッドに戻っても、すんなり眠れず悶々とする。つくづく夫と寝室を別にして良かったと思う。これでは夫はとても安眠出来ない。

 咳で消耗していて、朝からぐったり。肋骨辺りはどこも痛むし、眠りも浅い感じで頭が重い。平日仕様のスマホアラームが鳴り、消してちょっとトロリとする。BSで朝ドラを視て、もう少しだけ、とテレビを消す。あまり遅くまで寝ていると洗濯が出来ない、と慌てて起きて洗面を済ませ、洗濯機を廻す。洗濯が出来上がる頃に起きることにしてベッドに逆戻り。夫はそのまま起きたようだった。

 リビングに移動すると、既に夫が洗濯物を干す準備を始めていたので一緒に干す。もう一度ニット等も洗うつもりだったけれど、3日溜めてしまった洗濯物でベランダは既に一杯になり、日差しがいまひとつ弱いので諦める。
 昨日、夫が新しい職場の傍にある人気のパン屋さんで食パンとロールパンを買ってきてくれたので、朝食にはそれを頂く。トーストしたら外はカリカリ、中はもっちりと美味しかった。夫の新しい職場界隈は昔ながらの老舗等お店も沢山、美味しい物には鼻が効く夫には魅力的な街のようだ。通勤は遠くなったけれど、これは怪我の功名か。

 行きがけに出していこうと思って準備した現金書留と手紙を、夫が自転車で郵便局まで飛ばして投函してきてくれた。一緒に隣のスーパーで苺を沢山買って来てジャムを作り始めた。そういえば先日は伊予柑でマーマレードを作っていた(4個丸ごと使ってたった1瓶しか作れなかったとぼやいていた)が、夏蜜柑のような皮の苦味がなくてあっさり味。上品だけれどちょっと物足りない感じ、と言いつつ今朝のトーストに塗った。

 一昨日、通院のため、リアルに受講出来なかったSさんのオンライン瞑想ヨーガクラス2月3回目の録画が送られてきたので、早速受講した。
 今回の智慧は「あなたの現実は、あなたが思ったこと、言葉として発したこと、行動したことが作っている」というもの。前回のクラスで、“過去は宿命(予め体験すべきこと)と思いなさい”と教えられた。それに対して、今回、“未来は(言葉や思い、行動で)変えられるものと知りましょう”。だからこそ(使う言葉、思うこと、取る行動を)意図して選択しよう、なのである。特に瞑想をして心が静かになると、色々なことがすぐに現実として反映されるようになるという。

 オーム、シャーンティを唱え、背中のS字カーブを意識して座り、完全呼吸からプラーナヤーマ。片足を斜め前に出して背中を伸ばしたまま前屈。ここでも完全呼吸、プラーナヤーマ。続いて正座から割り座になって万歳をして仰向けに寝転がり、起き上がったらクリシュナのキールタンを唄って瞑想し、オーム、シャーンティを唱えて終了。 
 キールタンではかなり咳き込んでしまい、オームを唱えながらも全然息が続かなかった。けれど、何となくざわついていた心が静かに凪いで有難かった。

 一昨日の通院で治療方針が変更になり、明日がその第1回目。急遽今日も前泊することになったが、地毛があるうちに・・・と温泉・岩盤浴付きのホテルを予約した。
 夕方ジムに出かける夫(今月は8回クリア)と一緒に家を出て、病院最寄の駅ビルでお弁当や明日の朝食を調達してからホテルにチェックインすることにして、まったり過ごす。

 お昼はレンチンで簡単に済ませ、食後は旅番組の録画をダラダラ視る。何とか乾いた洗濯物を畳んで収納する。

 雲行きが怪しい。雪でも降ってきそうな空だ。
 車内のお供は夏川草介さんの「本を守ろうとする猫の話」(小学館文庫)。
 帯には「お前は、ただの物知りになりたいのか?『神様のカルテ』著者が送る、21世紀版『銀河鉄道の夜』!世界35か国以上で翻訳出版!愛され続けて記録的ロングセラー」とある。「神様のカルテ」シリーズは全て読み、映画も観た。では、と手に取った。読み始めたら急に眠くなりウトウト。あっという間に病院最寄り駅に到着。
 早くも雨が降り出した。ホテルでお籠もりが正解だ。

 荷物を片付けてから7階のダブルルームでのんびり幕の内弁当を頂き、母にMeet通話を終えてからゆっくり岩盤浴で身体を温め、温泉で手足を伸ばした。どちらもほぼ貸切。

 さぁ、いざ明日からはドセタキセル+フェスゴ、好中球低下防止のジーラスタボディポッドの治療開始だ。そして、一応人生に一回切りの遺伝子パネル検査(リキッドバイオプシー)にもトライ。
 閏年の3月初日は、再発治療の最初に使った人生初の抗がん剤の力をもう一度借りる、忘れられない1日になりそうだ。
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